新年あけましておめでとうございます。今年もサンノゼ(厳密にはサンタクララ)のアパートで、日本から16時間遅れの元旦を迎えました。
昨年も、本当に多くの方のサポートとご指導をいただき、一年を過ごす事ができました。つくづく、自分は生かされているんだなぁと感じる年でありました。
昨年、一昨年と続けて、本当に骨の折れる事があったのですが、これもやはり寄る年波のせいでしょうか。一昨年の肋も、昨年の背骨と仙骨も、明確に骨折と診断されたのは、ともに原因の発生から数ヶ月以上経過した時点だったし、治療らしい治療は何もできずに時間薬による自然治癒という、お間抜けな骨折りでした。
まぁ、毎日のように仕事では、骨も心も折れることがあるので、慣れているとはいえ、今年は骨の折れないように、慎重に生きようと思ってます。
というわけで、今年もテーマ別につらつらと昨年の反省と抱負を綴って、新年のご挨拶にしたいと思います。かなり長文です。
みなさまにとって、今年が幸多い年となることを祈っております。
データ流通推進協議会(DTA)の活動では、実際のデータの流通や取引によるサクセス事例が出てくることを期待していたのですが、残念ながらまだ萌芽は薄い感じでした。それでも、相変わらずデータ流通やデータ社会に対する期待は大きく、DFFTやSociety5.0も確実に世界的に浸透しつつある(浸透言うな)と感じています。DTAは、会員数も増え、活動も活発で、四半期毎のデータ流通推進フォーラムには、多くの方に参加いただいています。
また、国際標準化団体との関係強化も進み、IEEE DTSI(Data Trading System Initiative)が正式な活動として承認され、今年はいよいよ1st meetingを開催し、標準仕様の策定に進めたいと思っています。
そんなDTAの一年間の活動をまとめた機関紙は、会員以外の方にも有益だろうということで、出版社の協力のもとDTA Report 2018-2019として、一般書籍としての販売もさせていただきました。おかげさまで、業界団体機関紙なのに、それなりに多くの方に読んでいただけているようです。
今年は、技術基準や運用基準などについて、より具体的かつ実戦的に制度と連動して、多くの方々の実益にそう制度づくりに進めればと思っています。
これらに加えて、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ設計や、国際標準化の推進調査業務など、受託事業もその成果を広く多くの方に享受いただけるように邁進できればと思っています。
これらの社会的活動と並行して、EverySenseとしても、その制度や標準化に寄与するとともに、実ビジネスとしてデータ取引市場の運営を次のステップへと進めたいと思っています。昨年は、苦しみながらも着実に市場参加者が増えてきましたが、まだまだ実益を参加者に感じてもらうレベルには遠いのが実態でした。
しかしながら、素晴らしい協業先の皆さまとともに、より充実した市場運営モデルの姿が具体化しつつあります。より、安全に安心してデータ取引を実感していただける多くの機能を、今年は提供できるものと考えています。
また、研究開発的な視点からもやはりいくつかのプロジェクトや地方自治体との連携による実装も一定の成果展開ができるように進めてまいります。
私自身は、DTAの代表理事事務局長として、IEEE-DTSI Chairとして、またEverySenseの代表として、これらの活動に対して、それぞりの立場を混同せず中立、公平に責任ある推進役を務めるつもりです。
ある種、ライフワークである無線通信やその標準化は、昨年802.11bcが正式にタスクグループとして標準化策定に入り、その実装デモも披露されました。こちらの活動は、同僚と元同僚がチェア、バイスチェアとして、リードしてくれていますので、僕は裏方的に彼らを支えて、世代交代をより進めたいと思っています。
一方で、昨年7月から始まった慶應義塾大学SFCのUnWired Innovation labの特任教授として、設立の趣旨と計画にそった研究をいよいよ実践するつもりです。
治療中の前立腺癌は、最初の発見から2年が経過し、継続している内分泌療法と一昨年の放射線治療の成果で、とにかく腫瘍マーカであるPSAの再上昇はなく、MRIなどによる有意な腫瘍も見つかっていません。
とはいえ、内分泌療法の副作用としてのホットフラッシュ、関節の強張りは、慣れてきたとはいえ相変わらず継続しています。そして、昨年は骨密度の低下による背骨の圧迫骨折と仙骨の骨折をするという、悲しい状況でした。
また、昨年夏からは放射線治療の合併症である、放射性膀胱炎と直腸炎を発症したのですが、こちらも幸いにいまは収束しつつあります。
この辺りの経過は、この日記のHealthのカテゴリにまとめていますので、もし同世代で頻尿とか前立腺肥大とかPSA高などの人は、参考にしていただくと良いかもしれません。
個人的には、内分泌療法の継続によって、癌細胞に去勢対抗性が出て、PSA再上昇となったり、骨やリンパ節への転移が怖くて仕方がないのですが、こればかりは3ヶ月毎の定期的な診断の結果を確認することしか出来ないのが現状です。
そんな中、 SubPDとして取り組んでいるSIPのAIホスピタルによる高度診断・治療システムでも、取り組んでいるプレシジョン医療やリキッドバイオプシーには、一患者としても大きな期待を寄せるとともに、このプロジェクトの推進にデータ共有やICTの視点から寄与しています。
昨年は、自民党のデータヘルス推進特命委員会やいくつかの学会などで、このSIPの目的などを、キャンサーサバイバーの視点で解説させていただきました。また、旧知のICPF 情報通信政策フォーラムのセミナーのデータエビデンスに基づくプレシジョン医療への期待は、その資料もまとめて公開いただきました。
このSIPの目指すのは、AIやICTの力を借りて、医療従事者が一人一人の患者や病気と向き合う時間を増やしていくことなわけで、これは本当に熱い志のある参加者の、しがらみや垣根を超えた協力によって成し得ることだと思っています。
ということで、三年目に入るこのプロジェクトでは、ことしはいよいよデータ 共有のシステム設計などを具体的に進めるフェーズに入るつもりです。
昨年は、四月の八ヶ岳エンデュランスの40kmで2位&ベストライディング賞という嬉しいスタートでエンデュランスシーズンが始まったのに、六月の大会で、初めての失権(途中棄権)となり、結果的に背骨圧迫骨折と仙骨の骨折という怪我までしてしまいました。
さらには、可愛くて仕方がないAlice嬢は、三月末に右前肢の跛行が見つかり、なんと3ヶ月以上の療養となってしまい、やっと騎乗できる状態になった時には、僕が怪我で乗れないという、間の悪い前半でした。
そんな中、夏の終わりにはSunnyのオーナーと、ヒューストンに出かけ、いつものCyrpress Ranchで、15頭もの馬をチェック。僕は、怪我で騎乗は出来なかったけど、とても良い勉強になりました。そして、先月には、このうちの三頭がはるばる海を越えて、Sunnyにやってきたわけで、自分の馬ではないのに、関係者としては嬉しい限りでした。
そして、話は前後するけど、跛行の治ったAlice嬢は、秋の八ヶ岳大会にFさん騎乗でトレーニングライド20kmを無事に完走しました。僕も怪我が落ち着いて、やっと十一月くらいからAlice嬢に騎乗できるようになり、部班での林道への練習も出来るようになりました。
というわけで、今年は、とにかく怪我の無いことを祈りつつも、春からエンデュランスシーズンに、Alice嬢とともに参加していきたいと思っています。
最後にとても、とても長文になりましたが、皆さま今年もご指導のほどよろしくお願いいたします。
幸い昨夜の新年会で冷蔵庫の食材が片付いたので、今朝は朝食を抜きにして空港に移動。来るときには、お酒やら味噌やらがあったので、荷物をチェックインしたけど、帰りは何もないのでハンドキャリー。ところが、手荷物検査場のx線で、あっさりとスーツケースが引っかかった。とくに、液体とかないしと思ったら、キャンディかクッキーみたいなのが入ってない?とのこと。入ってますよ、大量に2瓶ほどクッキーが。クッキーといっても、馬用のクッキーなんだけどねと説明している横で、係員がスーツケースを開けて、チラッと確認したら、あっさりOK。そうか、こういう物も引っかかるんだと勉強になった。もっとも、前回の味噌のように、機内持ち込みできないからチェックインしてねとならなかったレベルなのは何よりだった。
最近は、クッキーの取り扱いが僕の周りでも話題になることが多いんだけど、こっちのクッキーも取り扱い注意だわ。
ところで、今回は、基本的に大晦日の昼飯の飲茶以外は、外で食事もしていないし、買い物以外は引きこもり状態だった。さすがに、昨日は元旦だし、少しだけ気晴らしにと思って、昼間にBayAreaRidgeRidersにちょっとだけ顔をだしてみた。ここは、馬に乗り出した最初の頃に見つけてから、ベイエリアでの外乗の定番になって、オーナーのMagdaともすっかり顔見知り。いつもは、ナショナルパークやビーチに馬運車で馬を連れてきて、そこで落ち合うのだけど、今日は騎乗する訳ではないので、ふらっとランチに寄ってみた。以前は、SkyLine沿いに放牧場を借りていたのだけど、三年くらい前にLosGatosに引っ越したというので、今日はそっちを初めて訪問してみた。
アポなしの訪問なので、本人がいるかもわからなかったけど、ちょうど近くまでいったら、子供の引き馬をしている本人とばったり行き合った。先に放牧場の近くに移動したら、すぐに戻ってきて馬たちを一通り紹介してくれた。6年くらい前に初めて乗せてもらった馬が、また戻ってきて子供達の引き馬をしていたり、いつも外乗の時に借りていた馬や、あたらしく増えたマスタングやらと、一通りご挨拶。ここのガイドでホースセラピーをしている人のミニチュアホースもいたりで、素敵な環境が自宅の隣にあるというのは、なんとも羨ましい限りだった。
まだ、体の状態が不安なので、基本的に暫くは海外での外乗は控えるつもりだけど、こうやって立ち寄って馬話が出来る仲間がいるのが嬉しい。
とある分担執筆は、図解モノなんで図と文章を両方考えないとならない。図に書きすぎると、それに対応した文章も多くなるけど、図がシンプルすぎると、書き足りないことが多い。図を書いて文章書いてるうちにまた図を直してなんてやってたら、お正月の宿題がなかなかに厳しいなぁという状況に陥ってしまった。
でっ、現実から逃避するわけではないけど、某SDO用の文章のほうもちよっと気晴らしに着手。こちらは、専用のサイトからフォーム入力を最終的にするのだけど、その入力前に文書をまずは寄与文章として会議で議論するので、とりあえずフレームワーク的なところを抑えて、寄与文書のテンプレートも用意。
つくづく、40年の歴史のある標準化委員会の蓄積は、凄いなと再認識。
フライトは予定より少し早着して、新宿からあずさで山梨にもどり、いつものたかねの湯で、初湯。山梨は、寒いわ。
午前中は、SunnyでAllice嬢と新春初デート。風が強いけど、そこそこに落ち着いてたのだが、どうも気になってしょうがないところがあるらしい。放牧場からつなぎ場に行くときに、同じとこで固まる。諦めずになだめてすかして、なんとか馬装して馬場に。
騎乗の時に挙動が今ひとつで、乗るまでにがっつりと時間をかけて、最後はステップを使わずに騎乗。馬場では、暮れに乗った時と同じ場所で物見。それでも、こちらに意識を集中させていくと普通になって、気持ちの良い初乗りとなった。
騎乗後に放牧場に連れて行ったら、さっそく砂浴び。そのあとは、仲良く銀・アリ ペアでランチしてた。
Sunnyのあと、散髪に行ったのだけど、会計の時にいつもよりも200円安い。「あれ、値下げしたの?」って聞いたら、「お父さん、60超えてるでしょ?」とのこと、「今年というか三月で60にはなるけど...」と言ったら、そまま安い価格で清算。
ここ、フランチャイズな床屋で、店員と顔見知りとかじゃないし、会員証みたいなのがあるわけではないので、要するに見た目判断。まぁ、年相応に見られる、落ち着いた大人になったてことにと思ったけど、いささかショック。
夜は、Fさんがおせちの差し入れをしてくれたので、プチ新年会。馬話は終わりがないなぁ...
昨夜、少しちらついた雪は、本当に一瞬だけですぐに止んでくれたのに、今朝はとても冷え込んで、朝9時を過ぎても氷点下だった。 放牧場に行ったら、朝は風も弱くて毛皮を着てるから寒くないのか、Aliceお嬢様は優雅にすわって日向ぼっこ。
僕が、声をかけても、まったく起き上がろうとしない。真横に行って顔や背中を撫でても、まったく起き上がらない。仕方がないから、すわってる状態で無口を着けても、マッタリしたまま。いっそ、このまま騾馬で乗っちゃうぞと言っても動じない。もしかしたら、怪我でもして立てないのかと不安になったけど、苦しそうな様子もなく、ひたすらのんびり。放牧場をシェアしているお銀姉さんも、僕の背中をツンツンしたりして、なんだか2人ともあまりに警戒心がない。しょうがないので、舌呼してリードロープで少しプレッシャをかけたら、ようやく立ち上がった。
まったく、草食動物としての自覚がないのか、僕が完全に安全な草食男子と思われているのか、どっちなんだかな。
そのあと調馬策運動をして、馬装をする繋ぎ場に向かおうとすると、ピタッと止まる。昨日のことがあったので、今日はFさんにリードしてみてもらったのだけど、昨日と同じ場所で止まる。昨日は、風があって何かが嫌だったのかと思ったけど、どうも馬装されて騎乗されることに対して、反抗しているのかもしれない。
なんどか、行ったり来たりしながら繋ぎ場に入って馬装。今日は先輩のエドちゃんと二組の部班で林道へ。まずは、先頭でと歩き出したら、敷地から出るとこで、またもや反抗。ではということで、順番を変わってもらったら、あっさりとエドちゃんについて行く。結局、林道のコースの途中までは、ひたすら後ろで行き、途中で前後を変わってもらい、いままでAliceが一度も行ったことのない分岐のコースへ進めたけど、とくに反抗もなくてスタスタいく。予定している場所で折り返したのだけど、なんだかそのままもっと行きそうな雰囲気だった。
帰りに、また途中でUターンさせたら、さすがにこれはサクッとは行かないけど、この辺りPooさんでも最初は抵抗したパターンなので、とにかくあまり多くのことはさせずに、今日は知らない道に先頭でいけたことでOK。
午後帰宅して、少し書類の整理をしていたら、家人らが夜に戻ってくるというので、夕飯を作って待つことに。なんだか、昨日からフォカッチャ食べたい病が発症していたので、フォカッチャを焼く、メインをどうしうか食材を見回したら、セモリナ粉の在庫と鶏肉が目についたので、久しぶりにパスタマシンでペンネを製麺して、鶏肉とマッシュルームのグラタン。モッツァレラトマトの前菜とパンチェッタベースの煮野菜で、イタリアンな夕食に。
家でご飯作って、家人の帰りを待ってたりするから、草食系に見られるのか....
仕事はじめの今日は、事務所で溜まっている事務仕事の仕上げ。昨年末に部屋の配置換えをして、今年からは新しい体制になるので、いろいろと整理できるものは整理。
比較的ゆったりとスタートしたけど、今日も午後にはSIPの会議。こちらのSIPは、課題はあるもののしっかりと色々なことが進んでいるので、会議も1時間でスッキリと終わる、
長期の休みのあととかは、無性にお鮨が食べたくなるのだが、場所柄なのか今風のおしゃれでお高い店しかないのが辛い。会社の近くで老夫婦が経営していたお鮨屋さんがあって、こぢんまりしていて、リーズナブルなのにネタも良かったのだが、ご高齢のため昨年閉店となってしまった。
そんなわけで、今夜は骨董通り近くに新しくできたお店に挑戦。場所柄か今風の小洒落たお店なわけで、それなりに美味しいし楽しかった。でも、やっぱし、小さな昔ながらの一軒が欲しいなぁ.....
今日は、3ヶ月毎の定期検診。前立腺癌の発見から2年と2ヶ月が経過し、最初の内分泌療法の投薬と皮下注射からも、丸2年が経過したことになる。
内分泌療法と一昨年の放射線治療により、腫瘍マーカーであるPSAは、院内検査の測定限界値以下で推移しているので一安心。また、先々月くらいまで悩まされていた放射性膀胱炎も治癒し、直腸炎はまだ少し便潜血があるものの、これもほぼ収束状態となっている。
ということで、無事に内分泌療法を終了と言いたいところだけど、やはりもともとの状態が酷かったことや、ここまでの経過を考えると、まだやめるのは時期尚早ということで、内分泌療法は継続することになった。
副作用のホットフラッシュや関節の強張りは、慣れてきたといはいえ無いほうが嬉しいんだけどね。また、骨密度低下の方は薬を飲み始めたばかりなので、春になったらまた精密測定をしてみようといレベル。
それでも、転移は怖いので、定期的にMRIとかはとったほうが良いかと思い主治医に相談したら、全身MRIをやってみてはということになった。そんなわけで、急遽この週末に全身MRIの診察を受けることになった。
ところで、病院はこの正月に電子カルテのシステムを更新したらしい。そして、今度はRDPになったのだが、これがとにかく遅いということで、主治医も、看護師さんも、内分泌の先生も、みなさん愚痴ってる。確かにちょっと見せてもらったけど、漢字変換が辛いレベルだったりする。ネットワークの問題なのか、サーバー側の問題なのかわからんけど、これはベンダーさん頑張らないと.....だわ。おかげて、会計も長蛇の列だった。
明日は、全身MRIによる診察を受けるので、今日は比較的早めに帰宅。少し息抜きで、NHKオンデマンドで贋作男はつらいよを視聴。舞台設定が関西なのと当然ながらキャストは違うけど、登場人物の設定もなにもかもが本家と同じ。
しかも、ストーリーも本家と同じという、まさに贋作というタイトルをつけるだけのことはある。ここまで、徹底していると、もう清々しい限りだ。そして、いもつのお約束の流れが展開されるわけだけど、安心して笑い、安心してしんみりさせてくれるのだから、ワンパターンは最強だわ。
一方、夜にNHKでスターウォーズの特集をやっていたけど、こちらは全てのエピソードが時代を超えて、壮大なドラマを構成していて、多分マニアにはその深さがたまらんのだろうな思う。僕は、公開された最初の三作くらいまでは覚えてるけど、そのあとは時代的な流れも、なにもまったく覚えられないので追いかけていない。そもそも、オムニバスものとか大の苦手だし.....
いづれにしても、長大なシリーズ物って奥が深いよなぁ.....
なにかがあったということではなく、予防的検診な意味で、全身MRIなるものを受診することになった。予約の関係で土曜日でということで、今朝は八重洲口にあるAIC八重洲クリニックに行く。
看護師にる問診票のチェックのあと、医師による確認をして、早速に着替えてMRIのある部屋へ。普通のMRIと基本的に変わらないけど、頭からつま先まで測定するので、時間が30分くらいかかる。といっても、痛くも痒くも無いわけで、途中で大きく呼吸をして止めるというのが二回あるだけ。
まぁ、MRIなので音がうるさいのだけど、僕は例によって寝落ちしてしまったので、あっという間に終わった感がある。結果は、改めて主治医のほうに転送されるらしいけど、とにかく転移とか無いことだけを祈る。
予定より早く終わって、昼前のあずさで山梨にもどり、そのままSunnyへ。今日は、騎乗はしないけど、Alice嬢と少し戯れて、ブラッシングなどをする。相変わらず、僕に対しては舐めきっているのか、まったく緊張感が無い。実際に、舐められているわけだけどね。まぁ、いいか。
午前中は、SunnyでAlice嬢とデート。調馬策の時に、土が乾いてなくて転倒して、一瞬焦ったけど、そのあと歩様のチェックもしてもらったけど、とくに問題なし。でも、ちょっとしたことで、大きな怪我になるかもしれないし、場合によっては命に関わることもあるので、改めて慎重に慎重をと反省。
歩様も問題なかったので馬装して馬場で練習。今日は、Fさんに課題をいただいて、その練習から。言われてみればそのとおりということを忘れているというか、判っていなかったということが判った。そのあとは、気持ちよく経路を踏んで練習して一鞍終了。
午後は、締め切り迫った原稿書き。書いていて、途中でそういえば、この前書いた原稿で、結局つかわなかったのがあったことに気がつく。改めてよく見ると、かなり使えるじゃんということで、一気呵成に執筆。こういう、原稿の在庫って、ときに助かるわ。
馬も仕事も、いろいろと引き出しを沢山もっていることが、大事だよねということを痛感した1日だった。
夜は、なんか和定食にしたくなったので、鰤照とあさりご飯。新兵器のIHで使える炊飯鍋を使ってみたら、なかなか美味しく出来た。料理も、引き出しの多さが大事かな。
付き合いだして、早いものでもう一年半になるけど、いままで仲間達とお出かけすることはあっても、2人きりでお出かけしたことはなかった。厳密には、去年の秋になぜかまったく初めてなんてことも意識せずに、いきなり2人で出かけようとしたことはある。でも、この時は、いきなりだったからなのか、ご機嫌が悪かったのか、拒否感満載で途中で別れてしまった事件があった。
最近も、ダブルデートとかしてたんだけど、今ひとつツンツンしてて、しっくりしない事が多かった。そんなわけで、今日はちょっといろいろと外に行く前に準備したり、それなりに時間をかけて、急かさずに2人だけでのお出かけムードを演出。
これが功を成したのか、初めて2人っきりで1時間のトレイル。最初に有酸素運動的な健康モードの登坂をして、そのあとは冬晴れの林道へ。途中で、わざと道を戻ったりして、ちょっと気を揉ませたりしてみたけど、とても素直に仲良くランデーブーが出来た。
森の中に他に誰もいなくて2人だけでトレイルしたら、本当に相手の息遣いや心臓のドキドキも伝わって、一気に2人の距離が縮まった感がある。
2人だけなんで、写真を取ってもらう人もいないから、道路沿いのカーブミラーで自撮りして、2人だけの初お外デートの記念写真をバチリ。
午後は、この素敵なデートの余韻を噛み締めながら、のんびりと過ごしして、夜はお刺身と煮物で一献。
僕は、もう学生時代からだから四半世紀以上も同じタイプと付き合っていて、いつも打ち合わせとかにも同行させているし、会社でもそれなりに傍に待機させたりしている。
決して、弱いタイプでもないし、しっかりとシャープじゃなくても、芯があれば、鋭い仕事をしてくれるからとても信用している。
でも、最近は中途半端に丸くなってるのが多くて、その丸まり方にイラっとくるので、ついキツく当たると中には芯が折れるのもいる。たまには、こいつらにまとめて根性いれたろかと思ったけど、一緒に付いて歩いてる小さいやつだと、さすがにまとめて相手するのは辛いだろうなという感じがした。
そんなわけで、今日は帰宅前に銀座に寄り道して、それなりに重みのある道具を手に入れた。
アンティークじゃないけど、DAHLE 77は、新しいモデルもしっかり重厚なので、これで芯まで削ったるぞ、CASTELL 9000君達。
制度設計でも、標準化仕様の作成でも、文章の作成でも、そこで使う用語の意味がはっきりしないと、いろいろと困る。今朝は、パーソナルデータのアーキテクチャ設計の会議で、パーソナルデータの定義について、少し協議した。
少なくとも、"パーソナルデータ"という用語は、国内の法令では使われていない。「平成29年版 情報通信白書」では、ビッグデータの定義と範囲のなかで、"「パーソナルデータ」とは、個人情報に加え、個人情報との境界が曖昧なものを含む、個人と関係性が見出される広範囲の情報を指すものとする。"とある。
しかし、パーソナル"データ"とは....なのに、定義は"情報"を示すって、データと情報がごっちゃじゃん。
というわけで、日本語ってめんどくセーななんだけど、こういうUndefined なことが、多すぎるのは、とても気持ち悪い。コードだったらUndefinedは、ダメでしょと思ったけど、JavaとかはUndefinedでもとりあえず変数は宣言できるそうだ。うーん、僕には気持ち悪いけど。
そんなわけで、こういうUndefinedなのをクリアする作業をするしかないのかな.....設計って。
久しぶりに旧知の知人と一献。彼は、テスラのセダンの第一号ユーザーなんで、テスラの話しをいろいろとしてくれる。でっ、聞いてるとちょっといいかなとは思うんだけど、決してお安くないし、今ひとつ僕的に踏み切れない。
でも、テスラが世に出てから随分とたつのに、いまだにハイブリッドとかはあるけど、同格のフルタイムなEVのヒットがないってのは、他の自動車メーカは、やはりガソリン車があるから割り切れないってことなんだろうかな。
いまや、充電スポットは、ガソリンスタンドの数より多いそうだから、EVって、きっと不便さはないんだろうな。会社の近くにテスラのショールームがあって、よく前をとおるけど、そのうちいちど話しを聞いてみようかな...買えんけど。
仕事柄、いろいろとクライアントさんから相談を受けたり、意見を求められることは多々ある。コンサルタントというよりは、よろず相談室的な感じだ。
今日も、某クライアントさんが開発中の案件についての意見聴取に出向いたのだけど、なかなかに辛いものがある。こういう相談で、なにが辛いかっていううと、何かを開発しちゃったあととか、投資しちゃった後に、そもそも論的な話しをすることだ。
うーん、なんで開発したり投資したりする前に、言ってくれなかったのよと言いたい案件って悲しい。僕の場合、いわゆるコンサルタントでお金をもらってる立場じゃなくて、古いお付き合いでの相談だったりするから、こちらは失うものがないので、基本的には厳しい指摘もする。でも、やっちゃったことは、まぁそれはそれでなんとか生かして最善の方向をと最初は考える。
そのうえで、どう考えてもサンクコストはサンクコストなんで、ここで止めたらと言わざるを得ない場合は、思い切って言ってしまうしかないのだが、これってこちらも相当に腹を括る必要がある。
指揮権のないご相談って、本当にこれが辛いんだよね。
今日は、朝から雪になりきれない雨模様。午後には、晴れるという予報とは逆に、午後にはしっかり雪になってしまった。といっても、小降りなので、大して積もりそうもない感じだった。
とはいえ、馬場も泥々なので、午前中にAlice達の顔をみただけで、午後はから小淵沢に買い物に。流石に、小淵沢方面は、しっかり雪らしい雪が吹雪いてた。結局、雪は夕方からは須玉でもしっかりそれなりに降り出して、気温もかなり下がって冷え込んだ。
寒いから今夜は肉系で、しっかりとエネルギーを充填しようと思ってぃた。これに加えて、一月くらい前からフォワグラ食べたい廟が発症していて、昨日の帰宅途中に安いパテを手に入れたので、夕食はタンパク質祭りに。フォワグラは、在庫の乾燥ポルチーニと一緒にローストして、パイ包み焼きに。メインは、ビーフシチュウにして、とどめに穀物がっつりなカンバーニュを焼いて合わせてみた。
ワインは、今ひとつ適当なのがなかったので、せめてグラスだけでもと思って、久しぶりに樹グラスで飲んでみた。相変わらず、ふしぎなグラスだわ。
おかげで、しっかり体内温度が上がった頃には、雪も止んでいた。
昨日の雪は、積雪は少ないとはいえ、朝みるとしっかりと一面銀世界が広がっていた。当然ながら、Sunnyの馬場も雪で覆われて、外乗にいく道も表面には薄っすらと残雪があり、日陰は凍っている感じだった。とりあえず、騎乗は諦めて一旦帰宅。
いくつか、メールの返事を書いて、昼食をとったら、外はかなりの日差し。とりあえず、駄目元でもう一度Sunnyへ。道路の雪はもう溶けて、乾燥している状態。長馬場も雪はなく、速歩くらいまでなら使える感じ。
問題は、お嬢様のご機嫌で、昨日は放牧が出来なかったし、今日も調馬策運動は出来ないから、どうしたものかとしばし思案。バイタルウォークをするなら常歩だから平気かもという意見もあり、まずは繋ぎ場に連れて行き馬装しながら様子見。しかし、馬房から出て繋ぎ場に行く時も、繋ぎ場でも、今ひとつ落ち着きがない。ちょうど、風が強くなってきたこともあり、舗装路に行くのはリスクが高いので、無理のない範囲で馬場で乗ることにした。
ところが、馬場でもやはり落ち着かない。ちょっと風が吹くとバタバタして、なかなか騎乗出来ないモード。みかねたFさんがHelp。結局、Fさんが風の変わる場所も避けたりしながら、そこそこに運動してくれたおかけで、どうにか騎乗して、少しだけ輪線運動をして終了。
痛風って、風が吹くだけでも痛いらしいけど、馬も風に敏感なんだよね、今度尿酸値測ったろか....
朝、甲府から八王子経由で湘南台に出てSFCに。SFCに行くのに、このルートだと10時前に着く。打ち合わせのあと、ICTに寄って、ちょっと設定を教えてもらって、やっとこちらのアカウントでEduroamが使えるようになった。
午後一は、虎ノ門でAIホスピタルの会議なので、湘南台・戸塚経由で新橋に戻る。この方向への移動は、圧倒的に戸塚経由が早いんだね。
ところで、システム設計とかグラウンドデザインの欠如というのは、昔から良く日本の企業が指摘されていた。そして、最近はアーキテクチャの欠如というのが某方面ではバズっている。
今日も、いくつかの研究の進捗説明を受けながら思ったのは、いろいろな要素技術の名前は散りばめられているのだけど、それで何をどう処理して、どうなるかという推論が見えない。いわば、アルゴリズムが無いんだよね。
AI関係なんて、多種多様な要素を学習させることで、なんらかの結果を期待するのだろう。だとすると、何を食わしたら、何が起こって、何が出てくるかという推論が欲しいのだけど、そういう全体のストーリがなく、個別要素技術の言葉だけが綺麗な資料に書かれているだけというのが多くて、とても悲しい。
回路屋なんて、回路図書く前のブロック図書いたりするとこが、一番面白いのに、なんでみんなこのレイヤーをないがしろにするんだろう。部品だけたくさん並べてもしょうがないのにと思う日だった。
夜は、会社近くの蕎麦屋で知人と一献、仕事を楽しんでる人との会話は、お酒も進む。
午前中、いくつかの打ち合わせをしたあと、夕方のフライトでシアトルに移動。今回は、SIP AIホスピタルの米国視察で、総勢21人での団体行動。管理団体側で、旅のしおり的なパンフレットまで用意しくれてて、こんなの久しぶりだわ。
順調なフライトで、雨のシアトルに到着。そこから、バスでダウンタウンのホテルに一度チエックインしたあと、今回の最初の訪問先であるマイクロソフト本社へ。
ミーティング前に昼食をということで、会議室にランチを用意してくれたのだが、メニューは、純日本式でトンカツと味噌汁、お新香、ご飯というのが、なかなか楽しい。
プリーフィングセンターでのデモと三つのプレゼンを受けて、夕方にバスでホテルに戻る。初日ということで、今日は全員でホテル近くのレストランでディナー。
振り返ってみると、シアトルには7年ぶりだし、マイクロソフトの本社に至っては、20年振りくらいに来たことになる。前回は、某氏のお供で、第二東京タワーの絵コンテもって、サンノゼからチャータージェットで来たことを思い出したわ。
昨日に続いて、朝はMSのキャンパスを訪問。今日は、MSリサーチで、医療関連の研究者とのセッション。大容量の通信とクラウド、さらにはサーバーの高機能化で、医療の世界は加速的に変わっていくので、この分野でますますITの関わりが強くなっていくことを再認識した。
帰りがけにビジターセンターにあるマイクロソフトの歴史を語る展示や、最新の技術のデモをみる。AIによる有名人との顔画像のマッチングをしたら、ウディアレンと豊田章男さんになったりして、ちょっと嬉しいかも。
シアトルからの便は、出発が小一時間遅れたけど、無事にサンフランシスコに移動。今夜は、SFOの空港内に出来たグランドハイアットat SFOに泊まる。チエックインで、Sea View の部屋にアップグレードしましたと言われたのだけど、建物の一番西側で、海なんて見えない。でも、Air Sipが停泊しているのが見えるから、まぁこれも海ということか。
夜は、テレカンがあったので、Room Dining。メニューに豚骨ラーメンがあったので、迷わずこれをオーダー。普通に美味しかったわ。
今日は、午前中にホテルの会議室で、プレゼンとデモをを受ける。この会社は、医師と患者の会話をテキスト化し、その要約を整理して電子カルテにするというシステム。基本的に多言語対応はしていないので、日本語にするにかなり壁がある。ここの場合、マイクアレイを搭載したスピーカー・マイクも自社開発しているというのが売りらしい。しかし、こいうハードウェアも自社開発していますというアピールに、惹かれちゃう人って、最近の日本人には多いのかな。システムの中で、そのハードウェアの特殊性がどこまで重要なファンクションなのかを評価しないとダメなんだけどなぁ。しかも、こちらの場合、エコシステムがあるから、小ロットでもそれなりのモノが作れるし、それが独自に出来る理由は、ファウンダーが元xxx社にいたからなんて言い出したら、もう間違いなくどうでもいいやと思ってしまったのは、僕だけかしら。
昼に先日もテレビ番組で特集されていた旧知の方と電話会議。彼の会社は、パッケージソフトの再販で一躍有名になった会社で、最近は個人向けの自動翻訳機が大ヒット中で、テレビでも特集番組が放映されていた。僕が初めてお会いしたのは、たぶん20年くらい前の某協議会での合宿研修だったのだけど、たまたま昨年もサンノゼからの飛行機でお会いしたりした。
今回の出張は、AIホスピタルというプロジェクトなのだが、このプロジェクトでは、膨大な医療用語の共有辞書の編纂をしている。自動翻訳機は、音声をテキスト化するトランスクリプションと、言語を翻訳するトランスレーションの二つの機能があるのだが、前者では、用語をどこまで辞書としてもっているかがとても重要となる。とくに、日本語の場合には、同音異義が多いだけでなく、漢字に変換する時、文脈に適した表記文字に変換する必要がある。そういう意味で、適切な辞書というのは、とても大きな要素技術で、翻訳機と辞書の関係について、彼と電話で意見交換させてもらった。
実は、シアトルもベイエリアも、アレンジ側が同時通訳の手配をしていて、ベテランの同時通訳の方がそれぞれ同行した。彼女らは、マイクとワイヤレスイアホンのセットを用意していて、手際よく通訳をしてくれている。同時通訳の方って、日本でも圧倒的に女性なんだけど、こちらでもエキスパートとして、独立してサービスをされている女性が多いのかも。ここでも、明らかに用語を知っていることが、その質の差になる。今回は、シアトルの方も、サンフランシスコの方も、ベテランらしく専門用語にもしっかりと対応されていた。
午後は、ホテルからバスで医療機器のメーカーを訪問。こちらは、遺伝子解析を行う装置のメーカーで、血液から得た遺伝子を増幅し、分析してという一連の工程が、室内に設置できる装置のなかで、24時間で行えてしまうというもの。さすがに、細部にわたりフェイルセーフな機能が満載なのが、医療機器らしいなと感心する。従来は、一連の解析に1週間くいらかかっていたものが、24時間でできるようになるというので、リキッドバイオプシーがもっと身近になるのが期待できる。
視察終了後は、途中のシーフードレストランで早めの夕食をとてからサンノゼへ移動。今回は、サンノゼとはいえ、団体行動で予定が詰まっているので、アパートではなくてホテルに二泊。サンノゼでホテルに泊まるのは久しぶりだわ。
サンノゼでのAIホスピタルの視察の1日目は、Googleを訪問。今回は、キャンパスではなくて、クラウドサービスのブリーフィングセンタのあるMP4という建物。入り口のコーヒーショップでは、大きな黒板型と小さな卓上型の二つのロボットが、のんびりとペーパースリーブや黒板にお絵描き。二階のフロアには、さまざまに工夫を凝らした展示があって、どれもカラフルで、さながらおもちゃ箱みたいだ。巨大なピタゴラスイッチな展示もなかなか可愛い。それにしても、なにがじゃないけど、一昨日のMSと比べるとGoogleの方がインターネット的だよなと感じるのは、何が違うんだろうか?
Googleの後は、P&Pに移動して、P&Pのカフェテラスで昼食。そのあと、AIホスピタルのプレゼンをPDがし、二つのベンチャーのピッチ。しかし、P&Pって、いつの間にか日本企業だらけになっていて、しかもスタートアップじゃない企業ばかりで、これって何なの?かつてのタイムマシーン経営じゃないけど、こちらで少し流行ったものは、何周も遅れて日本でも話題になるけど、それはインキュベーターやシェアオフィスでも同じなんだなと思う。ただ、昔と違ってライフサイクルが早くなっているから、本当に早期にその本質を掴まないと、いいように消費されていくだけなんだろうな。二社のピッチも、正直刺されなかったな....ごめん。
P&Pの後は、IBMのAlmadenの研究所で、今回最後の打ち合わせ。ここは、老舗らしく広大な山の上にある研究施設で、700人が働いてるそうだ。ここの麓あたりには、知り合いの牧場があったあたりで、こんな景色みると馬が恋しくなる。医療関係とIoT絡みの研究者のプレゼンを受けたのだが、IoT絡みではアーキテクチャの話しも少しあって興味深かった。MSでも、Googleでも、IBMでも、やはりシステム思考はしっかりとあって、ビルディングブロックスという言葉が頻繁に出てくる。これは、一昔前ならモジュール化だったけど、まぁみんな同じこと考えてるんだよねとも思う。
IBMの会議のアジェンダは、最後のところがAdjornって書かれてたけど、ビジネスミーティングで使われてるのは、はじめて見たわ。
一連の視察が終わって、今夜は全員でディナー。といっても、大人数で入れる店はないしということで、帰りにスーパーで食材と飲み物を調達して、ホテルの中庭で簡単なBBQ。AIホスピタルは、関係者数も多いプロジェクトで、マネージメント会議なども頻繁に行なっているとはいえ、一つ屋根の下にとまり、同じテーマを見聞きして議論できるのは、貴重な機会だ。特に、基本は医療関係者が中心なので、僕のような門外漢には、参加者の医療関係者と話しをできることは、とてもありがたい機会だった。
つくづく、ここでもデータこそが競争の鍵だなと感じた。
AIホスピタルの視察出張は、全ての日程を無事に終了し、朝サンノゼ空港からの帰国便に搭乗。今回は、総勢21名の団体での行動だったのだが、このうち半分強が同じ帰国便で帰るから、おのずとお医者様がたくさんいる。
となると、ついついくだらん妄想が脳内再生されてしまう。CAさんが「お客様の中にお医者様はいませんでしょうか?」と言いながら通路を走ってくる。すると、周りにいる仲間の医療関係者がみんなで、はいはいと手をあげて一斉に立ち上がるダチョウ倶楽部状態になるシーンだ。
長年、飛行機になんども乗っているけど、いまだにこの「お客様の中にお医者様はいませんでしょうか?」は、聞いたことがないんだよね。
というわけで、今回も特にアクシデントもなく、無事に成田に帰国。でも、機内Wi-Fiが機器の不具合でOut of Serviceだったので、ちょっと予定が狂った。こんな時に「お客様の中に無線技術者の方はいませんでしょうか?」とか聞いてくれればいいのになぁ....
予定よりいささか早着で成田に帰国。早着のおかけで陸の孤島の58Bゲートじゃなかったのはありがたい。報道で聞いてたけど、成田空港では、本当にみんなマスクをしている。僕も、機内で調達したマクスをしたけど、メガネが曇るのが嫌だわ。
本当なら、山梨に帰りたいけど、明日が朝早いので、今日は諦めて東京に留まることに。いつも、帰国して東京にいる場合は、時差調整飲みとか、お鮨とかに走るんだけど、今日は日曜日だしということで、途中で買い物をして帰宅することに。
でっ、何食べようかと悩んだけど、吉祥寺のハーモニカ横丁の鰻屋さんで蒲焼きを買って、味噌汁とうな丼。本当に、海外に鰻屋ってないよなぁ。鰻を出す店はあるけど、鰻屋はない。まぁ、あのスタイルは日本だけかな。
今日の午後は、某省からの受託での標準化の検討会の2回目。座長は、旧知の有識者の先生で、ある側面では同僚だったりする。だから甘えがあるわけじゃないけど、事務局的には事前の台本とかすり合わせなくて、ザクっとここからは座長に進行をと振ってしまったら、さすがにちょっとって感じだったけど、いいよね.....
しかし、面白いもので、委員として参加すると、かなり激しく議論する人も、座長になると、どうしても立場から優しくなる人は多い。まぁ、だから座長とか議長を頼めるんだけどね。
でも、これって日本の委員会だからかもしれない。IEEEとかだと議長とかも主張したいことがあると、平気で副議長と交代してフロアに出てくる。小学生の時の道徳の授業で、議事運営や多数決の仕方を教わったのだけど、あの時に印象に乗っているのは議長の役割で、議長がなにかを訴求したい時には、議事進行を交代するというやつだ。いまにして思えば、あの頃って学生運動の名残もあって、民主的合議とかいうのを先生たちが意識していたのかもしれない。
前立腺癌の発見と治療開始から丸2年が経過し、経過観察のために先日全身MRIを受診した。今日は、その結果が出たので主治医の診察を受ける。いつものことだけど、それまで平気だと思っていても、検査結果を聞くというのは、とても怖いし、精神的なプレッシャーが強い。もし、転移してたら、もし他の何かが見つかったら..... なんていう不安は、病気になる前にはまったくといって感じたことがないものだ。家を出る時にお薬手帳がカバンに入っているのに気づいて、なにもないから薬の処方はないはずと断定して、家に置いてくことにした。特段、ゲンを担ぐタイプではないけど、なんか精神的なささやかな抵抗だ。
今回の全身MRIは、いつもお世話になっている病院ではなく、外部の専門クリニックを紹介してもらって実施した。そのため、検査結果は主治医の先生に郵送されていて、主治医用と患者用のレポートと、それぞれに画像データのDVDが添付されている。主治医用のレポートには、画像診断医の所見が箇条書きで複数書かれているのだけど、患者用のものには、もっとも重要なことだけがストレートに記載されていて、そこには"右肋骨転移性"と書かれていた。これだけ見たらもう頭くらくら、お先真っ暗なんだけど、僕も主治医の先生も、それは2年前の落馬の怪我の痕跡だと知っていたりする。
というわけで、今回の結果から転移や他の疑いのあるものも見つからなかったので、まずは一安心。すでに、方針としている内分泌療法を継続することを再確認。定期的な確認として、今回の全身MRIは、被曝の恐れもない低侵襲な診察なので、半年とか一年毎に、これを受診するのが良いかと思った。
Slide Shareというのを、使ったことがなくて、一度使いたかったので、いままでの治療経過をまとめたスライドを、この機会に公開してみた。
午前中は、学術データの共用化の検討会で、午後はDTAの戦略企画委員会と理事会。コロナウィルスに絡んで、スマホ決済の利用者の移動をマッピングして拡散の可能性を探るなんていうのは、データ連携のなせる技だよなと思う。
ところで、今夜はDTAの理事会のあとに虎ノ門近くで、有志での新年会。たまたま、予約したお店では、サイコロを二つ振って、奇数がでたら値段倍でジョッキ、偶数だと値段半額でグラス、ゾロ目だと無料でグラスというサービスがあった。
さっそく頼もうかと思ったら、ハッピーアワーなので、普通のオーダーのほうがお得ですよとウエイトレスに言われた。でも、二つにわかれた別なテーブルのチームは、そんなこと御構い無しにダイスゲームがスタートして、盛り上がっていた。こうなると、やりたくなるのが子供というか大人というか...で、結局はみごとにお店の戦略にのってしまった。
まったく、こういう射幸性のあるサービスって、ずるいよなぁ....
今日の昼前は、IEEE DTSI(Data Trading System Initiative)の第一回の電話会議。DTSIの設置のための承認を得てから、半年以上かかってようやく最初の電話会議にこぎつけた。
例によって、世界共通の言い出しっぺの法則により、DTSIの仮チェア Chair Protemなんで、今日は久しぶりにCall meeting to orderをした。Policy and Procedureを承認して、これに従って仮がはずれて正式にチェアになった。
今日は、第一回なので主にありきたりなお約束の承認と、このグループの目的であるPARのベースメントドキュメントの承認という、概ね予定している議案が全て可決されたので、まずは一安心。
午後は、SIPの課題評価WGに出席。この席上で、ちょっと信じられないような発言があって、日本の闇を垣間見た。特定の私企業に対して、とても狭量かつ主観的、感情的な発言に、もう呆れてしまった。なんか、老害ここに極まりだった。
国会答弁でも、失言、放言、暴言が話題になることが多いけど、民間でもこれなのか....
EverySenseで取り組んでいるデータ取引市場について、去年からかなり面白い議論を関係者と続けてきたのだが、ここにきてイメージがかなり固まってきた。まだまだ、公開できるレベルではないけど、頭の中ではかなり絵が描けてきて、面白くてしょうがないモードになりつつある。
もう、完全にこの世界は、Policy Ruleな世界なんで、技術の話ではなくて、話す相手も圧倒的に文系の人が最近多い。もっとも、まともな技術屋は、ちゃんとシステム的デザインのレイヤーと実装の話しを区別がつくから、そういうエンジニアとは話しも出来る。
僕は、基本的になんでも等価回路とかに置き換えて思考するタイプで、例えばかつてWPW(Wolff-Parkinson-White)症候群を持っていた時期も、その発生メカニズムと、そこから起こりえる心房細動を、帰還回路と帰還係数と発振メカニズムに置き換えて理解してた。
こういう、自分のフィールドのメタファに置き換えて、物事を考えるのは、目の前にある実装の些細な部分に影響されずに、原理原則を掴み取るのに役立つ。
そんななか、今日も某氏との夕方からの会話は、金融的なメタファでの話しで表現してくれたので、とてもわかりやすくて面白かった。
もっとも、メタファといってもたまに俗的なメタファネタに落とし込むと、本論忘れて喩えの方に話題が流れることがあって、それはそれで困るんだけどね.....
何れにしても、ちょっと次のステップ面白いなと心の底から思えるのは楽しい。だからというわけじゃないけど、2週間振りに山梨にもどって週末を迎えたので、夜は機内で買ったトリュフチョコでかるく一杯やりながら、インドのe-Visa申請に再挑戦。今夜は、なんとか最後のところまで行って、Paymentまでいったから、こちらもNext Stageかな。