僕が進めているIEEE802.11aiは、無線LANの認証接続を高速にすることが目的で、IPアドレスの設定などのネットワーク上位層のセットアップの最適化等が大きく関連するクロスレイヤーな領域だ。
先週のIEEE802 Plenaryのあと、カナダで開催されているIETFでは、IEEE802.11aiに参加しているメンバーが、IETFで関係しそうなWGのアクティブメンバーと協議を開始したようで、その報告等がMLに上がって来ている。
欧米の企業は、標準化活動を戦略的に行なっており、チームのメンバーがIEEEだけでなくIETFやWi-Fi Allianceにも、参加しているので、こういう動きが速い。 日本では、どうも縦割りなのか、こういう網羅的取り組みがないのは、あきらかに戦略、戦術の差だろう。
いづれにしても、IETFで11aiとのLiaison workが始りつつ有る事は、とても嬉しい展開だ。