今日の午後は、マルチメディア推進フォーラムで、IEEE802•11aiついての講演。ドラフトの詰めになって、大分仕組みがまとまってきたので、すこし技術的に突っ込んだ解説もさせてもらった。
それにしても、このフォーラムに登壇するのは、実に11年ぶりだったりする。前回は、MISの時で、この間に無線LANを取り巻く環境は、本当に激変したなと改めて思いながら話をした。
こういう有償のセミナーは最近はどうなんだろうと思っていたけど、長年継続しているところは、さすがにどこもそれなりに集客しているようだ。まぁ、雑誌やネットニュースに流れてくる情報というのは、あまりに表層的なので、こういうところではお客さんは、現場というかリアルな話を期待していると思って、僕はなるべく具体的な話をするようにしている。
ところが、シンクタンク系の人とかの講演は、どうしても収集した情報を整理してコメントするのが多く、あまり自分がコミットした内容が無いことも多い。こういう話の怖いところは、現場を知ってる人には、当たり前だったり目新しく無かったりすることでも、経営層とかだとそれが判らないので、鵜呑みにする人も多い。その結果、ここで得た表層的な知識を、そのまま自社に持ち帰って、なんらかの再発信をしてしまうことだ。
なので、自称業界通のシンクタンクやコンサルタントの話を聞いてると、映画の台詞じゃないけど、ビジネスや技術革新は、会議室じゃくなく現場で起こっているんですよと言いたくなるこが多々有るなと、今日もちょっと感じてしまった。
夜は、日本橋の鰻屋で会食、最初の鰻ざくだけ写真とったけど、もうあとはすっかり忘れてしまったので、写真はなし。