元部下と一献。 彼は、エンジニアでそろそろ40になるけれど、基本的に開発が好きで、現役でコードや回路開発をするのが楽しいというタイプ。 しかし、日本だとある程度の年齢になると、ジェネラリストとしてマネージメント等の職能を求められるので、そういう意味では岐路にたっている。
そもそも、ジョブディスクリプションを明確にしない事が多い日本では、就労後にプログラミングやネットワーク技術を習得する人達が多いけど、コアな開発やスーパーエンジニアは、子供の頃からのオタク系が、やはり頼りになる。 しかし、年齢を重ねた時に、ジェネラリストに転身するのは、オタク系は苦手のようだ。 そこで、こういう人達をスペシャリストとしてみた職能の評価をきちんとして、組織の中でそれに見合った配置をどうするかが、技術系会社の組織運営では求められる。
もちろん、中には自称スペシャリストで、年齢を重ねる時に新しい技術習得を怠ったり、昔の技術に固執したりするタイプもいるので、ちゃんと評価してスペシャリストとして専門分野に特化できるのは、限られた人になる。
組織運営的には、こういう技術系スペシャリストと事務系スペシャリストをマッチングして、マクロバランスに配慮して両輪にする事が理想なのだろうと、ほろ酔いのなかでぼんやりと考えていた。