今日は、企業展示のセッションがないので、午前中のセッション二つに参加することができた。 しかし、どの発表も、研究テーマそのものに、どうも独創性がないというか、無理が有る。 xxにおけるyyのなんちゃらみたいなのが実に多い。 それで、xxとyyが関連される必然性が弱く、結局のところ目新しさをもとめて、無理矢理xxとyyをくっつけているようにしか思えない。 シンプルな特許(ある意味強い特許)がとれないで、請求項をやたら付け加えて、特定条件下でどうにか特許にしちゃう傾向と、なんかとても同じ臭いがする。 論文では、結局他との差別化を求められるのと同時に、はやりというかトレンドがあるので、はやりものに何かをつけて、ある分野では、この例はないということで、差別化をするわけだ。 ここで、学部生とか修士生の研究テーマというのは、指導教授が授ける事が多いだろうから、こういう非独創的な陳腐な発想は、その指導教授の性質が現れているのだろうな。 実際、同じ研究室の発表だと、xxなりyyなりの片方は、みんな同じか近いということが、見て取れる。 こういう状況は、なんかとても将来に不安を覚えるな。