今日は、朝からスマートシティインスティチュート主催の特別フォーラム日本型スマートシティアーキテクチャの実装に向けてに参加するため、日経ホールに。といっても、COVID-19の感染防止のため、このイベントは全てWEB中継で、登壇者だけがホールに集まっていたりする。
流石に主催が新聞社なので、ここ一月くらいの間に5回も一面広告が出たこともあり、WEB中継の申し込みは5000人を超えていて、実際に視聴者も2500人を超えていたようだ。
スマートシティアーキテクチャではあるけど、僕はパーソナルデータ を扱う事業のアーキテクチャ設計の話で、先日公開した「DFFT(Data Free Flow with Trust) 実現のためのアーキテクチャ設計と国際標準化推進の研究開発」の話。
しかし、散々やってきた地域情報化の推進と同じで、スマートシティを語る人は、ほとんど東京の人なんだよな。今日の場合は、会津若松の場合は当事者が自ら語ってくれたし、事例として出てくる益田市なんかは、ちゃんと土の匂いがする。
今日の公演は、広い日経ホールに聴衆はいなくて、講演もパネルも登壇者だけがホールにいる。でっ、パネルの時は、感染防止のためにパネリストの間に透明のアクリル板の仕切りが設置されていた。
これは、なかなかに象徴的で、演壇の上ではお互いに何をやってるかは、丸見えな透明性がある。でも、ネットの向こうにある現場とは、残念ながら距離感が残るわけだ。
というわけで、僕たちがこれからしないといけないのは、"書を捨てよ街へ出よう"なのだろうな。まさに、"暗闇の中でそうやって腰掛けて待ってたって何も始まらない"と演台から声を上げても、その結果は掴めないのだから、人力飛行機にのってスマートシティなるところへ行かなくてはね。
そういう意味では、会津若松も益田市も本当に現場で頑張ってるから説得力があるよな。