伊豆パノラマライド JEF公認40kmに出走。とりあえず、朝は軽く引き馬した感じでは、とても落ち着いてる。6時から獣医検査も無事にパスして、7時のスタートへ。
今回、40kmは出走が5頭だけで、ここをホームグランドにしているアラビアンホースランチ以外からは、Sunnyの僕ら2人・馬だけ。Fさん、ター坊ペアが先行で、スタートして、気持ちよくパノラマコースを一周。ところが、パノラマコースというのは、スタートして一回りすると、厩舎のところに戻ってくる。あらかじめ心配はしていたけど、まさかの一周目からAliceにピタ止まりされてしまった。まだ、スタートして5分も走っていないのに、とにかく動かない。とりあえず、下馬して引き馬しても、ガッツリ足を突っ張って、歯を食いしばって、後退までする始末。それでも、いろいろと宥めて、透かして、なんとか下りのコースまで行ってから、再び騎乗。ここからは、よいペースでター坊の速歩について走行、途中の分岐のような場所で、なんどか拒絶反応があったものの下馬することもなく、とりあえず無事にパノラマコースの周回に戻って、2回の周回。でっ、まったく1回目と同じ場所で、同じ反応。結局は2回とも、厩舎前からホテルの反対側くらいまで下馬して引き馬。1loop目の最後のゴールへの分岐も一悶着あったものの、なんとか2時間弱で1loopを終了。
1loop終了時の獣医検査では、いささか脱水気味という指摘はあったものの、無事にパスして、強制休止時間の間は馬房で🍎などを食べさす。
2loop目のスタートは、予想外に順調にパノラマコースに。しかし、またしても厩舎横で拒絶され、引き馬。1loop目よりは少し手前で再騎乗して、そこからはAliceが先頭になって走行。ところが、途中からやけに元気が良いというかバタバタする。なんと、尻尾に枯れ枝が引っかかて、揺れるたびに鞭で打たれてるみたない状況。というわけで、前後を後退してもらい、ペースを落ち着かせながら走行、そのあと、停止するタイミングでなんどかトライして、やっとター坊に枝を踏んでもらって除去。ここからは、再びAliceを先頭にして、速歩で走行。しかし、流石に疲れてきたせいか、上りでは駆け足をしたがる。いたずらに抑えても嫌がるので、ところどころ駆歩を入れて走行。最初のウォーターポイントでは、しっかりと給水してくれたので一安心。なんとか、コースを下り切って、二つ目のウォーターポイントで水を飲ませたら、ここで再び強烈な拒絶。しかたないので、しばらく下馬し引き馬。再騎乗したあとは途中なんどか止まったけど、まぁまぁのペースでなんとか山の上まで戻ってきた。しかし、分岐を間違えてしばらくマウンテンコースに入ってしまったけど、途中で気がついて引き返して、無事にというか鬼門のパノラマコースに戻る。
ゴールまでに二周するわけで、いろいろと対策をしながら挑んだものの、結局は2回とも壮絶な拒絶で、下馬して引き馬。それでも、舗装路を超えたとこまで行って再騎乗すると普通に速歩で進むのだから、まったくメンタル的な反応なんだよなぁ。最後のゴール前の分岐も、厩舎前で再び拒絶。でも。最後はなんとか下馬せずに常歩で、無事にゴールできた。
獣医検査では、脱水気味だった判定も元に戻ってたし、心拍もギリギリではあるけど、問題なしというこで、なんとか公認40kmを完走してくれた。歩様検査のリーディングも良かったという言葉をかけていただけて一安心。
それにしても、結局のところ6回も同じ場所で、下馬、引き馬になったのは、大きな課題だな。しかも、疲れてからではなくて、スタート後にいきなりなのだから、もう完全に気持ちの問題だよね。実際に、グランドワークの要領で、リリースした状態にしてみたり、撫でたり、手を舐めさせたりしてやると、しばらくは歩く。でも、少し歩くとまたピタ止まりすることの繰り返しだった。もう、こういうとこの頑固さは、なんか半端ないなぁ...まったく頑固娘め。
この辺りは、徹底して信頼関係なのか従属関係なのかを構築しないとならないのだろう。今回は、Fさんター坊との部班走行だったけど、単騎で走ることを考えると、まだまだかなり厳しいだろう。放牧場でも、比較的に他の馬から離れて、唯我独尊的な子なので、他の馬に離されたら必死で追いかけていくというタイプでないのも、ある意味では困ったものかもしれない。
それでも、とにもかくにも40kmを走り切ったのは、Aliceにとっては初めてのことで、本当によく頑張ってくれたので、感謝しかないな。
閉会式あと、クルーで参加してくれた仲間と厩舎の片付けをして、先に出発した馬運車を追いかける形で、6時半まえにSunnyに戻る。馬と荷物を下ろして、クルーをしてくれた仲間と、拙宅でかるくナチュールなワインで乾杯。
それにしても、今回はエンデュランスのベテランの方達との二日間食事したり、オフィシャルの人とも、いろいろと教えてもらうこともあって、とにかく楽しい大会だった。