あいも変わらずIEEE802とかにいると、闇雲に新しい標準化のネタを追いかけてる人が多い。
何かの明確な目的があって、それに対するソリューションとして、新しい標準や技術を選択するのではなく、新しいものが出ると沸いて出てくるタイプの人が結構多い。
この傾向で面白いのは、標準化の現場とかに来る人は、ある程度正しくその現実を理解しているので、製品展開や利活用でもそこそこに具体的だ。
ところが、報道とかで新しい標準や技術の話題だけを追いかけてる人もかなり多い。こういう人にかかると、新しい標準化なんてスタートしただけで、もう出来上がっちゃてるし、世界中で普及することが確定しているみたない話になる。
さらに、こういう流行ものに目聡く、表層的な事を追いかけてる人が、情報発信力をもっていたりすると、もうその周りで踊らされる人が連鎖的に増える。
ところが、たとえば散々騒いだ技術や標準が、残念な事にあまり旨くいかないと、こういう目聡い人に限って、手のひらを返す。自分が、これからxx ですと声高に言っていた人が、xxxは〇〇では駄目だって僕は前から言ってましたと言い出す。これは、まぁ自己保全、正当化という行動パターンだ。
現場にまったく来ない著名な先生とかで、〇〇の最新動向とかを、講演したり描いたりするのは、ある意味もの凄いスキルではあるが…..
ということで、今日もそういう話題に踊らされて、闇雲に新しい分野に手を出そうとしている荒唐無稽な話の火消しをしてしまった。
今日は、ゆっくり寝れると思ったのに、不毛な電話で起こされてしまった。