仕事柄、いろいろとクライアントさんから相談を受けたり、意見を求められることは多々ある。コンサルタントというよりは、よろず相談室的な感じだ。
今日も、某クライアントさんが開発中の案件についての意見聴取に出向いたのだけど、なかなかに辛いものがある。こういう相談で、なにが辛いかっていううと、何かを開発しちゃったあととか、投資しちゃった後に、そもそも論的な話しをすることだ。
うーん、なんで開発したり投資したりする前に、言ってくれなかったのよと言いたい案件って悲しい。僕の場合、いわゆるコンサルタントでお金をもらってる立場じゃなくて、古いお付き合いでの相談だったりするから、こちらは失うものがないので、基本的には厳しい指摘もする。でも、やっちゃったことは、まぁそれはそれでなんとか生かして最善の方向をと最初は考える。
そのうえで、どう考えてもサンクコストはサンクコストなんで、ここで止めたらと言わざるを得ない場合は、思い切って言ってしまうしかないのだが、これってこちらも相当に腹を括る必要がある。
指揮権のないご相談って、本当にこれが辛いんだよね。