某大手印刷会社系の会社を打ち合わせのために訪問。 通された部屋は、この会社を紹介してくれた国立大学の先生の研究室の看板がかかっていた。ここのフロアー全体が、産学協同研究のセンターだそうで、その中の各部屋が共同研究のための研究室として割り振られているそうだ。 要素研究などをしている研究室には、それなりに実験設備なども導入されているとのことだ。 こういう産学研究スタイルをみると、なんだかとてもうらやましい限りだ。 最近は、大学の研究室も、いろいろなところに進出していて、はやりのビルのなかに突然研究室が現れたりする。 一方で、企業のレベルにもよるが、中小の場合、基本的にR&DのRとDの区別がついていない会社も多く、名前は研究部門となっていても、やってることは、開発行為だというパターンも多い。 結局のところ経営資源としてR&Dの位置づけや配分を考える以前に、研究開発という名前が一人歩きしているだけという感じだろう。 研究をするには、やはりそれなりの基盤が必要ということを再認識した。