総務省のICT国際標準化推進会議に参加。 今回から、IEEE802.11関係も標準化推進するテーマの一つに加えられたので、現状の報告と今後の予定などを説明する。
この会議は、民間企業を中心にした委員構成で、総務省の関係部局も参加し、標準化の在り方に関する意見交換を行なうもので、座長がSFCのM先生なので結構ストレートな話がされたのが印象的。
席上、IEEE802.11aiのチェアの視点から見る、日本関係者と欧米企業との差異について、発言させていただいた。 それは、学術研究者や公的研究所の研究員が大量に参加しているのは、日本と韓国の特長であることと、日系企業は、情報収集の域に留まる事が多く、能動的にチームで戦略をもって標準化に取り組んでいない点だ。
これに対して、外資大手計算機メーカーの日本法人の方から、企業の経営層に対して、標準化戦略の重要性やメリットを啓蒙する事も必要という意見があった。
まさに、この通りなんだけど、果たしてそれが理解できる会社は、どのくらいあるんだろうか? ....