午前中、関東総合通信局にいって、関連会社から頼まれてた電気通信事業の届け出をする。僕が、十数年前に電気通信事業を手掛けた時は、まだ一種・二種という事業区分があった時代。しかも、どういうわけかひょんなことから一種事業者でということになったこともあり、その設置申請は結構大変だった。設置許可は、総務大臣から直接頂いた。
もっとも、一種になったことで、公益特権があったのだが、それによって展開しようとした公衆無線LANの駅への設置は、結局は大臣諮問を答申が覆すという紛争処理裁定となったので、特権のメリットは無かった。いまでは、考えられないけど、あの頃は無線LANの社会的認知も違っていた。
そんなわけで、その後の事業休止とか事業廃止も、一種なりの手続きを踏んだ。お陰で、立法以来恐らく唯一の第一種電気通信事業者の設置・休止・廃止の三つの許可書を持っていたりする。
これに対して、今回の届け出は、それなりに慎重に検討するべき要因はあったけど、基本は届け出なので、必要な書類の量も手続きもまったく比較にならない。
もちろん、一種と二種の違いはあるとはいえ、当時は二種だってそこそこに手間はかかった。なので、この十数年間で通信事業の自由化は本当に進んだなというのを、今日はつくづく実感させられた。ここに至るまでの、関係者の努力には、敬意を表さずにはいられない。
午後は、某研究機構で打ち合わせのあと、新宿事務所で月末な事務仕事をして、山梨に戻る。
やはり、風邪の微熱が収まらなくて、どうも調子が悪い。