今日は、先週に続いて集落(班)の共同作業で、春の道作り。 これは、集落内の道路の整備で、春は主に側溝に溜まった枯れ葉を取り除いたり、ちょっとした修復が必要な箇所を修繕したりする作業を行なう。 例年通り、朝八時から2時間弱の作業をしたあと、公民館で茶話会となるのだが、今回は班(集落の自治単位)の臨時総会があった。
ここの、上小倉班は、登記上は65世帯くらいなのだが、実質に定住しているの40世帯くらいで、役員は2年任期で変わる。ここ数年、市役所に勤務している人とかが中心になって、各種規約の見直しと整備を進めてきて、今年の三月の定時総会で、その規約が採択されて四月から執行された。
今日は、その規約に沿って招集された臨時総会で、議長も規約に沿って選任され、以前班長を務めた方が議長となった。この方は、この春まで会社務めをされていたこともあり、議事の進めた方などは、さすがに会議慣れしていて、旧い田舎の寄り合いのイメージにあるような、まぁそこんとこはよしなにって感じではない。
今日の議題は、コイン精米などの普及により利用者が減ってしまった班の共有財産となっている精米所の運営についてだった。この精米所は、3月の定時総会で、精米所の利用者からの利用料収入による特別会計では運営継続ができないことから5月で廃止することで一旦議決された。5月以降は、高齢で自動車の運転が出来ない人で、コイン精米にひとりで行けない人については、班の役員さんが定期的にコイン精米所まで送迎することになっていた。
今回は、この既に決定していた事について、新たな提案として集落の有志らで進めている小梅の加工品販売のグループが、精米所の敷地内の空間を物置として一部利用することの変わりに、運営費の不足分を負担することで、引き続き精米所を維持したいという提案があった。
いくつかの質疑があったあと、裁決をした結果、この有志からの申し出が承諾されたのだが、Robert's rule of orderほどではないが、きちんと議事が運営され、裁決して物事を決めるという文化がしっかり地域に根付いてるのは、なにかとても参加していて気持ちがよかった。
元町議会議員の方とか、年配の方も沢山いるのだが、阿吽の呼吸に任せるのではなくて、ちゃんと議長の議事進行を見守って、へんな茶々を入れないところは、この集落の人達の良さだなと再認識した。
こんな話を書いていたら、今日投開票だった福島県郡山市の市長選挙で、旧知な品川萬里さんが当選されたというニュースが入ってきた。品川さんは、ITU協会の理事長をされていた頃に知り合って、地域情報化や標準化の世界で、いろいろと指導してもらっていた。地方自治体の市長選挙は、数年前に山梨県の某市で嫌な想い出があったけど、今回はGood Newsだ。