9月にIEEE802の会合を沖縄で行なった時に、大変お世話になったコンベンションセンターの方が来社し、3ヶ月ぶりの再会。 諸々の行きがかりからLA的な立場に急遽なってしまい、ドタバタしながらなんか乗り切った事も、今となっては良い想い出だ。 それにしても、急な展開のなかで、メールと電話でやりとりで準備を進め、無事に一週間の国際会議を行なったことは、とても良い経験になったし、そのなかで協業した仲間的な意識があって、とても今日の再会は嬉しかった。
そんなわけで、夜はスタッフの人と一献したのだが、話題はどうしても沖縄の文化や習慣の話になる。 僕にとっては、本土で地方の人に昔話や歴史的な話を聞くのと違い、圧倒的に背景が違う。 聞けば聞く程、琉球王朝っていうのは、中国に近い。 今日ご一緒した方の義母は、琉球舞踊の有名な方だそうで、そのあたり話や、清明祭の話などとても面白かった。
いつも思うのだけど、東京で生まれ育った僕には、家や地域に伝わる歴史というのが、とても浅い。 江戸っ子だとか江戸文化なんていったところで、400年ちょっとなわけだ。 東京在住の人で、我が家系はなんていう話が出来るの人は、いまでいう地方の出身だけど、その本流の栄えし頃に東京なんて何も無かったのだ。 だから、地方に行った時に地方の人の語るお国自慢のような深さがとても羨ましいわけだ。 これが、沖縄の人に至っては、もう次元が違うくらい深いし、その郷土愛の強さも格別で、外国人と自国について語っているのと限りなく同じなのだ。
とにもかくにも、今年のIEEE開催を一緒に乗り切ったことで、とても素晴らしい縁ができたので、僕にとってはなんか沖縄がとても身近になった。
沖縄の人と待ち合わせでソニービルの前に居たら、今年はのクリスマスイルミネーションは、VRだった。 ディスプレイに向ってカメラを向けると、カメラと顔を認識してそこにマークが出る。 こういうのもどんどん進んで来てるけど、生活サービスへのつなげ方が今ひとつなところがあるな。