夕方、定刻より少し遅れて羽田に帰国。MySoSから変わったVisit Japanも2度目なので、特に問題なく青い画面を出して、ホイホイ入国。前回、ちょっと難儀した税関の電子申告も2度目だとさっくり。しかし、このあたりUXには、もうちょっとデザイン指向を入れるべきだよな。
さて、今回は、かねてから少しモヤモヤしていた動物検疫について、せっかくだから動物検疫所に立ち寄って職員の方にいろいろと教わってみた。実は、電話では確認したことがあるんだけど、空港の検疫所で話しを聞きたかったのだ。
帰国時に機内でのアナウンスで、以下に該当する人は、動物検疫所に立ち寄ってねと言われます。
Q 1. ハム、ソーセージなどの肉製品を所持していますか?
Q 2. 家畜やその糞尿、牧場等の土に触れた衣類や靴などを所持していますか?
Q 3. 過去1週間以内に牛、豚、鶏などの家畜に接触したり、牧場、と畜場などの畜産施設に立ち寄りましたか?
Q 4. 日本国内で、1週間以内に家畜に触れる予定がありますか?
この該当する人というのは、Q1-Q3までに該当しなくても、Q4には該当する場合はどうなのかというかのが、以前に確認した事項だった。
でっ、今回は、もう少し実際のところを知りたくて、素直に立ち寄ってみた。まず、結論からいうと今回の僕の場合、馬に触る予定なのですがと言ったけど、とくに何も記録したり、消毒したりもなく、名前さえ聞かれずに、わざわざありがとうこざいましたというだけだった。
なぜかというと、アメリカでは、現在該当する家畜伝染病の発生が認められていないからだそうだ。でも、こういうのは、日々変わるので、滞在していた国や地域によっては、こうはならない。
でっ、次のレベルはというと、動物検疫所で、写真のような箱で、靴などの消毒をするということだ。また、必要であれば、滞在国、期間、時期、便名などなどを記録をとるそうだ。そして、消毒した証明書も発行してくれるそうだ。
まあ、飼養衛生管理基準(馬)には、"過去一週 間以内に海外から入国し、又は帰国した者を衛生管理区域に立ち入らせない ようにすること(その者が、シャワーによる身体の洗浄その他の必要な措置 を講じた上で、やむを得ず立ち入る場合を除く。)” とある。
この類の規則の”やむを得ず”なんていうのは、普通はかなりハードルが高い。なので、例えば来日した人が乗馬に行きたいとかいう場合は、どうするのですかねと聞いてみた。
でも、これも結局は、その滞在地域などの状況次第とのことで、とにかくまあ動物検疫所によって説明してもらうことが、最低限すべきことということだ。この結果、もしかしたら、地域や期間によっては、その場で靴など消毒をしたりするかもしれないし、場合によっては乗馬はダメですとなるかもしれない。
まぁ、これもあるあるなんだけど、何も記録も消毒もしないからといって、調子こいて検疫官の人に、乗馬してもいいですよというエビデンスくださいなんていうと、きっとそういうことはしてないんですよとか言われるんだろうし、消毒証明は免罪符じゃないですからねとかも言われるかもしれない。
しかし、この飼養衛生管理基準は、比較的新しく制定されたもので、特に馬につていは、令和2年の改訂で具体的にいろいろと追記されたようだ。なので、まぁ最近やたらとその指導が増えているらしい。
僕みたいに、Aliceに会えなかったら、自分の命に関わるかもしれないというのは、きっとやむを得ない事情にあたるんだろうけどね。