午後に成田から上海に移動。 上海からさらに車で2時間かけて蘇州の同里に移動し投宿。 同里に来るのは三回目で、最初はピュアに上海からの日帰り旅行で水郷の同里を楽しんだけど、前回と今回は中国の電子機器製造工場の見学というか視察。 逆に、前回と今回は同里に宿泊で、それなりのホテルなので、宿は快適。 でも、TwitterとFacebookは、フィルタされていて、VPNでも通らない...orz
まぁ、中国もかれこれ過去20年近くいろいろいな所を仕事で旅しているので、こういう都会というか大都市に近いところでは、とりあえず安心感があって、お気楽。
たまたま、先週村上春樹の雨天炎天というギリシャとトルコの旅行記を読んでいたのだけど、あの内容と比較したらここは天国だ。 それにしても、彼の旅行エッセイって、絶対的に読んだ人がその場所に行きたく無くなる書きぶり。 それだけじゃなくて、トルコやイタリアとかギリシャにの人や社会に対する表現も、きっと政府観光局とかの人が読んだら訴追してもおかしくない感じに楽しい酷評がならんでいる。 大抵の場合、酷評したあとに、それなりに肯定的な評価があるし、その評価が極めて主観的私感や限定的制約という前提にあることが書かれているけれど、どうみてもそれって文筆家の社会適応的記述でしょって感じで、直感的にはあれを読んでトルコやギリシャに行ってみたいという人は減る事はあっても、増えることはない感じなのがおかしい。
僕も、中国を何十都市と旅していて、もし文才があったら旅行記の一つも書いちゃうかもれしないけれど、その場合もきっと他人からみれば、えっーーーそなとこ行きたくない って事がメインだったりするかも。 要するに、旅っていのうは、みんなそれなりに、大手をふってここは良いところですよって言えない変化があるから、楽しいんだろうな。 やれやれ。