食品偽装の問題については、もうここぞとばかりに次らか次へと出てきて、もう何がなんだかなだ。
今日読んだネットのニュースでは、「おふくろの味」を、中年のコックが調理しているというのまで問題視する書き込みがあって、かなり笑えた。
しかし、これらの偽装の話って、結局は作り手との信頼が店名やらブランドやらに依存しているパターンでの話だよね。
もちろん、一見で行くのには、そういうブランドが重要だし、それで満足度が高ければ、リピータになることもあるだろが、規模の大きいお店だと、なかなかこれは厳しい。
僕は、かなりの頻度で長いこと外食をしてるけど、残念ながら何か特定の料理が食べたくて出かける店で、リピートしている店は、本当に数少ないし、比較的ちいさなお店だ。
当然ながら、そういう環境では、結局のところ作り手との直接の信頼関係が大事で、メニューに何が書いてあるかはあまり意味が無い。こういう関係だと、さすがに一連の騒ぎみたいになる事は少ないだろう。
こんな事を書くと、僕の行きつけのお店の人には起こられるかもしれないけど、僕はプロにお金を出して楽しむのは、食材そのものだけではなくて、器や雰囲気、会話も含めたトータルシステムだと思ってる。
だいたい、申し訳ないが生ものは別として、かなり工夫された料理だと、食材の細かい差までわかる繊細な味覚をもっていないもん。
結局、いまの騒ぎって、プレタポルテの世界で,作り手の顔が見えるオートクチュールだったら、起こらないんじゃないだろうか。逆に、プレタポルテでそこまで求めるのはどうよと感じる面もある。
それにしても、偽装とかした奴って、なんで嘘の上塗り的な言い訳をするんだろう。結局は、下らない見栄とかプライドが捨てられないんだろうな。
そういえば、たまたま、すぐxxxさんと知り合いなんですよとか言う奴が居て、ちょっと裏をとったら相手は誰それ?だった事があるんだけど、こういのは典型的な嘘つきキャラで、正に見栄坊だから偽装なんちゃらするパターンだな。