参加しているITRCでは、昨日も、「異分野の融合領域の研究は、なかなかその評価を得るのが厳しい。」というのテーマが話題になったけど、今日はその一つの解が示されたような気がする。
今日は、記念シンポジウムということで、公立はこだて未来大学、札幌市立大学、国立 室蘭工業大学の三大学の学長先生が揃って講演をしてくださった。 地方の大学だからこそ出来る様々な取り組みの話が、とても刺激的で面白かった。
中でも、札幌市立大学が、看護学校と高専が統合されてできた大学である事を活かして、デザインと看護の融合プロジェクトを沢山行なっており、その紹介があったのだが、看護とデザインという異領域の融合を、地域の状況分析から進めており、とても魅力的だった。
いくつかの個別なプロジェクトではなく、大学としての取り組みとして、多くのプロジェクトができるようにマネージメントしている経営手法に感心させられた。
それにしても、併設している企業展示に来ている人間の仕事に対する積極性の無さには、呆れ果てた。 結局、仕事に対して指示されたからやる、仕事だから出張するというのでは、なにも成果は上がらないだろう。 そもそも、何のためにとか何を得ようとかいう、目的意識を持たない仕事の仕方が蔓延ってるのが、大きな問題だろう。