最近はアマチュア無線が本業っぽい知人のS夫妻と、昔彼と同じ大手通信機器メーカーで広報をされていたK夫妻らと、代々木上原で鮟鱇とふぐ。
ついこ先日S夫妻は、アマチュア無線のためにジャージー島に行っていたので、そのお土産話を聞きながら、日本酒と鍋で盛り上がる。
それにしても、今日ご一緒した御両名が世界最大のインターネット通信機器メーカーに勤務していたお陰で、当時僕の会社はとてもインターネットの革新的な部分で知名度もできたし、大きなつながりができた。
当時、ルートは研究開発型のデザインハウスだったのだけど、自社開発したスペクトラム拡散無線機をインターネットコアな人達とともに、無線ルーターという製品にし、全国の自治体などで利用していただいた。 この時、SさんにはN+Iの出展ブースを提供いただいたり、一緒に全国行脚してもらったりしたし、Kさんには会社の広報担当を教育してもらって、そなりにニュースリリースなどが発せれるようになった。
この時の彼らの会社は、インターネットという文化を広げることが使命であるという感じで、個別の製品の宣伝などよりも、市場の啓蒙を第一人者とて展開していて、僕らみたいな小さな会社でも、おなじ目的ならば大きな心で支援をしてくれていた。
コンサルタントやソリューションビジネスというのを、まさに先駆的にしかけて市場形成をしていたわけだ。 これは、もう典型的なブルーオーシャン戦略企業だった。 市場がコモディティ化する時,ブルーオーシャンもレッドオーシャンになってしまうけど、それでもビックフィッシュはそれなり生き残る。 これに対して、最初からレッドオーシャンで価格による差別化等で生きて来た会社は、そこが完全に酸欠状態になった時には、どうやって広大で新鮮な市場に出て行けるのかは、とても難しいけど考えてみたいテーマだ。