先週は、首相がダボス会議でデータドリブンな経済社会について発言したことが話題になった。今日は、そんな会議を仕切る世界経済フォーラムの関係者と意見交換。
データ流通に関する基本的な考え方や狙いがとても近しい。彼らの考えている事を聞いたIT担当大臣が私を紹介してれくたのだが、本当に世の中には同じようなことを考えている人が必ずいるものだ。
今日は、概ね構想や意見の一致をみたので、次のステップは、具体的にどのテーマで、なにをどう実装するかだ。 まさに、こういう話は、一個人や個社ではできないので、 Allianceの力が重要になってくる。
今回は、医療データというテーマもあり、内閣府のSIP もデータ流通推進協議会も、いろいろとつながってくる予感がして、ますますデータ流通にはまってワクワクしている。
これとは別に、いま取り組んでいる実証実験で、今日から本格的に自律分散型での車両走行データのリアルタイム収集をはじめたのだが、このデータを見てると、それはそれでワクワクドキドキだったりもする。
国内では、それなりのアライアンスが立ち上がったけど、いよいよ今年は世界的な連携への取り組みが加速しそうだ。
今日は、恒例の味噌作り。実は、集落の芝焼きも今日に予定されていたので、朝方は少し慌ただしくなると思っていたのだが、一昨日の雪がかなり積もっていて、芝焼きは中止。
ということで、朝からひたすら大豆を大鍋で煮る。幸い今日は風もなくて、気温もさほど低くないので、薪の火を維持するための見張りも楽だ。いつものことだけど、この作業の間は火の前を離れるわけに行かないのだが、そこでやる事も限られている。そんなわけで、ここ数年は、この時間に秋に拾ってきた鬼胡桃をひたすら割る作業をしている。今年も、秋にSunnyでたんまりと採ってきたので、大きなポールに一杯以上の鬼胡桃をひたすら割っていた。
この鬼胡桃って、外の硬い殻を割るのも大変なのだが、その後に実を取り下すのがもっと大変なのだ。実際問題、綺麗に一箇所も割らずに剥けた事は一度もない。それでも、まあ砕けた実も胡桃の粉的に使ったりできるので、まぁ無駄にはならない。
そんな胡桃割りをしていたら、ふと昔MISでnatcrackerというサービスをしたことがあるのを思い出した。ちょっと、検索したらまだこんなページがあってびっくり。これ知ってる人は、かなり怪しいな。
恒例の味噌作りは、無事に夕方に終了。今年も、減産モードで、三樽ほどの仕込み。これでも、完成ては180kgくらいになる。味噌作りは、平成15年にはじめて、途中家の建築のために一回パスしたので、今年で16回目になる。
一時は、自家用も含めて8樽(完成で480kg)を仕込んでいた。一回に仕込める量は、釜の大きさや作業場所の関係で、せいぜい3樽なので、当時は冬場に週末を三回味噌作りに費やしてたことになる。
いまや、人数も実質四人で、作業時間も最短で終わるようになったので、まあ気楽ではある。そして、味噌の出来上がりも、本当に安定していて、いろんな意味で落ち着いてるのが嬉しい。
作業後は温泉で汚れを落として、夜のスーパーあずさで東京に戻った。
今日の午前中は、Wi-FILS推進協議会の最後の総会。この協議会は、僕らがIEEE802.11で標準化提案をし、TGaiとて本格的に仕様策定がはじまったタイミングで、国内のメーカーやサービス事業者らと、その普及と支援のために設立した。11aiは、7年の活動の結果、IEEE802.11aiとして正式に標準化もおわり、Wi-Fi Allianceでも、OCEという認定プログラムが制定された。
この協議会が2013年に雪の京都で行った実証実験の映像は、技術のメリットを明確に示し、IEEE802.11やWi-Fi Allianceにおける標準化活動を活発にするきっかけになった。
この協議会の座長を長年にわたりお勤めいただいた東洋大学の山田名誉教授が、簡潔明瞭に無線LANの高速接続が可能に という記事で、活動を総括してくれている。
この記事の中でもリンクがあるけど、アメリカの調査会社 7SIGNALがWHITEPAPER: 802.11ai Fast Initial Link Setup をリリースしていて、技術的な解説がよくまとまっている。
というわけで、11aiは、標準化と社会実装までがひととおり終わったので、Wi-FILS推進協議会も、本日付けで解散となった。この間、協議会の座長としてリードいただいた山田先生をはじめ、総務省関係者、会員の皆様や実験に協力いただいたITRCや京都大学の皆様には、あらためてここに感謝の気持ちを表したい。
さて、僕の次ミッションは、次世代の育成なわけで、IEEE802.11では、11aiのVice ChairやSecretaryを務めてくれた元同僚らが中心となって、IEEE802.11bcという新しい標準化活動がスタートし。こちらでは、僕はバックアップサポーターとして支えていくことになる。
今朝は、東青梅に打ち合わせで出かけたのだが、出発直前の9時からDTAの運営会議のテレカンがあった。家でテレカンに出たあとに出発だとギリギリなので、どうしたものかと考えていたら、新宿駅にボックス型のシェアブースがあったのを思い出した。
これなら、タイミング的にちょうどいいけど、混雑していたり簡単に使えなかったら困るので、少し早めに新宿駅に移動。Station Work というやつで、スマホとスイカでサクッと使えるでは思っていたのが間違いだった。まだ、実証実験中ということもあって、まずは会員登録をして.....という一連の手続きがあって、まぁそれはそれで、スマホで登録して、メールを受け取ってというレベルなのではある。
ところが、肝心のこのブースは、9時からしか使えない。しかも、数少ないブースが今朝は予約がはいっていて、微妙に空いてない。というわけで、結局はあきらめて、立川まで特急で移動することにして、特急のなかでリスニングモードでテレカンに参加。せっかく、新しい仕組みを使おうと思ったのに残念....
立川から青梅線で東青梅までの移動は、なんかとても懐かしい。もう、33年くらい前に、僕は小作に通勤していたことがあるのだ。そんなわけで、久しぶりの青梅線に、なんかほっこり。
立川からの青梅線にのるとYumingのLaundry Gateの思い出が脳内されるのは、33年経っても変わらない...
長年研究ネタで関係してる案件で、どうも積み残しが多いようでSoSが出ていたので、関係者に集まってもらい、再確認。
エンジニアの一人は、いまはベンチャーの社長さんだけど、彼が大学生の時からの付き合いで、僕の周りにいる信頼できて力のあるエンジニアの一人。というわけで、いろいろとあったけど彼が出てきてくれたら話が早かった。
仕様書に書いてあるとか、書いてないとか言うレベルの仕事のずれをする人って、大抵の場合はごまかしとか逃げなんだけど、ゴールのイメージを共有できる人というのは、そういうことがないのが嬉しい。
もう、開発とか研究の仕事を。ずっとしてきたので、技術者の技量っていうのは、ソフト屋だろうがハード屋が、だいたい少し会話をするとそれなりに推しはかれる。結局のところは、技量のあるエンジニアというのは、口先でごまかしたりしないので、仕事のパートナーとしては信頼ができると思う。
もっとも、そういうエンジニアが周りに何人いるかというと、最後のとこまで信頼できるエンジニアって、本当に少ないなぁ.....
今日は、とにもかくにもゴールのイメージが共有できる打ち合わせだったのが何よりだった。
夕方、この案件の先の展開について、旧知の人に電話で確認しようとしたら、会社の近くを移動中というので、そのまま経路変更してもらって合流して、蕎麦屋で一献。
IEEE802のWireless Interimという会議を、日本で開催できないかといろいろと調べている。2011年に沖縄で開催した時は、開催まで一年を切ったタイミングで、いきなり相談が舞い込んで、かなりバタバタだった経験がある。
当時は、沖縄の人たちの手厚いホスピタリティのおかげで、無事に開催できて、評判も良かった
あれから、もう8年が経過したのだが、今から招聘すると最短でも2011年5月になるので、まさに10年ぶりということになる。今回は、かりに承認がとれれば、最初から自分が関与するし、時間もあるので、しっかりと準備はできるだろう。
来月の会合で提案するために少し候補地の下調べをしているのだが、日本は本当にMICEといわれるこの類国際会議などの誘致にいろいろな支援がある。IEEE802のWireless Interimは、概ね300人超の参加者で、日曜日から金曜日まで、毎日17部屋くらいの会議室を使う。ところが、性質上民間スポンサーを募って、ロゴや広告を会議場にデカデカと掲げることが出来ない。基本的に開催の予算は、参加者からの参加費で賄うのだけど、日本だと会議室代がものすごく高いので、こういう一連の助成制度は、本当にありがたい。
2021年のIEEE802がどうなっているのかは、ちょっと予測仕切れない点もあるけど、とにかく10年ぶりに日本で開催できればと思うのだ。
久しぶりにSunnyで、AliceとPooに騎乗。午前中は丸馬場で、Aliceと30分弱。随分といろいろ落ち着いてきた感じがする。常歩、速歩、駆歩と三種の歩様で輪線運動。本当にやわらかい扶助で、歩様もコース採りも変えてくれるのが嬉しい。
午後は、Poo さんに、長形馬場で騎乗。最近は、なるべく決まり切った流れではなく、いろいろな図形を試しているのだが、Pooとは去年の後半から微妙な変化を感じている。
それは何かというと、どうも全体の動きがとても軽くて、力を入れてなにかをする感じがないのだ。この原因がなんなのかわからないけど、とにかく柔らかい。
この微妙な変化は、とても心地よいので、この三連休は、もう少し静かに馬たちと向き合ってみることにしよう。
午前中は、Pooと久しぶりに茅ヶ岳の林道コースで7km。実は、今年に入ってから、Pooとは初めての林道。昨日の日記に書いた微妙な変化は、外でも同じで、今日はひたすら速歩だけで林道を往復したのだけど、まったくもって感覚が軽い。
いつもだと、数回はハミを嫌がるのかしゃくりあげるような首の振り方をすることがあるのだが、今日は一度も無かった。こんなことは、まったく初めてのことだ。
昼を挟んで、午後はAliceと長形馬場で一鞍。丸馬場ではないので、広い場所に出た時の挙動なども確かめながら、あまり難しくない図形を考えて30分。なんだか、とても気持ちのいい騎乗ができた。
なんとなく、Aliceに乗るようになって、手綱や扶助の仕方が、かなりソフトになっていて、それがPooに乗る時にも良い結果になっているのではないだろうかと思ったのだがどうだろうか。
要するに、年寄りの男同士でも、若い女の子と接するように、気遣いと優しさがいるんだってことだよね....
夜は、馬仲間3人組で、遅ればせながらの新年会飲み。こちらも、馬鹿飲みせずにソフトタッチだった。
はじめて、雪の北海道で出会ってから、早いもので10ヶ月が過ぎた。山梨で会えるようになってから、最初の頃はとてもツレなくされたり、お外でデートと思ったら振り切られたり、極め付けはパンチまでされたけど、最近はなんかとても良い感じのお付き合いをしている。
そんなわけで、この三連休もべったり毎日会ってたりするのだけど、今日は思い切って、あんなことやこんなこともしながら定番のデートコースを二人で回ることにしてみた。はっきりいって、おじさんの望むデートコースだし、あっち向けとかこっち向けてとか言うと、めんどくさがられて、途中でどっかに行かれてしまうことも覚悟していた。
ところが、なんと初めてなのに、本当に気持ちよく、最初から最後まで気持ちよく付き合ってくれて、もうますます惚れなおしてしまった。このコースは、男同士でなんども通ったのだけど、こんなに気持ちよく最初から最後までをランデブー出来たのは、多分数えるほどもない。
ということで、Aliceで、はじめて3級経路を踏んでみたのだが、正直想像以上に納得できる結果だった。昨日、林道に出かけたPooさんは、今日はお休み。今日の午後は、二人とも装蹄とのことで、午後は仕事をして夜東京にもどる。
今日は、早朝のテレカンから始まって、情報銀行の検討会や語彙体系の話などのあと、リアルな銀行の方とも打ち合わせと、なんだかバーチャルなんだかリアルなんだか....
でも、夜は旧知の方達と、西荻の居酒屋で一献。二人とも知り合ってから20年くらいになるのだが、まさかこのお二方が同じ職場に異動になるとはとびっくり。でっ、まぁせっかくだから3人でたまにはという話。
中央線沿線が都合が良いというので、西荻にあるお店を紹介してもらって電話をしたら、たまたま席がとれた。でっ、西荻在住のお酒に詳しい知人に聞いたら、なかなかの評判の店で、予約がとれないとこらしい。
とても、狭いお店なんだけど、人気店だけあって、お刺身もシメのうに・いくらチャーハンも、なかなかに美味しかった。
それにしても、西荻ってディープだよね。
今日も、ひたすら来客と客先打ち合わせな1日。でも、今日は、ひとつひとつがなかなかに面白かったので、なにがということはないけど、充足感がある。
しかし、一番エキサイティングだったのは、夜の23時からNIST/IEEEのBigData関係のキーマンとのテレカン。事務系な人のアレンジなんで、WebExなのに、電話モードしか使わない設定は、ちょっとなぁと思ったけど、事前に資料を送っておいたので、問題なくそれなりに議論ができた。
今日の議論では、ちょっと面白いアイデアももらえたし、次回ははテレカンでインビテーションスピーチしてねということになって、結構前のめりに進みそう。
たしかに、一つのながれでWebでやっちまえ論ってありだなと思う指摘もあって、これはなかなか目から鱗だったわ。
今朝は、大手町での打ち合わせのあと、午後の総務省での会議までの間が微妙だった。一旦会社に戻っても、すぐ出てくる感じだし、カフェで仕事するには、ちょっと集中したい案件もあるし。
ということで、ちょうど打ち合わせしたビルの一階に、Telecubeというのがあったので、使ってみることにした。この前JR新宿駅で使おうとした時は、時間と空きがあわずに諦めたので、再チャレンジ。
時間になると、QRコードで解錠できるんだが、そのアプリがWEBベースで、Safari限定。iPhoneでQRコードからたたくと、デフォルトがChromeなので怒られる。めんどくせーなと思いながら、URLをコピペして、無事に箱入り。
防音が効いているので、なかなかに静かだけど、正面についてるディスプレイを使うには、HDMIケーブルを持っていないとダメらしいが、そんなの持って歩いてないよ。イーサネットのケーブルもあるけど、なぜかDHCPも降ってこない。Wi-Fiは、あるんだかないんだか、なんの表示もない。
まぁ、静かで、机と椅子と電源があるだけでも、こちらには都合が良いから、別に構わないけど...
予約は、30分単位なんだけど、中に入ってる状態でも、次のスロットが空いてれば、予約ができたので、それはそれでありがたかった。
これ今はトライアルで無料だけど、サービスインしたらいくらくらいになるんだろう。各駅とかにあるとちょっと便利かもしれないなぁ。
午後は、総務省の技術戦略WGで標準化について、6つの提言を発表。ちょっと図々しいかもしれないけど、全部 shouldで言い切ってしまった。
今日の午後は、某省庁主催の会議にオブザーバー参加。複数の省庁が集まる会議というのは、あまり経験がないんだけど、これはちょっとやばい感が半端ないわ。少なくとも、一言も発しない省庁があったりで、まあ笛ふけどなんとかってやつだわ。
またまた、民間団体が複数参加していて、某団体が口火を切ってくれたので、それに乗じるわけではないけど、少し発言はさせてもらった。でもさぁ、それいぜんに連絡会というにも寂しい感じが否めないのは、どうしたものかしらん。
昨日の某省の会議みたいに、発表者が時間を守らないのもいかがなものかと思うけど、今日の会議みたいにたかだか20程度のオフィシャル参加者なのに、一言も発しない参加者がいるのも呆れてしまう。
いろんな意味でクライテリアを明確にしない、日本式文化の課題を垣間見た気がする。
今朝は、先々週の予定が残雪のために中止になった集落の芝焼き。昨日、東京で雪が舞ったけど、こちらには影響なく、今回は無事に実施となった。
芝焼きは、畔の枯れ草に火をつけて焼くのだけど、消防団が延焼防止のためにポンプ車をだして対応するため、近隣の集落との開催日程調整があるので、今回中止だと今年はもう後がなかった。
今日は、十分に乾燥していて、風もちょうど良い感じだったので、2時間くらいで集落の圃場全体の芝焼きが無事に終了。しかし、年に一度の公式な火付けだけど、これはこれでちょっと楽しい大人の火遊びだったりする。
午後からSunnyへいき、Pooと1鞍。午後から風が強くなってきたので、Aliceはパス。
午前中は、Aliceと丸馬場で一鞍。速歩の出足のスムーズさが癖になりそうなくらい気持ちいい。こういう蜜月関係がずっと続いてくれるといいんだけど....
午後は、Pooと久しぶりの登坂訓練。高低差25mくらいの坂を、ひたすら常歩で歩度を伸ばして上り、下りはのんびりと手綱を緩めて戻ることの繰り返しを5回。
3回目の下りの途中で、ボロをされたので、練習が終わってから戻ってスコップで処理。しかし、この場所も練習後に戻っての処理というのも、去年の5月の落馬事故の時と同じシチュエーション。いろんな意味で克服しないといけないトラウマなので、今回は慎重に腹帯もチェックして、無事にクリア。
夕食後、いつものように漬物などの食材をトートバッグにいれて、東京に戻る。
朝は、中小企業庁を訪問して、中小企業におけるデータ活用について意見交換。ビッグデータは、圧倒的に大企業が保有しているのだろうけど、これを流通させれば、中小企業にもチャンスが生まれるかと期待しているのだが、よいサクセスケーススタデイがなかなか思い浮かばないのが悩みだ。
午後は、データ流通に関する国際標準化の戦略会議。この会議は、DTAとして事務局を勤めているのだが、構成員が皆本当に国際標準化の現場にいる人たちなので、実に現実的かつ建設的な意見があって実に楽しい。
検討会のあと、座長のNさんを囲んで、ビール飲みながら談義、同い年なんだけど、もう最近は病気とか薬とかの話が多いのがなんだかなぁ....
急遽、NIST/IEEEのBDGMM(Big Data Governance and Metadata and Management)WG のテレカンに招待されてプレゼンすることに。その前に、iEEE-SAのスッタフから事前すり合わせのリクエストもあって、日付の変わる前後に連続してWEB会議。
それにしても、面白いのはやはりBig Dataをメインで扱ってる人達からの質疑は、なかなかに鋭いし楽しい。そして、なによりもこちらの示す課題意識や解決案に、それなりの理解をしてくれることだ。
いま、DTAでいろいろと進めているトレーディングモデルのアーキテクチャは、明らかに欧州モデルや米国モデルよりも流通推進型だと思うのだが、そういう違いを彼らが新鮮なものとして受け止めてくれているのだから、これをチャンスに、グローバルスタンダートへ進めたいものだ。
でも...眠い。
先日、採血をして検査をお願いしていたリキッドバイオプシーの結果が出た。リキッドバイオプシーとは、血液などの体液に含まれる微量のがん細胞やがん細胞由来のDNAを調べるこしで、バイオプシー(生検)と同様に、癌のマーカーとして進行や転移の状況が調べらるというものだ。
縁あってリキッドバイオプシーの第一線で活躍されている先生に、僕の血液からDNAのシーケンス検査をしていただくことになり、先月採血していただいたのだが、今日その結果が届いた。
採血した血液から50個の有意な検体をえて、DNAシーケンスを調べた結果、癌の転移や存在を示す有意なものは見つからなかったとのことだ。
MRIなどの画像も見ているし、PSAというマーカー値も確認しているけど、遠隔のリンパ節や骨への転移などがあるのではと、常にビクビクしているのだけど、この結果は、少なくともいまはそういうことはないというもののようだ。
こうなると、いま続けてる副作用のあるホルモン療法は、早くやめたいなと思うけど、これはこれでとても勇気がいるので、なとんも言えないな。
しかし、このように血液検査だけ転移や再発などの予兆を早期に知ることができるのは、本当に素晴らしい。日本でも、このリキッドバイオプシーがもっと普及してほしいなとつくづく思う。
今日の昼は、知り合いの官僚とランチ。彼がシリンコンバレーに勤務していた時に知り合ったのだが、帰国していまは準天頂系な仕事をしている。というわけで、ランチの話題はついついそっちに流れる。
準天頂のさきがけでは、とても精度の高い測位が可能となるのだが、比較的小さなアンテナとチップでも、数メートル程度の精度が得られる。この用途として、確かにどの車線を走行しているという精度まで取れると、いろいろと広がりそうだ。
ちょうど、火曜日にエブリセンスで発表したオープンテレマティックス の実験では、まさにこの精度の位置情報を収集できることも確認できた。
さきがけの恩恵で、新しいデータ利活用が始まる予感がする。
♪ぼくらは位置について 横一列でスタートをきった....♬
P乗用馬19歳、競走馬からこの世界に飛び込んだ。同じように人を乗せる仕事でも、瞬発力と短期勝負の競走馬と数時間も走り続けるエンデュランスの世界は、まったく求められるものが違う。最初は戸惑ったこともあった、走り出したい衝動は、本能として、馬なら誰にでもある。それをこらえて、長丁場のレースを、怪我をせずに完走することの難しさに立ち向かってきた。
この日、やってきたのはMだ。Mとは、ここ数年一緒に60kmまでのレースをこなしてきた。最初は、その乗り方、手綱捌きに辟易させられた。考えてることが読めない....いたずらな体重移動に押さえつけられ、半ば無理やりというハミの当たりに反発し、綱引き状態に陥ることばかりだった。所詮、どんなに頑張っても、力勝負になったら人間なんて、小さいものなのに、それが判っていない。ちょっとした不注意のせいで、夏前に一度振り落としたことがある。幸い自分は大事には至らなかったが、Mにはそこそこに厳しい仕打ちだったかもしれない。
でも、Pは妥協しない。お互いの信頼関係は、相手に対するきめ細かな気配りがあってこそ成り立つものだ。あの怪我で、少しでもそんなことを判ってほしかった。
そんなMとの関係が、最近は少しずつ変わってきた気がする。今日も、いつもの林道を12kmほどMと走った。気温が低い時期とはいえ、高低差350m、距離12kmをひたすら速歩で走り抜けるのは、それなりに疲れる。それでも、Pは妥協はしない。確実に、決して気を抜くことなく走り続けた。今日も、鞍上のMの息遣いを感じ、下手くそな手綱捌きながらも、適度に譲る姿勢を感じ取りながら走った。
あの振り落としたのが効いたのかというと、どうもそうではなさそうだ。去年の夏くらいからMに若い娘の影が見え隠れする。時には、そんな娘の残り香がゼッケンに染み込んでいる。こいつ、他所で遊んでやがると思うと、あまり気分のいいものではないのが普通だ。でも、乗用馬としてのPのプロ意識が決してそんなことは態度に出さない。
久しぶりの林道の裏道コースも、安定した走りでこなし、決してバタつかない。これが、Pの仕事の流儀、
♬あと一歩だけ、前に進もう♬
ということで、午前中はPooと林道を12km。午後はAliceと馬場で40分。今日は風はあるけど、気温は高かったので、いつもの場所をチェックしたら、蕗の薹が出ていたので、さっそく摘んで、アンチョビとカラスミと蕗の薹のパスタを夕食に。たまたま、昨日芽キャベツを買っていて、当初は芽キャベツのパスタの予定だったけど、蕗の薹が入ったので、芽キャベツはパンチェッタや冬野菜と合わせてスープに。
♪ぼくらは位置について 横一列でスタートをきった....♬
Alice乗用馬3歳、一年前の春、それまで育った北海道から一人で山梨まで出てきた。北海道の山中で育ってきたのに、いきなりの長旅で、山梨の牧場に飛び込んだ。 初めての馬房暮らしだった。いきなりの環境の変化で、食事も喉が通らない日が続いた。
「戸惑うとか以前に、まったくなにもわからない状態でしたね。一緒に北海道から出てきた子達とも別れ離れになってしまったし。もっとも、あの子達とは、牛と馬で最初から違う育ちではあったんですけどね。最初は、なにもすることがなくて、服も着ることもなくて、知らない先輩達との距離もつかめませんでしたね。食欲も、こっちにきてしばらくの間は、かなりなくなって、塩を舐めて、水ばかり飲んでましたね。」
それでも、Aliceは、この新しい場所で、新しいパートナーとの仕事を続けることから逃げなかった。そんな矢先、口を怪我して、ハミを受け付けなくなったこともあった。それでも、少しずつ足の上げ方や準備運動の手順など、小さなことから、ゆっくりとだけど引き出しを増やしてきたつもりだ。
「はっきり言って、年も違うじゃないですかぁパートナーとは。それでも、相手がベテランならいいんですけどね、言っちゃうけどライダーとしては、まだまだ若いというか判ってないというか、イラっとすることも多いんですよ。だから、一度なんて準備運動の時に、ついビクッとして、蹴飛ばしちゃったこともあるんですよね。大きな怪我にならなかったけど、ちょっとこっちも後味は悪かったかな。あっ、でもその一度だけですよテヘッ」
今日は、そのパートナーと新しい取り組みにチャンレンジとなった。馬場での練習の後、クラブの周りを常歩で一回りするこになった。しかし、間の悪いことに、通り道の横の畑で、木の伐採と野焼きをしていた。こんな光景は、見たことがなかった。しかも、車が後ろからきて追い越していった。緊張でボロが出た。それでも、走り出したりせずに、しっかりと最後まで歩ききった。
「いやー、緊張しますよ。だって、いきなり焚き火に車ですよ。ボロしゃっても、恥ずかしいなんて言ってられないですよね。一応、プロの乗用馬なんで」
緊張しながらも、新しいチャンレジを乗り切った。汗を流したあと、食事の前に、いつもの砂浴び。こうして、1つずつ階段を登っていく、これが、Aliceの仕事の流儀、
♬あと一歩だけ、前に進もう♬
というわけで、今日はAliceと馬場練習のあと、Sunnyの周りを一回り。今日も、蕗の薹を摘んで、昼にを天ぷらでいただく。小さい新鮮な芽は、独特の風味はそのままなのに、本当に柔らかくて美味しい。
今日の午前中は、日本経済研究センターで、EverySenseのデータ取引市場についての講演。しかし、そんな日の日経一面は、データ共有100社調査一覧 外部へ平均17件。GAFAガガガといってるけど、実はGAFAよりも日本の企業の方が説明なきデータ共有をしていたという実態は、なんだかなぁ....と情けなくなる。
午後は、世界経済フォーラム WEFで、インドのビッグデータ・パーソナルデータ系なリーダー達との政策討議。そのあと、自治体系のデータ共有のための話しなど、今日は朝から夜までデータな1日。
しかし、合意なきというか説明なきデータ共有というのは、実はものすごい領域で行われているんだよなぁ....
最近は、政府の有識者会合というやつの意思決定プロセスがいろいろと波紋を広げている。そして、まぁ不思議なもので、何かあると必ずあとからリークネタが出てくるのだが、白黒はっきりしないのばかりだ。
とにかく、この類の検討会っていうのは、その人選がそもそも不透明なうえに、その会合における合意形成プロセスも曖昧すぎる。結果的にいつの会合で、どうしてそうなったというのがスッキリしないケースが多い。
だから、問題が出てきた時に、NHKのチコちゃんに叱られるでやってる"たぶんこうだったんじゃないか劇場"的な再現しかできなくて、それは多分に主観的で、言った言わない、こうだったんじゃないですか...挙句の果てに、国民の多くは.....みたいなエンドレス議論に落ちいるんだろう。
今日も、2つほど省庁関係の検討会というのに出席したのだけど、どちらも人選や意思決定の不透明さは、相変わらずだった。それでも、ともに推進役であるチェアがしっかりと議論の方向性も示したし、1つのほうはとても個性のあるリーダーシップで清々しかったりもした。
しかし、またしても静止画ダウロードの件などで著作権がらみは、かなり迷走しているという話しも聞こえてきている。去年のブロッキング問題では、検討会をして合意形成に至らなかったことを結論としたとても画期的な事例だったけど、世の中が複雑に絡み合っている現在では、もう空気を読む阿吽の呼吸的な会議体は、成り立たなくなるだろう。
というわけで、どこかの省庁で、有識者会合のあり方検討会でも開いてはどうだろうか。Robert's Rule of Orderの勉強会でもいいけど....
2つ目の会議のあと、羽田から那覇に移動。那覇にトランジットではなくて逗留するのは、なんと8年ぶり。でも、11時近くに到着したら誰も遊んでくれないので、ホテルのバーでお一人様ナイトキャプ。
今日は、那覇の産業支援センターで、ITRCのPIOT分科会とRICC分科会の共催ワークショップへ参加。今回は、インターネット協会とデータ流通推進協議会のジョイントタスクフォースの行うデータ流通実証実験へ対応するために、SigFoxやWi-Fi系のセンサーデバイスからのデータをデータ取引市場を介して提供するまでのやり方を習得するのが目的。
僕以外の参加者は昨日の午後からのワークショップで、すでに実験済みなのだが、僕はSigFoxのマルチアダプタという端末を自分のアカウントにつないで、一通りのデータ提供までの流れを実装。まぁ、当たり前だけど普通に動くよね。これで、自律分散でのデータ収集ができるのだが、SigFoxの良いとこは、とにかくGWとかなしで繋がることだわ。
夜は、ITRCの懇親会に最初だけ顔を出して、そのあと8年ぶりに沖縄の仲間たちと再会。彼・彼女らは、2011年に宜野湾で開催したIEEE802 Wireless Interimの時のコンベンションセンター側のみなさん。あの時は、突如降って湧いたLA(Local Arrangemnt)的なお仕事で、かなりバタバタだったけど、この仲間たちの素晴らしいホストで、とても良い会議となった。
この会議のあとも、東京で一・二度あったり、FaceBookなどで繋がっていたので、お互いに近況は知っているけど、やはり直接の再会はとても懐かしくて、嬉しい。しかも、あの当時はまだお付き合いもしていなかった、二人がなんとその後結婚して、今は二児を授かっている。さらに、もう一人のリーダーは、この春から新しいチャレンジをするということで、とてもワクワクする話しを聞かせてもらって、幸せのおすそ分けを頂いた感じ。
そして、今夜の会食の場所は、琉音という、沖縄の郷土料理のこだわりのお店で、これまたすばしい心配りに感謝・感謝だった。
きっと、また近いうちに再会しようということで、楽しい夜を堪能させてもらった。