今日は、午後から川崎で開催されたSTARC(株半導体理工学研究センター)の無線LAN講演会で、IEEE802.11aiについて解説をした。この勉強会は、主に半導体産業に関わる企業の方が聴講されて、今日の受講希望者は約190名(本会場:約120名、同時配信会場:約70名)とかなり盛況。
それにしても、川崎の北口の変貌には驚いた。僕は、四半世紀前くらいに、東芝の関連会社にいて堀川町工場の担当だったこともあり、毎日のように川崎に来ていた。
堀川町工場は,東芝の本店登記地でもあり、駅からは専用の改札があり、構内には重厚な石造りの歴史のある建物もあった。たまに、この建物で打ち合わせをしたのだけど、ロビーの吹き抜けを囲む回廊には、お歴々の写真が飾ってあったし、構内にはいくつも著名な先人の銅像もあった。
多摩川側の道路を挟んだ反対側に、半導体システム技術センターができて、こちらのロビーにはDIPのパッケージを模したソファーが置かれたのが、当時はかなり面白かった。
駅前の再開発がされたことは、たまに車窓からみて知っていたけど、実際に駅に降り立ったのは、再開発後たぶん初めてな気がする。
大学時代の友達が2人くらい堀川町工場の北側に住んでいたこともあって、とにかく昔は結構うろうろした地域だ。多摩川沿いの道を上流の方から車で走ってると、ラジオ関東の送信所の電波が強くて、カーラジオのIMが悪くてお化けが聞こえたりしたのも懐かしい。
いまは、堀川町工場だけじゃなくて、柳町工場も小向工場もなくなってしまったのは、なんとなく寂しい。たしか、雪印だかの工場もあったけど、あれももうないみたいだ。
夜は、五反田に戻ってグループ会社の製品企画の同僚と、営業の顧問の方と一献。会社の現状を憂いで、明日の成長への熱い思いを聞いて、とても楽しかった。