昨日、ある人のスピーチを聞いたのだが、そのなかで使われた用語が、もう一昔前に皆がよく使っていたものだった。 その用語事態は、いまやかなり一般的に使われているのだが、ことさらその用語が新たなキーワードだぞ的な脈路は、いささか疑問だった。
技術の世界でもよくあるのだが、なにかトレドな言葉というのは、それ事態が一人歩きするようで、どう考えてもその言葉の本質を知らないで、ただその言葉を使ってみたかっただけ的な話には、よく遭遇する。
これって、元々内容や用途をきちんと理解している人の間では、適切な用語なんだけど、それを知らないひとには、バズワードになってしまうということかもしれない。 技術用語に限らず、経済用語とか経営戦略的な用語とかでも、こういうのは結構あって、面白いのはバズワードにしてしまう人の方が、時間的に一周遅れで使っていたりする。 早期に飛びついて意味もわからず、あるいは本当に未だ意味が確立していないバスワードな時に使うならまだしも、もうある程度その意味や定義がちゃんと定まったものを、一周遅れの人があたかも凄い用語を知ってます的に使う話っていうのは、かなり痛い。