ITRCも今日が最終日ということで、今回会場でのデモや無線ネットワークの提供をしてくれたグループ会社のスタッフ達と、会場近くにある牡蠣小屋で昼。
まだ、シーズンには少し早い様で、今日出されたのは、春に穫ったものを冷凍保存したものだそうだ。それでも、豪快に牡蛎、サザエ、めざし等を炭火で焼いて食べるのは、やはり美味しくて満足。
夕方に研究会の日程が全部終わって、バスで空港に移動。ここで最後のだめ押しに、広島焼きのみっちゃんで、ミックスに牡蛎をトッピング。さすがに、時間が少し早かったので、お腹が張っていて、同僚に助けてもらった。
羽田に夜九時過ぎに着いて新宿に出るのは、乗り換え案内が推奨するところだとリムジンなので、素直に従ったら首都高速で事故で二十分くらい余計にかかってしまった。orz..
それでも、最終のかいじ号には、十分に間に合って、甲府経由で深夜に帰宅。 今週は、ちょっと疲れたかも。
年に一度のNPOの決算のために、この週末は会計ソフトでひたすら仕訳入力。普段は事務局が手書きの出納帳で管理しているので、それを素直に入力し、幾つかの決算仕訳をする。
本来は、日々の仕訳を最初から会計ソフトで入力すれば済むことなんだけど、事務局さんはどうもやりたがらない。かといって、ぼくも頻繁にやる気もしないし、仕訳の数も種類もたかが知れてるから、ついつい一年に一度になってしまう。
昨夜遅かったので、ちょっと疲れ気味なこともあり、あまり根をつめずにまたリと途中まで入力して、続きは明日。
まぁ、僕的にはこういうのも、たまにやることで簿記やら会計やらの諸々を忘れずに済む。
昨日に続いて、今日も朝からNPOの決算会計処理。今年は、あまり特殊な仕訳が無かったので、なんとか夕方には決算仕訳も含めて全て終了。もろもろの決算書類の原本も無事に完成して、会計士にメールしたらミッションクリア。それでも、なんだかんだ4時近くまでかかった。
理由は特にないのだけど、なんとなくパエリヤが食べたくて、今日も石窯に火を入れた。ついでというわけではないが、この前フランクフルトの空港で買ったフォグラを放置していたので、こちらもソテーにして大根と一緒に一品。
この石窯は、かなり使い勝手はいいのだけど、窯の口が25cmしかないのが難点。今度、この大きさに入る鉄フライパンと天板を揃えよう。
今日は夕方から雨が降り出してきたけど、楽天の日本シリーズ優勝をみたら、なんとなく微笑ましくて、晴れ気分だった。
技術や研究開発の世界にいると、世の中で成功した事例に対して、「実は、いま大ブームのxxって、もう何年も前に僕もやったんだよね」みたいな話が沢山ある。
今やスーパーサクセスのFaceBookだって、僕らの世代には「ゆびとま」があったじゃんと思うし、YouTubeも知り合いがFile Manなんていう動画掲示板を先行してやっていた。
学術研究の世界でも、論文とかを読んでいて、こんなの昔xxさんがやってたじゃんと思うのも沢山ある。
僕も、結構その類いのネタは、沢山持っていて、なんとなく、他人の成功に対して、斜に構えてしまうところがある。まぁ、早い話が成功しなかった者のねたみ、ひがみ以外の何者でもない。
ところが、最近つくづく考えるのは、何かの技術やアイデアを、人より先に発見したり、発明したり、実装したからといって、それが何なのよということだ。結局、それらを元に、ビジネスで成功したり、学術研究が評価されたりするには、その技術、アイデア単体ではあり得ないのだろう。成功や評価を得るのは、その時々の時流はもちろん、コラポする相手や訴求する領域、投資する資本など、システム全体としての調和と最適化が必要なわけだ。
だから、実は僕は先にアイデア持ってましたといったところで、それは、味噌も糞も一緒で、単なる言い訳に成り下がる。
そして、悪い事にこういう過去の自分のアイデアや技術と同じネタが他社の成功の要因だったりすると、自分は間違ってないとか凄いという変な自信になって、謙虚さを失ってしまう。
そんなわけで、技術の要素ではなく、市場形成やエコシステム、マーケティング等の要素がとても重要だなと思いだすと、まだまだ知らない事が多くて当惑する自分がいて、とても歯がゆい。
昨日の夕方から降り出した雨は、今日の早朝までかなりしっかりとした雨足だった。このため、今日の朝予定していた乗馬は、馬場のコンディションが悪くて、キャンセル。
そこで、午後から予定していた資料作りを先行して行なって、昼は大泉に食事にでかける。お目当ては、甲斐大泉の仙人小屋だったのだが3連休のせいか一時間半待ちとのこと。
さすがに、ちょっと空腹が持ちそうもないので、少しもどって別荘地の中の隠れ家的なレストランの霧亭で岩魚定食。この店は、冬場は冬眠しちゃうので、今シーズンは今日が最後かな。
食後の珈琲を求めて清里に行ったら、いつもの珈琲屋さんは月曜定休。3連休なのに定休日をしっかり休むんだねと感心。折角なので、清里ジャムの出店にいって、珈琲ではなくてアップル紅茶。
我が家の辺りは晴れていたのに、清里は雨。半分お天気雨みたいな感じで、紅葉のはじまつた山側に,虹がかかっていた。
食品偽装の問題については、もうここぞとばかりに次らか次へと出てきて、もう何がなんだかなだ。
今日読んだネットのニュースでは、「おふくろの味」を、中年のコックが調理しているというのまで問題視する書き込みがあって、かなり笑えた。
しかし、これらの偽装の話って、結局は作り手との信頼が店名やらブランドやらに依存しているパターンでの話だよね。
もちろん、一見で行くのには、そういうブランドが重要だし、それで満足度が高ければ、リピータになることもあるだろが、規模の大きいお店だと、なかなかこれは厳しい。
僕は、かなりの頻度で長いこと外食をしてるけど、残念ながら何か特定の料理が食べたくて出かける店で、リピートしている店は、本当に数少ないし、比較的ちいさなお店だ。
当然ながら、そういう環境では、結局のところ作り手との直接の信頼関係が大事で、メニューに何が書いてあるかはあまり意味が無い。こういう関係だと、さすがに一連の騒ぎみたいになる事は少ないだろう。
こんな事を書くと、僕の行きつけのお店の人には起こられるかもしれないけど、僕はプロにお金を出して楽しむのは、食材そのものだけではなくて、器や雰囲気、会話も含めたトータルシステムだと思ってる。
だいたい、申し訳ないが生ものは別として、かなり工夫された料理だと、食材の細かい差までわかる繊細な味覚をもっていないもん。
結局、いまの騒ぎって、プレタポルテの世界で,作り手の顔が見えるオートクチュールだったら、起こらないんじゃないだろうか。逆に、プレタポルテでそこまで求めるのはどうよと感じる面もある。
それにしても、偽装とかした奴って、なんで嘘の上塗り的な言い訳をするんだろう。結局は、下らない見栄とかプライドが捨てられないんだろうな。
そういえば、たまたま、すぐxxxさんと知り合いなんですよとか言う奴が居て、ちょっと裏をとったら相手は誰それ?だった事があるんだけど、こういのは典型的な嘘つきキャラで、正に見栄坊だから偽装なんちゃらするパターンだな。
今日は、午後から川崎で開催されたSTARC(株半導体理工学研究センター)の無線LAN講演会で、IEEE802.11aiについて解説をした。この勉強会は、主に半導体産業に関わる企業の方が聴講されて、今日の受講希望者は約190名(本会場:約120名、同時配信会場:約70名)とかなり盛況。
それにしても、川崎の北口の変貌には驚いた。僕は、四半世紀前くらいに、東芝の関連会社にいて堀川町工場の担当だったこともあり、毎日のように川崎に来ていた。
堀川町工場は,東芝の本店登記地でもあり、駅からは専用の改札があり、構内には重厚な石造りの歴史のある建物もあった。たまに、この建物で打ち合わせをしたのだけど、ロビーの吹き抜けを囲む回廊には、お歴々の写真が飾ってあったし、構内にはいくつも著名な先人の銅像もあった。
多摩川側の道路を挟んだ反対側に、半導体システム技術センターができて、こちらのロビーにはDIPのパッケージを模したソファーが置かれたのが、当時はかなり面白かった。
駅前の再開発がされたことは、たまに車窓からみて知っていたけど、実際に駅に降り立ったのは、再開発後たぶん初めてな気がする。
大学時代の友達が2人くらい堀川町工場の北側に住んでいたこともあって、とにかく昔は結構うろうろした地域だ。多摩川沿いの道を上流の方から車で走ってると、ラジオ関東の送信所の電波が強くて、カーラジオのIMが悪くてお化けが聞こえたりしたのも懐かしい。
いまは、堀川町工場だけじゃなくて、柳町工場も小向工場もなくなってしまったのは、なんとなく寂しい。たしか、雪印だかの工場もあったけど、あれももうないみたいだ。
夜は、五反田に戻ってグループ会社の製品企画の同僚と、営業の顧問の方と一献。会社の現状を憂いで、明日の成長への熱い思いを聞いて、とても楽しかった。
仕事柄、いろいろな会社で検討された電子機器の設計のレビューをすることがあるんだが、なんでこんな難しいことするの的なやつが結構多い。
ある課題を一定の目的に合わせて解決するには、その課題を咀嚼することが第一歩で、その上で解決手法として松竹梅を比較検討し、与えられた条件のもとの最適解を見いだすことが望ましい。
ところが、どうも歴史のある会社だったり、特定の分野に専業している会社の場合、問題を明確にしてから、適応する技術を探すのではなく、自分の知っている技術で、どう解決するかを考えるという傾向にあるようだ。
問題は、ある時点で自分の知ってる技術というのが、どの程度アップデートされ、かつ選択子が多いかなのだが、こういう手順をとる人というのは、知らない技術を、そもそも広く外に調べない傾向があり、結局のところかなり痛いコンセプトに陥る。
そして、よくあるのは、こういうやり方の方が適していないかと指摘されれた時に、「調べなかったから」ではなく「知らなかったから」という答えが返ってくる。これは、かなりキツイ。さらに、こういうパターンの人の次の発言は、「そういう分野を良く知らないので教えてください」 となる。でも、それは一時的に今僕が知っている事をお伝えすることはできても、それだって全てではないし、あっという間に陳腐化するわけだ。
だから、肝心なことは、問題を整理して、シンプルにして、調べるという、取り組みの姿勢なんだけど、なかなかこういう話って通じないなぁ….
もちろん、調べる手法として、他人に聞く事は重要なんだけど、聞くべき事も整理せず、漠然と質問を他人にする人は、結局なにも得ないことになるんじゃないかな。
それにしても、今日の案件は、某釣り好きな同僚が飛びつきそうだな。
午前中に行なったレビューは、昨日の話ととても似てるんだけど、担当の若手さんが真摯なので、これからの伸びしろを感じた。社会人って、やはりある程度職務経歴が長くなると、そうそう簡単にスタイルは変わらない。
だから、僕はいろいろな事を話したり議論する相手は、若い人が嬉しい。逆に,素に色々と聞いてみたい人は、年上が大いけど、歳の差を越えて熱く議論してくる大先輩は、とても尊敬してしまう。
午後、某研究機関での打ち合わせのあと、事務所に戻って、出張前の事務処理をしていたら、いま関係してる案件でお付き合いのある会社の担当から電話。ハードウェアメーカーとして、新規参入をされようとしているのだけど、どうも根本的にメーカーとしての自負というか、矜持を感じないので、ちょっと萎える。
メーカーっていのうは。ブランドを背負って自らのリスクで、マーケットの中で勝負できる価格や機能を自分が決めて勝負するのだと僕は思っている。これに対して、受託開発みたいな仕事は、一つ一つの案件で、お客の財布の具合をみながら、それに見合う提案をしたりすることが多い。逆にいえば。ブランドメーカーの製品価格っていうのは、特定の顧客の事情で値引率などでの変動はあっても、根本的な製品価格といのうは戦略的に自己判断で決定してしかりだろう。
ところが、今日の電話の相手には、そういう事がまったく感じない。製品の相場もなにも無視して、とれるとこで相手がゆるすなら、市場相場の何倍もの価格を平気でofferしているような会社って、はっきりいってメーカーとしての矜持を感じない。こういう人達って、メーカーじゃなくて、受託開発とかにすればいいのにと思ってしまう。 こういうスタイルをしてる限りは、メーカーとして将来立ち上がることはないだろう。
午前中は、明野で2鞍騎乗。今日も芦毛の牝馬。涼しくなると,馬も運動をし易くなるとのことで、今日はよく反応してくれた。この前は、GoProでうまく撮影ができなかったのだけど、今日はGoProもちゃんと撮れていたたので、ちょっとだけFaceBookにあげてみた。
午後は、昼過ぎの身延線の特急ワイドビューふじかわで富士,三島経由で修善寺に移動。三島〜修善寺間は、乗り合わせでちょうどJRの踊り子号になるんだけど、ここは駅ネットやJR東日本の窓口では特急券が買えなかった。まぁ平日だし、空いてるだろうから三島の駅で自由席特急券を買おうと思ったら、なんと三島〜修善寺間の自由席は、特急券がいらないそうだ。がんばって特急券買わないで良かった。
修善寺の駅で、大学の時の先輩にピックアップしてもらい、恒例の無線部のOB会会場の船原温泉にいく。ここ数年は、出張と重なって参加できなかったのだけど、今年は明日の午後便で出張なので、久しぶりの参加。
二次会の飲み部屋からは、四国と横浜のOBがWEB-EXを使って、バーチャル飲みに参加。やはり、昔の仲間との飲みは楽しい。
朝、修繕時を出発して、三島から新幹線で東京にもどり、東京から成田エクスプレスで成田へ。朝の地震の影響は特になく、予定どおりに成田に到着。
成田の第2ターミナルは、サテライトとの間の電車がなくなって、動く歩道になっていたけど、電車は完全に廃止になるんだろうか?
NRT-LAXもLAX〜DFWもアメリカンで、LAXの到着は第4ターミナルで、そこからDFWへのゲートは、到着ゲートのすぐ隣。でも、アメリカは最初の寄港地でイミグレと通関をするので、ゲートからバスで全員一旦隣のトムブラッドリーに連れて行かれる。イミグレと通関が終わったら、自分で荷物を乗り換えサービスのカウンタで預けて、ターミナル4に歩いて移動する。
経費削減のためNRT-LAXとLAX-DFWを別な予約(チケット)で購入していたけど、NRTで荷物はちゃんとDFWまでのチェックインにしてくれた。ところが、乗り換えの時に通関とかイミグレを優先的に通るためのEexpress CardがDFW便の他の人のはあるのに、僕のは用意されていなかった。
このため、4タミの通常のカウンタで荷物だけドロップすることになり、時間的にも登場予定時間の15分くらいまえにドロップだったのて、荷物はまともにDFWに来ないだろうという予感がした。
この前の乱射時件もあり、TSAのセキュリティチエックもいつになく慎重で時間がかかり、ゲートに着いたのは搭乗開始の直前だった。
DFWについて、バッケージクレームにいったら、Last In Fast Outなのか、予想に反してえらく早く荷物が出てきてビックリ。
シャトルでホテルに移動して、夕方からのCACミーティングで、また一週間のPlenaryがはじまった。
IEEE802のPlenaryも本会合が今日からスタート。初日の今日は、僕のチェアするTGaiが二つの他にWG Opning PlenaryとHEW-SGがあり、なんだかんだフル。 HEW-SGでは、TGaiのOver Viewのプレゼンもした。
今回は、暫くぶりに参加している日本の人が結構多い。HEWという次世代無線LANを検討する新しいスタディグループが始まったこともあるけど、802.15などの参加者も増えている。
これって、もしかしたら日本が景気回復してきてるって事なのと思いたいけど、なんか違う気もする。
今年は、Ethernetが出来て40周年ということで、夜はその記念Tutorialがあり、RJ45 というスペシャルなカクテルが販売されたようだけど、僕は外に食事に出かけたので、残念ながら試していない。
夕食は、少し歩いてダウンタウンで会食。昨夜もステーキで、かなりお腹が張っているので、今日は軽くと思ってソーセージにしたけど、これもそこそこの量。ToGo して、明日の朝食にする。
今日は、朝のWNG(Wireless Next Generation) からはじまって、夜のチュートリアルまで、フルに5スロットに参加。
TGaiは、既にコメントレゾリューションという作業に入っていて、仕様書の細かい修正を続けているのだが、この課程では英文法のスキルがとても重要となる。
今日も、アジア圏の人の修正案のなかで"may not"というのが使われていたのだが、それは使わないんだよという指摘があった。mayは、推量と許可の両方の使い方があることから、この表現は解釈に曖昧さが残るので、規格書などでは使わないということなのだろう。
僕は、このあたりが全く苦手で、例えば"Aは返信をしないかもしれない"みたいなのを、may not response to で良いのかなと思ってしまうのだが、これは返信してはいけないという許可の否定と解釈される余地があるということらしい。
こういうフェーズの作業をやり、かつ会話もしてなんてのを毎日やってたら、きっと脳みそくさるなぁ…..という感じで、今日はとても疲れた。
夜のチュートリアルは、無線LANとSDNの関係だったのだが、こちらもまだまだという感じが否めない。
肉ばかりで辛いので,今日はホテルの売店でカップヌードルを買って、部屋でこれを食べて夕食にして、暫く日本と仕事。その後、いつものメンバーからお誘いがきて、スコッチ自慢な飲み部屋でシングルモルトを楽しんで就寝。
あいも変わらずIEEE802とかにいると、闇雲に新しい標準化のネタを追いかけてる人が多い。
何かの明確な目的があって、それに対するソリューションとして、新しい標準や技術を選択するのではなく、新しいものが出ると沸いて出てくるタイプの人が結構多い。
この傾向で面白いのは、標準化の現場とかに来る人は、ある程度正しくその現実を理解しているので、製品展開や利活用でもそこそこに具体的だ。
ところが、報道とかで新しい標準や技術の話題だけを追いかけてる人もかなり多い。こういう人にかかると、新しい標準化なんてスタートしただけで、もう出来上がっちゃてるし、世界中で普及することが確定しているみたない話になる。
さらに、こういう流行ものに目聡く、表層的な事を追いかけてる人が、情報発信力をもっていたりすると、もうその周りで踊らされる人が連鎖的に増える。
ところが、たとえば散々騒いだ技術や標準が、残念な事にあまり旨くいかないと、こういう目聡い人に限って、手のひらを返す。自分が、これからxx ですと声高に言っていた人が、xxxは〇〇では駄目だって僕は前から言ってましたと言い出す。これは、まぁ自己保全、正当化という行動パターンだ。
現場にまったく来ない著名な先生とかで、〇〇の最新動向とかを、講演したり描いたりするのは、ある意味もの凄いスキルではあるが…..
ということで、今日もそういう話題に踊らされて、闇雲に新しい分野に手を出そうとしている荒唐無稽な話の火消しをしてしまった。
今日は、ゆっくり寝れると思ったのに、不毛な電話で起こされてしまった。
今日も朝一番のスロットからはじまって、TGai一つとWNGで3コマの会議。今回は今日のPM2以外、全てのコマに出席してるので、CACなども入れると20コマ=40時間に参加することになる。このうち、完全な傍聴者でいられたのは、4コマくらいで、あとはチェア、プレゼン、質疑があるコマなのでそこそこに疲れた。
TGaiは、コアメンバーの貢献が大きく、今回でかなりの進捗があった。当初、1月会合の前にサンディエゴで三日間のアドホックが必要かと思ったけど、LAの会場で一日早く集合すればなんとかなりそうだ。あとは、エディタが頑張って、テキストクリーンアップをしてくれるのを期待。
今回も、802.15で、日本人の知人がTGセクレタリーになった。これで、11も15もオフィサーに日本人が複数入ったことになる。別に国際標準に日本人がどうのこうのと言うのは,本来は関係ないことは判ってる。それでも、日本人の僕としては、こういう日本の人が頑張ってるのは、正直嬉しいものだ。
もっとも、中には一日か二日しかいなくて、何しに来たの?と言いたくなるような人もいて、こういう人に限って日本で語るんだよね….www
というわけで、FaceBookに、懐かしいテンプレを張っておいた。
諸々のレポートも出して、CACも夜九時に終わったので、802.15な人や知り合いの大ベテランの方と、Bob's というステーキハウスで会食。やはり、テキサスに来たら、これ食べないとね。
午前中のClosing Plenaryで、Closing Reportを発表して、今回のPlenaryのオフィシャルワークは終了。
午後からはDallas郊外にあるエキスパートの自宅でのホームパーティ。
彼は、ベテランのコンサルタントで、IEEE802.16で活躍したあと、今はIEEE802.11でも、重要な存在。去年のTGaiのエレクションの時も、今もっとも熱いHEW SGの立ち上げでも、彼のロビーイングが大きかった。
そんな彼からの招待で、今日は彼の家に述べ20人以上が集まって、ホームパーティ。沢山人が来るので、どんだけ家がでかいんだよということで、勝手にCastleとか呼んでたんだけど、田舎屋のどでかい家じゃなくて、閑静な住宅街にある大きな家だった。
4ベッドルームの他、2オフィス、メインダイニング、リビング、メディァルーム(ホームシアター),シムがあり、庭にはプールとテラスキッチンまであって、取りあえず家の見学ツアー。
彼ご自慢のワインセラーは、600本くらいの在庫で埋まっていて、スコッチキャビネットにも、掘り出し物なシングルモルトが沢山合って,今夜はこれらの消費のお手伝い。
僕と、バイスチェアは、今夜はここに泊めてもらうのて、かなりリラックスして、途中ソファで寝落ちしてしまった。
昨夜のパーティのあと、僕とVice Chairの知人は、そのまま主催した知人の家に泊めてもらった。
そんなわけで、今日は3人で、今後のTGaiの進め方とか、新しいSGの動向とかについて、かなり突っ込んだ話が出来た。この中で、ちょっと驚いたのは、某中国の通信機器会社のIEEE802.11に対する取り組みの深さだった。
表面的には、もちろん一番勢いがあることは知っていたけど、エキスパートとの契約が、かなり深く戦略的なことに驚かされた。
こういう戦略的な展開は、アメリカ企業のそれを凌駕する勢いで、とても日本の企業には見られない。
日本では、グローバル化とか国際戦略とかのお題目は、官民とわず掲げてるけど、日本人の日本人による日本人のための国際戦略の域を脱していない。これに対して、中国企業の一部は、国際人の国際人による中国のための国際戦略という感じだ。
今日は、乗馬を何処かでと予定していたのだけど、生憎の天気と手配の都合で、テスサスでの乗馬は今回は無し。夕食前に近くのショッピングモールに出かけて、アップルのRGBケーブルの尻尾を購入。
夕食は、主がガーデンキッチンにある大きなグリルで、特大ステーキを焼いてくれた。これにマッシュルームとポテトを添えて、Classicoで乾杯。
この週末の二日は、とても充実したアドホックだった。
朝、やたらと遠いDFWのレンタカーセンターでレンタカーを返して、昼の便でSFOに移動。ひさしぷリにアメリカンの国内便でSFOに来たのだけど、ターミナル2が、なんかとても綺麗に感じた。
空港からPalo Altoのホテルに向う途中に、いくつか買い物。
まずは、いつものオリーブオイル屋さんでオリーブオイルを仕入れる。丁度昨日開封したプレーンのものを試飲したら、ちょっとピリッとした感じがする。店主曰く、これが新鮮なものの証明だそうだ。
次は、Fry's で、スマホを車のフロントに固定するマウントをと思ったら、Palo AltoのFry's って、なんだかとても汚くて、品揃えもかなり酷い。仕方が無いので、ちょっと戻ってBest Buyでなんとか購入。
最近は、こちらでレンタカーに乗る時には、スマホでGoogle Mapとかでナビにしているんだけど、車に固定できないのがちょっと不便だったので、これで助かる。それにしても、スマホのナビとかは、日本語モードにしておくと通りの名前がまったくイミフな発音で、英語モードじゃないと使い物にならないな。
ホテルにチェックインしたら、ベッドの上にタオルでつくった象さんが居た。さらに、枕元のメモパットは、一枚目に手書きで、"Enjoy your stay"と書いて、ちょっとカラーリングもしてあった。
最近、アメリカのホテルでは、この類いの決して合理的な割り切りでない、Somethingがある事が多い。これって、合理主義一辺倒から、「おもてなし」的な機微が出てきたということかしらん。
日本も食品偽装なんてしてないで、奢る事無く「お・も・て・な・し」をきちんと浸透させないと駄目だな。
夜は、Palo Alto近くのラーメン屋で、ラーメン。本当は、クパチーノ辺りまで行きたかったけど、近場で済ませたのが失敗だった….ry)
あとで、気づいたらなんとトイレットペーパーの先端が、リポン折りしてあった。普通に△に折るのも、アメリカではほとんど見た事がないのに。
Dallasで乗れなかったので、今日は午後のアポの前に、宿泊しているPalo Altoから近い、Purisima Creek Redwoods Open Space Preservewで、ちょっと外乗。お相手の、Jacob君はとても良く調教されている。途中でキャンターやギャロップ等もそこそこに入れながら、しっかりと堪能。
馬場と違って、森の中の道だと、馬の振動だけでなく、道の起伏もかなり激しくて、姿勢を維持するのは大変ということを実感。
僕の進めているIEEE802.11aiは、アクセスポイント側は、その主要な変更となるプロトコルの効率化の実装をしたのだが、スマホなどの端末はSOCのためドライバの改版を単独では出来ず、普及のための実装を進めるのは人頼みになっている。
そこで、少し視点を変えて、組込み系のWi-Fi端末に11aiのSTAの機能を実装する事を検討している。こうなると,小さな組込み系モジュールが中心になる。また、センサーネットワークやM2Mでも高速接続認証が出来ることで、消費電力の低廉化などのメリットが生かせる。
というわけで、 ベイエリアでは、この辺りの関係を中心に各社を訪問しているのだが、たまたま今日の夕方お伺いした某社では、新しいGoogle Glassを入手したというので、見せてもらった。こちらも最初の設定とかは、Wi-Fiだし、駅とかのアクセスポイントを通る時に、aiでサクッと情報を交換するなんていう利用シーンには、面白いかもしれない。
しかし、自分は眼鏡をしているせいなのか、Google Glassをしてスクリーンとリアルな視線を普通に見ることは出来なくて、ついついスクリーンに焦点を合わせてしまう。これって、それなりに修練がないと使えないんじゃないかな。今度、某HMDの大家のT先生にお合いしたら、コツを聞いてみよう。
今日も昨日に続いて、組込み系な話を中心に、ベイエリアで打ち合わせを数カ所。訪問先とのアポの関係で、Palo Alto - San Jose 間を、朝から3往復してしまった。
こちらでの車の移動は、この前も日記に書いたけど、スマホのGoogle Mapsをナビに使っている。一昨日、カーマウントも買ったので、すっかりナビとして使えてるのだが、いくつか基本的な点で使いづらい点が気になった。
まず、日本語モードでは、道の名前の発音が全くおかしい。ということで、英語モードに電話を設定すると、キーボード入力なども英語になってしまい、途中でFace Book などのメッセージに日本語入力するのが出来ない。iPhoneではこんなことは無かったので、。設定でできるのかもしれないが、ちょっと探した感じではない。
次に、最近はレンタカーもBluetoothがついてるので、運転中はこれで携帯とカーオディオを接続する。ところが、このピアリングをすると、スマホのオーディオは出力されない。このため、カーナビの音声案内が聞こえない。XperiaまたはAndroid固有の話なのかもしれないけど、iPhoneでは試していない。
というわけで、この不便さは、実際にこの利用シーンを経験しないとなかなか実感しないかもしれないが、貴重な体験をした。
こうなると、Wi-Fi Allianceで進めているCar Dockingなどを早く標準化して、ユーザーに一定のサービス品質を保証する仕組みがやはり欲しくなる。
今夜は、ベイエリア在住の日本の人達との懇親会で、いつもの居酒屋に集合。例によって、技術の話から柔らかな話しまで話題は尽きなかった。
今日は、こちらに四半世紀くらい住んでる人が、ポータルNo1な某有名企業の創業者と友人だそうで、その人が自ら作っているワインをお土産でいただいた。これは、かなり楽しみ。
明け方にホテルを出て、SFOからLAXに移動し、NRT行きのアメリカンに搭乗して、ようやく帰国の途につく。
今回は、往路ではスティーブンジョブスを見たんだけど、Appleに復帰してiMac等をリードする頃までしか描かれていないので、きっと続編がでるんだろうなという感じ。
それにしても、もう少し前半も技術オタ的には突っ込んで欲しいなというこも多い。しかし、AppleⅡを発表したコンピュータショウの各社のブースの感じとかは、典型的なアメリカのローカルなトレードショウの雰囲気がでてて、なかなか良かった。僕的には、やはりウォズニアックに惹かれるけど。
復路は、『ウルヴァリン: SAMURAI』とかいうのをみたんだが、もうこれは完全に漫画の世界。外国人に判り易いデフォルメされた日本って、いまだにこうなのかと感じてしまった。
夕方に無事成田に帰国。今回は、ワイン3本、オリーブオイル2本、バッファローウィングソース1本と、瓶ものが6本もスーツケースに入っていた。しかも、いつものANAじゃなくてAAでドメスティックな乗り継ぎもあるしで、ちょっとドキドキだったんだが、無事だったので一安心。
成田から新宿の事務所に戻って、溜まっていた事務処理をしたあと、夜はいつものように時差ボケ解消飲み。
今回は、12日間の出張中に一度もお米を食べていなかった事に気づいた。いつもだと、機内食で和食なんだけど、AAだとちょっといただけないので、往復ともパンだった。会議中もソーシャルなどのバフェでライスものが無かったし、ベイエリアの和食も飲みだったしというわけだ。というわけで、今夜はしっかりと馴染みの鮨屋で、握りを中心にガッツリいただいた。
今日は、毎年恒例の味噌の蔵出し。人手が居たので蔵出しをしてる間に、僕とNPO会員の知人としで、耕作放棄状態だった柿畑の草刈り。やっぱり、草刈りはマメにやらないとなぁ…と反省しきり。
お味噌の方は、3年モノ2樽と1年モノ3樽の計5樽で約300kgを蔵出し。昼食は、いつもの豚汁。1年モノと3年モノで、鍋を分けて食べ比べしてみたら、やっばり断然違うなぁ。写真左の色の濃い方が3年モノです。
昨日の午後から大事をとって、睡眠を沢山とったこともあり、今日は大分体の調子が戻ってきた。というわけで、布団の中で寝不足の種だった、査読に対するコメントもなんとか終わらせ、展示会のポスターなども終了。
とりあえず、寝てばかりもいられないので、夕方から夏に仕込んだアンチョビを塩抜きして、オリーブオイルに漬ける作業。
今年は、去年より量があったようで、手持ちの保存瓶が足らなかったので、一部は大きなタッパにいれて保存。保存瓶の方は,先週仕入れた2種類のオリーブオイルで、半分ずつに使い分けてみた。これで、もう少し寝かせると味が落ち着くので、その頃に食べ比べてみよう。
週末の静養と麻黄湯が功を成したのか、風邪はどうにか抜けてくれたので、予定どおりに一週間のスタート。
朝は、まず大学に行って、知財担当部門と成果展開に対する確認。それにしても、やはり大学の内部って不思議だなと思う事しきり。
その後,指導教官の先生と論文の進め方について打ち合わせをし、甲府駅前のサドヤワインのレストランでランチ。サドヤに来たのはひさしぶりだけど、随分綺麗になったなという感じ。聞いた話だと、地元の大手の資本参加があったそうで、なるほど確かに綺麗にはなったけど、逆にちょっと流行もの的すぎる感じはする。
ランチのあとは、身延線の特急で静岡経由で浜松に移動。この前週末に乗ってガラガラだった特急は、とうぜん今日もガラガラなので自由席。静岡から浜松の新幹線も一駅だから自由席。それにしても、身延線って特急といっても、なんたが急行みたいな感じで、停車駅も多い。
そして、極めつけは、ふじ駅でなんとスイッチバックして、進行方向が変わる。この前は、ここで東海道線に乗り換えたから経験しなかったけど、特急でこういうのは、比較的珍しいのではないだろうか?
浜松に着いたら、かなりの雨と風で、駅のコンビニで傘を買うはめになった。静岡大学に伺って、打ち合わせをしている間もかなりの強風というか暴風雨状態で、帰りも土砂降りだった。
なんとか、ここ数日の肩こりの原因の論文の修正について、方向が見えたし、風邪も抜けたので今夜はぐっすり寝れる事を期待。
先週、シリコンバレーで打ち合わせ頂いた某モジュールベンダーの方と打ち合わせ。Wi-FiもBluetoothもZigBeeも、今やみんなモジュールで、しかもそこそこのCPUもRTOSも搭載というのがトレンドらしい。
思い起こせば、僕が最初に開発した2.4GHzのDSSSの無線モジュールは、いまやモジュールなんてとても言えないくらい大きかった。
あれから、たかだか15年で容積比率で行ったら数百分の一くらいになっているし、部品点数は数千個だったのが数個になってしまった。
しかも、TCP/IPはもちろんWeb Serverなどの機能まで入ってるので、当時のモジュールというよりは、製品の機能がわずか数センチの部品に集積されていることになる。
というわけで、当時の2.4GHz DSSS無線モデムの写真をみつけたので、掲載してみる。
今日からパシフィコ横浜で開催されているマイクロウェイブ展に参加。大学の研究として取り組んでいるワイヤレスシステムエミュレータの成果展開として、試作機を展示している。
僕は、小学生の頃から無線のフィールド試験ばかりしてきた。フィールド試験は、とても重要だし、はっきりいって自分でフィールドで電波を飛ばした実験をしていない人は、無線を語れないだろうくらいの思いはある。
そんな僕だからこそなんだか、フィールド試験の非経済性をなんとかしたいというわけで、電波を飛ばさずに無線システムのシステム評価ができるエミュレーションシステムを研究開発してきた。
今回、そこそこに成果として、商用化も可能な領域になったので、出展して多くの人に見てもらう機会を作った。幸いに、今朝の日経産業新聞にもリリースが取り上げられた。
こういう、境界領域のシステムというのは、なかなか理解を得難いのだが、まずは百聞は一見に如かずである。
それにしても、こういうデモのお約束で、今日もマーフィーの法則になやまされてストレスが…..
今日も、MWEの会場でエミュレータのデモ,懐かしい人やら良く合う人やらに訪問してもらい、いろいろとご説明。
どうにかこうにか、当初の目論見には達しなかったけど、最低限のデモシナリオが出来た。今後は、もう少し有効性を判りやすく見せる方法を、ブラッシュアップする必要がある。
夕方、MWEのあとは某通信メーカー大手の研究所の方達と打ち合わせ。今日の相手方とは、最初の意見交換ですんなりコンセプトの合意ができたし、今日のアップデートも相互理解が直ぐに出来て、話が進んだのが嬉しい。
同じような大手でも、別な会社では、どうも発想が従前のプロダクトアウトから脱しないようで、反応が今ひとつなところもある。まぁ、社会インフラ系が無いメーカーって、従前のマネタイズモデルから頭が切り替えられないから、経営危機が噂されたりするのかもしれない。
夜のかいじ号で山梨に帰ったら、今夜は冷え込んでるだけあって、星がとても綺麗だった。明日の朝も冷え込みが激しそうだ。
早朝に山梨を車で出発して、定期点検のためにディーラーに車を預けた後,昼から都内でグループ会社の元部下の結婚披露宴。
式の開始時刻と披露宴の開始時刻が書いてあったのだが、式は親族でかなと勝手に思い込んで,披露宴の時間に合わせて会場に行ったら、なんか様子が違う。
住宅街の中の一軒家風な結婚式用の会場で、式から皆参加して、そのままウェイテンィグルームに移動して、そのあと披露宴会場といことで、基本的には式から参加だったらしい。まぁ、でも僕みたいな人も数人いたみたいで、体勢に影響なかったので良かったけど、最近はいろいろなパターンがあるんだね。
披露宴は、当事者の2人の希望で、とてもシンプルなのに和やかで、中々に素敵だった。
披露宴の後は、いつもの会社の面子が集まって,二次会〜四次会まで。新郎新婦もしっかり参加してくれた。
新郎は、既にシンガポールに赴任していて、新婚生活はシンガポール駐在ではじまる。若いうちに駐在を経験するのは、とても良いことだし、いろいろな価値観を知るためにも、シンガポールなんて結構良いのではないだろうか。新郎君は、新卒入社の時から知っているので、結婚と駐在という大きな環境の変化で、彼が次に合う時にどんな青年になっているのかは、ちょっと期待してみたい。