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2010-04-15 Public or Private

_ [仕事] Public or Private

  同じ業種で同じような社歴の二つの会社の創業、経営責任者に個別にお会いする。 両社とも業界を代表する製品を市場にだし、ブランドを確立した企業だが、片方は公開企業となり成長を続け、片方は創業時から変わらず個人経営を続け、縮退傾向にある市場で苦戦をしている。 

  お会いしたお二方は、年齢も近く両者ともとっくにリタイアしていて良いお歳だ。 公開企業のほうは、創業者は会長職にあり、実際に経営は世代交代をしているが、もう一社は事業継承に頭を悩ませている。

 お会いして、判るのはガバナンスや企業価値に対して、公開企業の方は当然のごとく、現在の一般的な価値観を備えられているが、個人経営の方は、やはり会社=私物という感覚だ。

  未上場企業でも、それなりの規模の事業をされているところは、コンプライアンスやガバナンスに対する意識はあるが、個人経営のオーナーカンパニーの場合、著しくこれに欠ける。 

  こういう意識は、上場企業だからそなわるのではなく、経営者の資質に依存するところが大きい気がする。 とくに、そこそこに長年個人経営で事業継続してきたような会社は、ある意味TOPの器が成長の限界をつくり、そのことに気がつかないまま、時代の変化に飲み込まれて行くのではないだうろか?  そのような企業のステークスホルダーには、普通はオーナーが支配的株主なので、顧客、従業員がステークスホルダーとなる。 ここで、果たして経営者は、これらに対する責任意識をどこまで持っているのだろうか? どうも、会社=私物な人は、従業員も顧客も俺のモノ的思考が強いのではと、感じてしまった。


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