午前中に、今日からの802の会議会場であるEstrealホテルに移動。ここは、もう3回目くらいなんだけど、相変わらず不便なとこだな。今回は、併設するコンベンションセンターがかなり拡張されていた。802のメインの会議室は、一番遠い建物なので、ホテル側から歩いて数分という感じだ。
チェックイン出来たので、荷物を部屋に入れてから、街中のレストランまで出かけて、ベルリン在住のパートナー一家とのランチ。彼とは、もう12年以上にわたり802の仕事を一緒にしてきた。今日は久しぶりに奥さんと娘さんとも再会。娘さんは、最後に会った時はまだ赤ちゃんだったけど、もう7歳ということで時間の流れを感じるわ。
ホテルと街中の往復は、公共交通を使うのだけど、バスも地下鉄も関係なく共通のチケット。通常は駅で購入して、乗車時に時刻を打刻すると、一番シンプルなチケットの場合で、2時間以内は乗り降り、乗り継ぎ自由な仕組みだ。
でっ、今回はBVGというアプリをスマホに入れると、そのアプリ上でチケットが、Apple PayやPay Pal決済で買える。気をつけないといけないのは、購入したらタイムカウンターが動き出すので、駅で乗車する前にポチる必要がある。紙のチケットと同様に、4枚綴りのものとか、20分以内のショートトリップや、24時間ものなども一通り選べる。
もともと、ベリルリンのこのシステムは、利用者がチケットを買って、打刻することを信じているので、駅に改札のゲートなどはない。そのかわり、たまに車掌さんが見回りにきて、時刻オーバーやチケットがないと、お高い罰金が取られる事後監視システムで、そのコンセプトがそのままアプリになっても継承されている。
いつも思うのだが、日本の場合は駅の改札にしても、高速道路のETCにしても、みんな入り口にゲートがある事前管理型で、電子化されてもそこは変わっていない。
これって、どっちがそもそも人を信用ているのかというと、前者のように思うんだよね。日本は、無賃乗車されたらどうすんだよということで、蟻の一匹も通さないようなシステムを作ることに注力してきたんだろうな。でも、費用対効果を検証したら、たぶん割が合わないと思うんだよね。
いま話題のマイナンバーカードも、こういう費用対効果を考えると、おのずと結果は出ると思うんだけどなぁ....
ホテルにもどって、802Wireless leaders の会議に出たら、神戸開催の件でコメントを求められたけど、特に問題ないよということで、まぁ神戸開催は決定だな。