某研究機関で、無線LANなどのお話をする。 ディスカッションしている人達とは、結構古い付き合いで、中には元部下もいたりする。
ネタ的には、新世代ネットワークなんだけど、やはり話をすればするほど、新世代ネットワークって、End to End/ Stupid Network. / Autonomus deployment というピュアなインターネットの姿に戻そうって話に帰結しちゃう。
通信のプリミティブは、通信の相手と自分のIDが自明であり、そのIDにユニーク性が担保されている事だ。 ここで、電話網の様に神様のいる通信網ならば、経路は神様が知っていれば良い。 しかし、自律分散網では、神様がいないんだから、経路情報が必要となるけれど、それ以上でも以下でもない。 つまり、ユニークなIDと経路情報さえ有れば,通信はできるのに、ひたすら複雑化したインターネットでは、いろなんことを気にして、いろんな制約が増えただけだろう。 だから、もういちどピュアなインターネットに戻ろうよってのが、じつは新世代ネットワークだったりしないだろうか?