最近は、政府の有識者会合というやつの意思決定プロセスがいろいろと波紋を広げている。そして、まぁ不思議なもので、何かあると必ずあとからリークネタが出てくるのだが、白黒はっきりしないのばかりだ。
とにかく、この類の検討会っていうのは、その人選がそもそも不透明なうえに、その会合における合意形成プロセスも曖昧すぎる。結果的にいつの会合で、どうしてそうなったというのがスッキリしないケースが多い。
だから、問題が出てきた時に、NHKのチコちゃんに叱られるでやってる"たぶんこうだったんじゃないか劇場"的な再現しかできなくて、それは多分に主観的で、言った言わない、こうだったんじゃないですか...挙句の果てに、国民の多くは.....みたいなエンドレス議論に落ちいるんだろう。
今日も、2つほど省庁関係の検討会というのに出席したのだけど、どちらも人選や意思決定の不透明さは、相変わらずだった。それでも、ともに推進役であるチェアがしっかりと議論の方向性も示したし、1つのほうはとても個性のあるリーダーシップで清々しかったりもした。
しかし、またしても静止画ダウロードの件などで著作権がらみは、かなり迷走しているという話しも聞こえてきている。去年のブロッキング問題では、検討会をして合意形成に至らなかったことを結論としたとても画期的な事例だったけど、世の中が複雑に絡み合っている現在では、もう空気を読む阿吽の呼吸的な会議体は、成り立たなくなるだろう。
というわけで、どこかの省庁で、有識者会合のあり方検討会でも開いてはどうだろうか。Robert's Rule of Orderの勉強会でもいいけど....
2つ目の会議のあと、羽田から那覇に移動。那覇にトランジットではなくて逗留するのは、なんと8年ぶり。でも、11時近くに到着したら誰も遊んでくれないので、ホテルのバーでお一人様ナイトキャプ。