えらく久しぶりに、日本の老舗、大手VCの人と打合せ。 ここの米国子会社のCEOとは旧知で、ここが投資した先の会社と結構仕事で関係したり、投資予定先についての意見を聞かれたりというつき合いが続いてる。
今日は、たまたま彼らが投資した先と、僕の知り合いの会社の製品が協業性が高いということで、意見交換。 彼らの投資した先の日本法人の責任者の方は、ちょうど就任したばかりなのだけど、話をしたら随分と共通の知人がいてびっくり。
日本の投資環境って一度でも失敗した人は、なかなか再チャレンジを許されないし、起業してもコピー機一台リースするにも、社長の個人連帯保証が必要だったりで、株式会社でも結局のところ有限責任というのは絵に描いた餅のようだという話になった。
オリンパスの件をみてもそうだが、再チャレンジがなかなか出来ない一つの理由は、集団無責任で、物事の責任を明確にし、失敗は失敗として総括するということを避けているからではないだろうか?
善くも悪くも、物事を白黒つければ、ある意味リセットされて再チャレンジが出来るのに、責任を取らない、取らせないで曖昧模糊にしているのが、問題かもしれない。