今日は、情報銀行事業を行なっている会社の方々と意見交換のWeb会議からスタート。こちらに限らず、情報銀行事業は、みなさん出口戦略で暗中模索している感が否めないなぁ。
まぁ、情報銀行に限ったことではないけど、データ価値の神話に酔いしれている事業の方々は、そろそろ曲がり角ではないなだろうか。曰く、これからはデータの時代だ、データこそが無限の価値を生み出す、我が社には膨大なデータの蓄積があるから、ビジネスを創出できるはずだ.....という話をTopが語ってたりするのだろうな....
でもね、そもそもデータの価値というのは、アプリケーションで決まるので、一物一価で価値が決まるわけじゃないんだよね。あるデータがある人にとって、とても価値があるとしても、他の人にはどうでもいいデータだったりするのは、いくらでもあるだろう。
だいたいからして、データを誰かに売ったりするためにデータを収集したり生成する人や企業なんて、まずないだろう。つまり、データは、本業の事業の副産物というパターンが圧倒的ではないだろうか?
おいおい、データ流通とかデータ社会とか言ってるおまえがそれ言うか?というツッコミしたい気持ちはわかるけど、だからこそそう言う特性を踏まえた上で、必要な仕組みを考えることが重要なんだけど、やっとそういう状況になってきたかなと思う。
というわけで、少し先の話しは、包括的データ戦略に差し込んだけど、いよいよそのコンセプトを、全面に出すタイミングになってきたかなとほくそ笑む会議から一日がスタートしたわ。