前立腺癌の発見と治療開始から丸2年が経過し、経過観察のために先日全身MRIを受診した。今日は、その結果が出たので主治医の診察を受ける。いつものことだけど、それまで平気だと思っていても、検査結果を聞くというのは、とても怖いし、精神的なプレッシャーが強い。もし、転移してたら、もし他の何かが見つかったら..... なんていう不安は、病気になる前にはまったくといって感じたことがないものだ。家を出る時にお薬手帳がカバンに入っているのに気づいて、なにもないから薬の処方はないはずと断定して、家に置いてくことにした。特段、ゲンを担ぐタイプではないけど、なんか精神的なささやかな抵抗だ。
今回の全身MRIは、いつもお世話になっている病院ではなく、外部の専門クリニックを紹介してもらって実施した。そのため、検査結果は主治医の先生に郵送されていて、主治医用と患者用のレポートと、それぞれに画像データのDVDが添付されている。主治医用のレポートには、画像診断医の所見が箇条書きで複数書かれているのだけど、患者用のものには、もっとも重要なことだけがストレートに記載されていて、そこには"右肋骨転移性"と書かれていた。これだけ見たらもう頭くらくら、お先真っ暗なんだけど、僕も主治医の先生も、それは2年前の落馬の怪我の痕跡だと知っていたりする。
というわけで、今回の結果から転移や他の疑いのあるものも見つからなかったので、まずは一安心。すでに、方針としている内分泌療法を継続することを再確認。定期的な確認として、今回の全身MRIは、被曝の恐れもない低侵襲な診察なので、半年とか一年毎に、これを受診するのが良いかと思った。
Slide Shareというのを、使ったことがなくて、一度使いたかったので、いままでの治療経過をまとめたスライドを、この機会に公開してみた。