TwitterやSNSのお陰て、いろいろな人の論評に触れる機会は実に増えた。そんななかで、ありがちなのに「 諸外国に比べて日本ってさ××だよね」ってフレーズ。
僕は仕事がら結構目にするのが「 諸外国に比べて日本って公衆無線LANサービスが充実していないよね」ってのがあるんだけど、僕のケースでは、日本のほうがいいんじゃない?って思うことが多い。
似たような話しで、喫煙についても「日本は、喫煙についてまだまだ規制が緩くて、受動喫煙のリスクが野放しだよね」とかもある。これも、欧州とかアメリカの東とか、東南アジアなんていったら、まったく比較にならないくらい、歩きタバコも普通だったりする。
で、何が言いたいかというと、こういう「 諸外国に比べて日本ってさ××だよね」って言う人の、諸外国ってどこよ?って突っ込みたいことが多々有るということ。お前の諸外国って、サンプル数どんだけだよと、小一時間ツッコミたくなる論評って、結構目にしません?
Wi-Fi Allianceに限らないけど、標準化のスタートは、マーケティングだ。つまり、標準化することによって、どれだけ市場が創出、成長するのかを最初に議論する。
今回は、IEEE802.11 HEW-SGからWi-Fi Allianceに対して、Use Caseをまとめてほしいというリエゾン要求があり、それに応える会議が開催された。
しかし、HEW-SGそのものが、High Efficency Wireless LANであって、かなりその想定する範囲が広いから、Use Caseは出てきても、そこから特定の技術的な課題に落とし混むのが結構大変だ。
今回、それでもとても良いなと感じたのは、議論の想定として2020年の世界を意識していることだ。これは、逆に今日現在の課題を、いじくる話ではなてく、まさに次世代な話しというわけで、HEWの方向性としてこのスタンスが決まれば良いなと感じる。