携帯各社のつながりやすさとか、速度比較とかが、頻繁にネットで記事になっている。これって、確かに面白いけど、どのくらい意味があるんだろう。
というのは、まず第一にこれらのデータは、あくまでその測定時点の特異解でしかない。各社は、日々相当な増局や基地局の配置改善をしているし、バンドの拡張もある。となると、今日の結果の有効期限はかなり短いわけだ。
もう一つは、測定データの環境依存性だ。僕は、複数社の端末を実際使っているんだけど、全てのキャリアが極端に遅いとか、つながらないという場所は、経験的に生活範囲ではまずない。多くの場合は、A社は入るのに、B社は入らないというパターンだ。特に、都心の店舗の中などでは、こういうことが結構多い。
というわけで、結局のところ業務上必要で、可用性を追求するとなると、複数キャリアの端末を持ち歩く事が、一番良い気がする。そうはいっても、コスト負担はあるので、せめて会社支給の業務端末と個人使用の端末は、違うキャリアにするとか、タブレットとスマフォでキャリアを変えるのが現実的だろう。
今日は、 久しぶりに深夜のテレカンに参加するのと、書類作成でカンヅメ泊。
朝は、Wi-Fi AllianceのAutomobile MSTGのテレカンに参加。知り合いがバイスチェアのお仕事である出席のロールコールをしていた。Wi-Fi Allianceは、会社単位で投票権なのでロールコールが欠かせないのだが、聞いていると一応、返事がない場合には、三回まで呼んでいる。英語で名前を呼びながら出席をとるの聞いてたら、Lauryn HillのMiss Educationの出だしを思い出しちゃった。懐かしいな...
午後は、台風の雨のなか、実に数年ぶりに幕張で開催されているCEATECに行った。CEATECも久しぶりだけど、海浜幕張も二年以上きていないかったら、駅のフードコートとかが綺麗になっていてびっくり。
それにしても、CEATECも、昔から比べると本当に寂しくなったな。いまは、データシートとかは、ネットで手に入るし、展示会が最新の情報を得る場所でもないので、歴史の必然ではあるな。でも、目に見たら感じるものというのも、まだあるにはある。今回は、目的の部品の実装を確認できたので、満足して、早めに東京に戻った。
夜は、来日中のIEEE-SAの事務局長やディレクター、いもつお世話になっているIEEE802.11WGチェアらと会食。ご招待いただいたのは、北大路赤坂茶寮という、個室中心の和食レストラン。
場所といい名前といい、魯山人の星岡茶寮との関連でもあるのかなと思わせぶりだけど、どうも関係ないらしい。
IEEE-SAの幹部は、数年に一度は来日して、関係省庁や経団連、国内の標準化団体等を訪問して、活動の領域を広げる努力をしている。前回は、ちょうど僕は、出張中で日本で会えなかったのだが、その時にも戦略的な話を随分と事前にテレカンでしたのだが、彼らはその発言等も良く覚えていてくれて、今日もなかなか濃い話ができた。
こういう、戦略的なアウトリーチを定期的に組織として続けているのが、そのプレゼンスの成長と維持にとても貢献しているんだろうなと感じる。
それにしても、802.11WGのチェアと日本酒飲んだのは、初めてかもしれない。次の会合の時には、お土産を持っていってあげよう。
香港の地下鉄や空港内の電車内を常時監視をするCCTVを導入するために、電車を常時ネットワーク接続する仕組みとして、無線LANとモバイルIPの組み合わせに寄るシステムを導入してから、10年近くになる。
この技術は、13年も前に開発したものなのに、未だにこういうシステムができないかとか、あるいは似て非なるものを導入して問題が発生し、どうしたら良いかなんていう相談が後を絶たない。
今日も、香港のシステムを導入した時のパートナーであるSIerが来日して、なんとかもう一度製品化をして、中国とシンガポールの案件に導入できないかとのこと。
僕は、もう商品企画をして、製品を製造する立場にないし、そういう小回りの効くチームを持っていないので、残念ながらいつも進まない。かつて、このシステムは、香港の地下鉄以外にも、国土交通省などにも導入させてもらったけど、なぜか未だにちゃんと動くシステムが他から出て来ない。
思うに、いまは本当に無線機をスクラッチから開発出来る会社がいないいからかもしれない。特に、モバイルIPのような上位のネットワークや情報処理系と無線の下位層の技術の両方に関係する人は少ない。この結果として、既存の無線LANならべてこんなこと出来ましたレベルで、進化がないのかもしれない。
ハードウェアのモジュール化と標準化により、開発技術社も本質の判る人と、上辺だけの人に、どんどん二極化してきてる気がする。
午後は、某協議会の新しい事務所で打ちあわせ。 どこかで、聞いたビルの名前だなと思ったら、なんと元部下がゴルフ用品のネット通販の会社をやっている事務所と同じ、しかも会議室は同じフロアだったりで、まったく不思議なもんだ。協議会の人は、ゴルフをやる人が多いので、帰りに紹介したら、さっそく大先輩がポールを購入していた。
ルートで採用して,長年事務をしてくれていた方が、今月で定年退職となるので、今日は久しぶりにルートのOB/OGも集まって送別会。経営統合した今の会社には、もう十人くらいしか残っていないのだが、転職したり先に定年した先輩等も来られて盛会だった。
今日の主役の彼女は、ぼくらのお母さん的な存在で、彼女の定年退職を聞いたグループ会社の人からは、「真野さん これから大丈夫ですか?」って言われる。これって「僕、お母さん居なくなるけど、ちゃんと1人でお仕事できる?」ていうことだ。なので、気丈にも「うん、大丈夫!!」と応えてはいるけど、ちと不安。
ルートという会社は、社歴は若かったけど、幸いにも僕が尊敬する先輩諸氏が、定年年齢になる前の数年間に、とても多くの仕事を指導的にしてくれた。そんなわけで、こうして誰かの定年退職をお祝いすることも、かれこれ、もう片手以上している。
送別会というのは、異動、転職等いろいろあるけど、定年退職を迎える方の送別会というのは、なにかハッピーエンドでいいなぁ。
IEEE802の国際会議でいつも顔をあわせる知人が、明日富士見で開催されるMTBのイベントに来るというので、今日は迎撃BBQ。
朝、甲府の駅で、東京と横浜方面から来た、2人と合流して、食材等を購入して、昼過ぎからまたりと準備。
今日は、各自一品持ち寄りということで、滋賀出身の知人が、鮒寿司と鯖のへしこ、関西から車で来た知人が柿の葉鮨を持参。お酒も、もう1人のメンバーが無濾過で有名な王禄を一升。
これに、近所のスーパーで買った、白子とかサンマを加えて、中庭で七輪で焼きながらのスタート。
鮒寿司は、前から一度ちゃんとしたのを食べてみたかったのだけど、これは最高にお酒に合う。へしこも大根に挟んでたべたら、カラスミのようで美味しい。
和なテイストからスタートして、そのあとは石窯ピザとローストビーフとひたすら飲んで食べる。こちらも、自家製のアンチョピやらベーコンで、アミノ酸にお世話になった系の具材。
お酒も、王碌のほかに、地元の青煌を空けて、さらにIEEE802の沖縄でもらった泡盛、最後はカクテルと結構空けた。
と言う訳で,今日は発酵食品三昧なBBQだった。
さすがに,昨夜は飲み過ぎたけど、とりあえず朝の味噌汁で胃のケア。
MTBのイベントに参加する知人は、早朝に出発したので、残る3人でまずはたかねの湯で、体内のアルコールを一次蒸留処理。
地元の青煌の武の井酒蔵さんは、日曜日でお休みだったけど、ちょこっとチラ見。
その後、久しぶりに長坂の翁で蕎麦。店のなかに青煌と王碌という、昨夜飲んだ酒が並んでたけど、車なので今日は我慢。
お昼を食べたあとは、台場宿の七賢と金精軒でお土産を買ったりしたあと、折角なので白州のサントリーも見学。今日は、発酵の初日の樽が覗けたんだけど、まぁ発酵の力の凄さをまざまざと見せつけられた。
なんだかんだ、今日も発酵食品な日だった。
午前中は、某公募案件の書類作成の下準備。こういう作業は、東京より山梨のほうが捗るなといつも思う。
午後東京に行く前に、Sunny Fieldで2鞍。やはり、間が空いていないと、体もそこそこに覚えてくれてるので、なんとなく今日は良かった。 今日は、GoProを持ってきて、馬場の横に仕掛けたんだけど、どうもiPhoneからのリモコン操作が駄目だったみたいで、まったく撮れてなかった.....orz
夕方、新宿で事務処理をしたあと、新橋にある元酒屋で知人らと会食。ここは、昨日遊びに行った白州の七賢の蔵元が直営しているレストラン。昨日は、ドライバーで飲めなかったので、今日はしっかりいただきました。
とあるネットでのLTEの比較という記事で、LTEとWi-MAXについて、「同じような条件下で、理論上はLTEのほうが速い」と書いてあった。
最近のつながり易さ比較のような、使ってみたらこうだったという記事ならば、そこにはいろいろな誤差が含まれるので、なんのことはないのだが、こういう技術解説記事で、原理原則をはき違えた記事をみると、日本の無線技術に対する層の薄さを感じてしまう。
"同じような条件下で、理論上"というのは、チャンネル間干渉だとか、ガードタイムの精度とかいう細かい話は置いといて、原理原則に乗っ取ってという意味だろう。(理論上とまで書いてあるし)
元の記事では、FDD vs TDDな比較として書いてあるので、これはそのまま、理論上はFDDのほうがTDDより早いということになる。
通信の原理原則でいけば、通信速度は、帯域幅とS/Nで決まるわけで、同じ帯域幅に対する効率としては、FDDではガードバンド、TDDではガードタイムが大きな影響を与える。しかし、これは理論上は、どちらも決定的な差異はない。つまり、"同じような条件下で、理論上"なら、TDDもFDDも差はないというのが、原理原則だ。
どうも、某経済新聞がたまに一面トップで掲げる技術系記事とかもそうだけど、メディアの技術記事では、こういう超基礎的な原理原則をまったく理解していないのが多い。
エネルギー保存則とか重力とか、シャノン則とかは、「標高が高くなると気圧が低くなる」とか「水より比重が重いものは沈む」みたいなもんで、最低限の常識として理解をしていてほしい。
物事を理解したり解説したりするのが上手な人というのは、物事における個々の事象固有の部分と、原理原則として普遍的な部分の区別がしっかり出来る。
これが出来ない表層的な人の記事は、永久機関が出来ちゃったり、同じ重量なのに落下速度が違っちゃたりする、スーパーイノベーションになっちゃうことが多い。
まあ、読み物としては、それはそれで楽しんだけど、こういうのが一人歩きすると、それを鵜呑みにする困ったちゃんが増えて、その修正をするという社会的非効率が生まれる。 ある意味技術に関する風評被害なわけで、こういうのは本当なんとかならんのかな...といつも思う。
僕は、人に何かを説明する時、自分の思考を整理する時に、頻繁に絵を書く。そのため、いつも鞄には、レポート用紙と鉛筆が入ってるし、打ち合わせする場所では、ホワイトボードがある事を要件としている。
パワポの資料とかで、図解する場合にも、どういう図の構成にするかとかを考える場合にも、まずはハンズフリーで紙に書いて考える事が多い。このため、レポート用紙は、いつも下書き(他人からみたら落書き)だらけ。しかも、これらからパワポとか文章に落とし込んだら、そのメモは要らない。なので、本当に書いては捨ててという使い方だった。
ところが、数ヶ月前に携帯型ホワイトボードのNUboardを買ったら、すいっかりレポート用紙の利用機会がなくなってしまった。
今日は,夕方から知人と打ち合わせで、彼は元コンサルタントなのだが、彼に言わせると、最近はパワポよりリアルタイムで図解するプレゼンが流行っているらしい。これって、まぁ板書なわけだけど、黒板持って歩けないので、まさにNUboardでのプレゼンが良いと言う訳だ。
こうなってくると、一番の問題は、僕がの字がとても汚いということだ。というわけで、ニッペンの美子ちゃんに入らないと駄目か.....
今日の午後は、東京の八重洲で、民間主催の標準化最新動向セミナー。僕を入れて計4人の講演で,IEEE802.11 系の最新動向の解説。
参加費用は、そこそこにかかるんだけど、しっかりと会場が埋まっていてビックリ。
今日の講師は、皆いつもIEEE802で一緒になる人達なんだけど、お互い自分の関係するセッションに出ていて、他のセッションの動向をじっくり聞く機会は少ないので、こういうセミナーは実は講師にとってもメリットがあったりする。
セミナーが終わったあと、ちょうど良いタイミングで別なIEEE802の参加者から、IEEE802.11WGのチェアが、上部組織であるIEEE-SAのプレジデントに選挙で選ばれたというニュースが入ってきた。数多あるIEEEの標準のなかでも、やはりIEEE802は勢いがある感じがする。
朝、畑に行ったら、最近の日照り続きで、大根とカブのかなりの部分が枯れてしまっていた。陽当たりの良く無い畝は幸いになんとか平気だった。
その分、いまになって、オクラ、トマト、モロッコインゲン、茄子、ピーマン、ししとうなどが、いきなり収量満開になっている。なんだかなぁ...
昼にFaceBookを見てたら、八ヶ岳の温泉に居るという投稿をした知人に、共通の知人がコメント。お二方も八ヶ岳山麓に別荘をお持ちで、たまに八ヶ岳ネタを交換している。
ちょうど、このコメントをした方とは、久しぶりに再会をしようという話しを一月くらい前にしたところだったので、都合を伺ったら今日こちらに向うとの事。
そんなわけで、途中拙宅に寄っていただき、久しぶりの再会と食事。彼とは、数年前にある案件でいろいろと検討をしてもらった。互いに、ちょうど新しい仕事にも取り組んでることもあり、久しぶりの情報交換がフレッシュだった。残念ながら、今夜はご自身の別荘に車で向う途中とのことで、アルコール無しだったけど、次はぜひゆっくりとということで、今夜は散会。
僕は、ビールを飲んだけど、食後にちっと物足りなくて、この前シアトルで仕入れた1982年のポートを空けてみた。さすがにチョコレートブティックの名門だけあって、まろやかな舌触り。でも、この甘さは、本当に一杯が限度かも。
5月以降草刈りの出来なかった、柿畑に行ったら、もう絶対無理な感じに草が.....
とりあえず、農道の側面だけ刈ってみたけど、もうこの時期だったら冬枯れするまで暫く待ったほうが良いだろうという言い訳を見つけて、あっさり退散。
今夜あたりから涼しくなるらしいので、異常気象のお陰で、枯れてしまった大根とカブを、駄目もとで播種。しかし、この時期から蒔いてもきっと駄目だろうな。
夕方、早めに温泉に入って、この時期になって供給過多になった、秋茄子とシシトウを七輪で焼いて楽しむ。秋茄子は嫁に食わすなと言うけど、本当に水々しくて美味しい。
連休中だけど、東京での会議に参加するため、朝の特急かいじで東京に行く。これは、普段は甲府7時8分発、新宿9時4分着なんだけど、休日は甲府発7時1分発、新宿8時58分着と、なぜかちょっとだけ早い。
それでも、都内での9時からの会議には、間に合わないのが、新幹線のない甲府の悲しいところだ。せめて、朝のかいじ号があと30分早いのがあれば、通勤だって出来るのに.....
予定の会議は10時から小1時間で無事終了して、そのまま11時30分発のかいじ号で、再び甲府に1時ちょっとに到着したので、市内の蓬莱で昼食を食べた後、一宮御坂近くにあるアルプスワインに行って、ワインを数本。
ここは、信頼する知人がいまや中の人なので、安心して選択できる。なんどか飲んだ事のある、アサンブラージュの2011,2012の他、おすすめの白なども購入。これで、当面の家のみワインは、確保できたかな。
今朝、東京に行く前に一鞍だけ騎乗。さすがに、間を空けていないので、軽駆足のリズムとかは大分馴染んできた感覚が自分でも判る。
朝一番だと、騎乗前に馬装して、騎乗した後に馬装を解いて馬房に馬を戻したりしても、午後一の東京の会議に間に合うのが嬉しい。
というわけで、昼食は電車の中でとって、午後から東京で三つの打ち合わせ。最後の打ち合わせで移動している時に、道で合った営業君との会話が痛い(笑い)
「最近、 真野さんの取り組んでる関係の話を良く会議で聞くんで、xxさんに聞いたんですが、なんか良くわからなくて...」
「そんなの、今時なんだからググれば良いじゃん.」
「だって、真野さんでググると沢山でてきて、今なにやってるか判らないじゃないですか.」
おいおい、ただググればそのものズバリが出てくるわけじゃないだろう。自分で「今」というキーワード使ってんだからさ、せめて検索結果を時系列に評価するとかしないのかよと突っ込んでしまった。
グーグル先生がどんなに偉大でも、検索下手な人って、必要な情報にたどり着かないんだよね。同じ商品名を検索しても、それを購入したいと場合は、販売サイトとかを見たい訳で、「価格」というキーワードを一つ入れるだけで、結果が断然違ってくるんだけど、そういうことさえしない。
こういうのも、リテラシーの一種なんだろうか?
旧知の某通信系SI会社の副社長と久しぶりに面談と会食。彼は、もともと老舗の通信系工事会社の創業家経営者で、数年前に経営していた会社を大手企業にM&Aにより経営統合した。
経営統合された会社は、大手グループの参加で、そのトップは、日本を代表する企業経営者だ。 ということで、知人は今はその経営者の薫陶を受け、アメーバー経営を実践しているそうで、話を聞いているとなかなか凄まじいものがある。
一廉の経営者というのは、その経営に対する信念があり、そこから生まれる哲学や文化があるというのは、僕の知っている署名な経営者に皆共通している。
ベンチャー企業のトップも、当然そういう人がいて、そういう人は結局ベンチャーの枠から大きく飛躍していく。ところが、新興市場のベンチャー経営者は、以外と業務に対する拘りというか、ミクロな哲学はあるけど、マクロな大局的なところが弱い人が多い様に思える。
さらに、スタートアップなどになると、この傾向はもっと強くなって、話をしていても、直近、面前の事業の話に終止することが多い。これは、もちろん、その人のバックグランドや経歴にも大きく依存するようで、まぁ得てして場数を踏んできた人は、芯が太い。
今夜は、この知人と久しぶりに経営談義から家族の話まで、多岐の話題で楽しい会食で過せた。
12月にある研究会にデモ展示をするにあたり、予稿論文の提出について,共著者との打ち合わせのため、急遽朝浜松に行く。浜松に停まるひかり号は、1時間に一本なので、朝のひかり号は満席状態。さすが$箱路線だなぁ。しかし、こだまとかひかりこそ無線LANサービスをいれて欲しいと思うのは、病気?
静岡大学での打ち合わせの前に、ロビーでテレカンに参加していたら、一昨日打ち合わせをした知り合いの人が入ってきた。これから僕の合う先生の隣の研究室で打ち合わせだそうだ。
こちらの打ち合わせは、小一時間で終了して、隣の研究室にご挨拶して、昼のひかりで東京に戻る。せっかくなので、駅前の鰻屋八百徳で鰻弁当をゲット。
午後は、Wi-FILS推進協議会の総会で、今回はゲストにIEEE802.11 HEW-SGのセクレタリーであるNTTの方にHEWについて講演を頂いた。先週も同じセミナーで講演を聞いたのだが、今日はもっとこじんまりしているので質疑がいろいろできてとても助かった。
協議会のあとWi-Fi AllianceやIEEE802で一緒の人が合流して懇親会。また、来週は彼らとWi-Fi Allianceに出張。
今日の昼は、旧知のインターネット業界の古株な人と、六本木のインド料理のモティでランチミーティング。この店は、そうとう古いんだけど、相変わらず流行ってる。ランチのお値段がリーズナブルというのも、一つの大きな要因かもれしない。
某研究会用の予稿集に出す論文で、相変わらずTeXと格闘したけど、結果的にどうも駄目。それでもまぁ方針がなんとかまとまって、共著の先生に助けてもらって、取りあえず初稿をコンパイル。
夜は、社外取締役をしている会社の社員と、バルで一献。今夜は、スペインナイトで、アコーディオンの生演奏を肴に楽しんだ。
そのあと、いつものお友達達と落ち合って、久しぶりに金曜日の夜のBar
。やはり、都会の金曜日の夜は、なにというわけじゃないが、淫靡だ....ww
久しぶりに、量は飲んでないけど、時間的には深酒をしてしまった。
昨夜(厳密には今朝)羽田を出発して、予定どおりフランクフルト経由で、ブリュッセルに移動。フランクフルトの乗り換えも、ブリュツセルの空港からホテルへの移動もスムーズで助かった。
ブリュッセルに来るのは、3年とちょっと振りになる。最も.前回はマストリヒトに行く途中で、ブリュッセルは、空港から列車に乗り換えるだけだった。
羽田からは、大手キャリアと電機メーカーの知人らが一緒だったのだが、フランクフルトからの便は、僕だけ1便早くて、朝の十時頃にホテルに到着。ホテルにチェックインのあと、一時間ずれて到着する知人と合流して、昼食がてら市内を散策。
Place du Grand Sablonでは、土日はアンティーク市が開かれるというので、まずはサブロン広場にいき、市場のテントをざくっと見学。もっとも、目利きができないので、ただ見てるだけ。そのあと、流行っているカフェで昼食。2人で、ムール貝を一鍋ずつ頼んだら、半端じゃなく量があったけど、美味しかったので満足。 食べ終わった後に、殻を数えたら僕のは、79個だった。
地図をみたら以外と、距離はないので、そのまま市内を歩いてホテルに変えることにしたら、ちょうど途中に 有名な小便小僧が。しかし、これは聞きしに勝るガックリ度だ。下手するとはりまや橋を凌駕するんじゃないだろうか。しかも、今日は、FBIの帽子を冠っていて、顔も見えない。これに比べたら、もうマーライオンなんて立派すぎる。
一度、ホテルにもどったあと、夜はWi-Fi Allianceでリーダーシップをとる某メーカーの方や通信事業者の方と4人で、旧市街で夕食。さすがに.昼のムール貝が強烈だったので、僕はハムだけにした。合流した方達は、当然のごとくムール貝を楽しんでいた。
それにしても、ビールが美味しい。
Wi-Fi Allianceのミーティングのリーダーシップのほとんどは、IEEE802.11のリーダーシップと兼任している。そんなわけで、Wi-Fi Alliance のミーテイングに参加していても、IEEE802.11での活動に絡む調整が結構できる。
幸い、今日はHEW-SGのセクレタリーの知人と一緒に食事や散策をした。彼には、ここ数回日本でも講演を聞かせてもらったので、僕なりにHEW-SGの状況も随分と整理できた。
そんなわけで、やはりこちらに来ているHEW-SGのチェアと話しをして、次のIEEE802.11でのちょっとした調整をさせてもらった。
やはり、標準化は政治的な性格が強いので、こういうロビーイングが結構大事なわけだ。実際、Wi-Fi の市場動向の鍵を握る、世界のリーダー達は、結局のところほぼ毎月どこかで顔を合わせているのだから、そのコミュニティで存在感がない企業は、後追いしか出来なくなる。
ブリュッセル市内で食事をしたり散策した雑感を、ちょっとまとめてみる。
とにかく、街の中にワッフル屋、チョコレート屋が沢山ある。まぁ、これは想定の範囲内なのだが、ショッピング街では、やたら靴屋が多い。しかも、時節柄なのかとにかくショーケースには男女問わずブーツが多い。街を歩いてると、たしにかブーツの女の人が多いけど、これって石畳な街並と関係あるのかしらん?
というわけで、街を歩くと、レストラン、靴屋、チョコレート屋、ワッフル屋、土産物屋で、多分83%くらいは埋まっている。しかも、靴屋の72% くらいは、ショールームにブーツを飾っているわけだ。(数字は、当社調べ)
次は,ワッフルだ、ベルギーワッフルには、四角いブリュッセル風と丸いリェージュ風があるそうで、日本とかで馴染みの深いのはリェージュ風らしい。このブリッセル風にチャレンジしたのだが、その食感は全く斬新だった。表面がとてもサクッとしていて、中軽くモチッとした感じじゃない。トッピングにメープルシロップやホイップクリームを選ばなかったせいか、とても軽くて2枚くらい食べられる感じだった。
次にレストランだけど、もう圧倒的にシーフード。しかも、まさに季節たけなわなので、ムール貝のリバティ。これは、確かに美味しいし、後を引く。でも、さすがに1人80個は多かった....orz..
食事の友は、やはりベルギービール。フルーティな香りなのに、しつこくない。穀物の発酵による味(どんなだよそれ?)って、きっとこれだなと感じる。しかも、日本の居酒屋で生ビール飲むより安い。最近、日本ではビールをあまり飲まないのだが、こっちでは美味しくてついつい飲んでしまった。痛風の人には、とてもキケンな街だ。
最後に、チョコレート屋さん。とにかく、大杉です。ブリュッセルで一日に消費される、ムール貝とチョコレートを並べると、きっと地球を何周もする感じだ。日本でも有名処のGodiva、Neuhaus、Pierre Marcoliniは、街を歩けばすぐに見つかるくらいある。
ブリュツセルといえば、芸術の都でもあり、建物や美術館なども、沢山見所はあるけど、残念ながらそれに行く時間はないし、ダイヤモンドはもともと縁が無い。アンティークショップも、少し覗いたけど、残念ながら欲しいものが無かったので、雑感といっても、まったく文化が香らないなぁ。
ちなみに、今日のジュリアン坊やは、裸だった。彼は、左利きというのも、はじめて知った。 まぁ、どうでもいいことだけどね。
TwitterやSNSのお陰て、いろいろな人の論評に触れる機会は実に増えた。そんななかで、ありがちなのに「 諸外国に比べて日本ってさ××だよね」ってフレーズ。
僕は仕事がら結構目にするのが「 諸外国に比べて日本って公衆無線LANサービスが充実していないよね」ってのがあるんだけど、僕のケースでは、日本のほうがいいんじゃない?って思うことが多い。
似たような話しで、喫煙についても「日本は、喫煙についてまだまだ規制が緩くて、受動喫煙のリスクが野放しだよね」とかもある。これも、欧州とかアメリカの東とか、東南アジアなんていったら、まったく比較にならないくらい、歩きタバコも普通だったりする。
で、何が言いたいかというと、こういう「 諸外国に比べて日本ってさ××だよね」って言う人の、諸外国ってどこよ?って突っ込みたいことが多々有るということ。お前の諸外国って、サンプル数どんだけだよと、小一時間ツッコミたくなる論評って、結構目にしません?
Wi-Fi Allianceに限らないけど、標準化のスタートは、マーケティングだ。つまり、標準化することによって、どれだけ市場が創出、成長するのかを最初に議論する。
今回は、IEEE802.11 HEW-SGからWi-Fi Allianceに対して、Use Caseをまとめてほしいというリエゾン要求があり、それに応える会議が開催された。
しかし、HEW-SGそのものが、High Efficency Wireless LANであって、かなりその想定する範囲が広いから、Use Caseは出てきても、そこから特定の技術的な課題に落とし混むのが結構大変だ。
今回、それでもとても良いなと感じたのは、議論の想定として2020年の世界を意識していることだ。これは、逆に今日現在の課題を、いじくる話ではなてく、まさに次世代な話しというわけで、HEWの方向性としてこのスタンスが決まれば良いなと感じる。
参加しているWi-Fi Allianceのメンバーミーティングでは、IEEE802.111 HEW-SGへの寄与文書を策定するグルーブが設置され、期待されるユースケースの取り纏めをしている。
IEEE802.11でもそうなんだけど、所謂キャリア系な人達が,Host Spotや屋外での3G オフロードにおける一定のQoSを実現したいというリクエストが沢山でてる。
しかしね、もともとWi-Fiのイノベーションは、ISMバンドという免許不要のゴミ箱を通信に使ったことであって、そのためベストエフォートなわけだ。極端な言い方をすれば、自律分散のベストエフォートだから今日のように普及しているわけで、それを統制されたものにするというのは、成長を止める行為にしかならないんではないかと僕は危惧している。
これって、かつてインターネットに対して、インターネットはベストエフォートだからクリティカルな用途には使えないとキャンペーンをしていた電話屋が、社会基盤として無視できなくなった途端,NGNとかいう旗印を掲げてインターネットを牛耳ろうとしたことと同じパターンじゃないだろうか?
ということは、このHEWも下手すると、 NGNみたいなクローズな世界での枕詞で終わってしまうんじゃないかなと、つくづく思うのであった。
今夜は、会議終了後、そんなキャリアの知人らと再びムール貝とビール。本当に,ビールが美味しい。
Unfortunately IEEE801.11 active peoples may be rolled up in the whirlpool of the misfortune called the injury.
One leader broke it with a ski last year.
A half year ago, the leader of another woman broke a wrist.
Another leader injured the left foot afterwards.
In addition, another engineer walks on a crutch since a couple of month ago.
And another leader who returned to this activity broke a shoulder last night in Brussels.
I believe that wireless LAN does not cause a bone fracture.
I pray for their recovery.
参加するセッションが午前中で終了したので、空港に行く前に旧市街に行って、チョコレート等を買いに出た。この前散歩した時に、ちょっと目を惹いたアンティークショップがあったんだけど、その時は休みだった。というわけで、もう一度ちょっと寄って見たら、今日は開いていた。
Sablon広場からちょっと入ったところにあるAu Cherche Midi というお店で、予想通り、19世紀くらいからのアンティークなグラスや食器専門とのこと。店主のおばさまに丁寧にいろいろと教えてもらいながら、あれやこれや見てると、全部欲しくなっちゃうけど、ぐっと我慢して19世紀後半と20世紀初頭のグラスを購入。1800年代のものは、全体的にガラスが厚くて重いのに、1900年代になると一気に薄くなる。
ホテルに戻る途中に、通り沿いの肉屋さん(charcuterie)に人が並んでいるので、何かと思ったらハムやパテをサンドイッチにしてくれて売っている。ちょうど、お昼も食べてなかったので、ハモンセラーノのサンドイッチを作ってもらって、コンビニで機械でその場で搾るオレンジジュースを買って、モネ劇場の前の広場で食べる。しかし、こういう食肉屋さん覗くと、ハムとかもあれやこれや買いたくなるんだけど、検疫があるから持ち込めないんだよね。悪魔のささやきが聞こえてしょうがないけど、これも我慢だった。orz..
昨夜のミュンヘン発成田行きは、台風の影響もなくて夕方三時半頃に成田に到着。そのまま、スカイライナーで上野に移動して、古いおつきあいの某無線機メーカーで打ち合わせたあと、新宿事務所に移動して、来週の研究会関係のテレカン。
明日は東京で法事があるので、2週続けて金曜の夜を東京で過ごすことになる。というわけで、8時からは時差調整飲み。どうしても、帰国直後は和食になることが多く、今夜も鮨屋で日本酒。
たしかに、ブリュッセルのムール貝もオイスターも美味しかったけど、閖上の赤貝なんて食べたら、やっぱ日本でしょって思っちゃう。
話は違うけど、お土産のマカロンをスーツケースに入れたの失敗だった...orz..
日照り続きで大根が枯れたあとは、連続台風の豪雨で山からの水が畑にしっかりと溜まって。まったく、今年はいったいどうなってんだろう。
お陰で、この時期なのにまだミニトマトが沢山穫れる。もっとも、既にはぜてるのも多いけど、ちょっと手前くらいのは良い感じなので、湯剥きして水煮にしておいた。
ストッカーの隅っこで、すっかり失念していたちょっと前に買った国産小麦粉を発掘。せっかくなので、フランスパン用の小麦粉とブレンドして、石窯で夕食用に焼いてみた。しかし、パケットみたいなのを沢山焼くのは、天板がない石窯だと大変ということを発見。やはり、カンパーニュみたいな大きいのをポンと置いて焼くのが一番しっくりくるな。
どうせ火を入れたならということで、今夜はビーフシチューも石窯でコトコト。以前に作った時は、ちょっと時間が足りなかったけど、今日は時間もかけたし、ダッチな鍋の効果もあって、しっかり柔らかくなった。
これからの寒い時期には、石窯シチューはありがたい。
朝一で東京に出る前に、明野で二鞍騎乗。しかし、どうも今日は今ひとつ。変に力が入っていたのか、終わった後に股関節や足の筋肉が張ってしまった。どうも、体が硬すぎる。
新宿で事務処理をしたあと、某大手電機メーカーの研究所の方々と情報交換。元々は,標準化でご一緒してる人のアレンジなんだけど、目指してる方向が近いのではということで、互いの研究や今後の展開にたいして紹介をして、意見交換。さすがに、大手さんは凄いなというような実績をみせてもらった。幸いに、抱えてる課題や取り組みでの大きな齟齬はなく、今後に向けた協議をする方向付けができて、楽しかった。
会社に戻って別な事務処理をしたあと、横浜に出て旧友と会食。食べログで調べたお店だったんだけど、なんか歓楽街の真ん中で、その筋の偉い方が食事中。外でずっとお着きの若い衆が待ってるというのは、ちょっとビビった。
参加している研究会では、大きな公的支援による研究発表もあるのだが、総じて独創性を感じるものが少ない。
確かに資金力があるので、いろいろな装置やら目新しい道具やらが、豪華に並んだり、自治体や組織を上げての大規模で華々しい実験に見える。
でも、その中のどこに新規性、独創性があるのかが見えない。しかも、標準化とかグローバル化とかのお題目があるんだけど、世界と勝負するには、あまりに稚拙な感じが否めないものも多い。
とくに、僕は無線LANの分野にいるからそう思うかもしれないけど、無線LANを使って何かやりましたという時点で、もう駄目だろ。仮に、無線LAN使って云々なら、無線LANのコアなとこまで突っ込んで欲しいけど、残念ながら表層的な使い方レベルが多い。
一番不思議なのは、テーマとなる問題に対して、それを解決するシステム要件を明確にし、そこから通信に対する要求、要件を導出し、結果として無線LANを選択したという流れが無い。つまり、目の前にある自分で使えるおもちゃでこんな事しましたでしかない。
システム要件から求めて行けば、無線方式そのものを創造するという欲求が起こったり、既存の無線通信が従来想定していなかった利用形態の創出などができるかもしれないのに、そいういう取り組みが少ない。
無線LANの最大のイノベーションは、誰でも使えるゴミ箱バンドを通信に使ったということなんだが、こういう大きなイノベーションは、フレームの転換からしか生まれない。
莫大な国費をかけて取り組む研究ならば、そういう独創性を追求してほしいとストレスを感じるのは、持たぬもののひがみなのだろうか。