当地在住の知り合いにホテルでピックアップしてもらい、久しぶりにコスタメサで小籠包。一件、買い物に立ち寄ったあと、知り合いのA社の新しい事務所にも立ち寄った。A社には、もう30年くらい前からとてもお世話になっていて、最初は組み込みのソフト開発からはじまって、最終的にはRoon,incで製品開発、製造までさせてもらっていた。
1993年頃に、こちらの事務所に置いてあったEDNという電子系の雑誌(いまは紙はない)に掲載されていた、スペクトラム拡散のチップの広告をみたのが、直接拡散の無線モデムを開発するきっかけだった。この時は、即断即決で広告主のStanford Telecommunicationsに連絡をして、ベイエリアの同社を訪問して、マッチドフィルタのボードを購入した。その後、広告にあったSingle Chipが完成した時に、日本でのαテスタとして、最初のテープアウトのチップをもらい、スペクトラム拡散のモデムの開発と進んだのだった。
久しぶりに訪問したA社のオフィスには、昔と変わらずメンテナンス用の測定器などもあったけど、もう今はメンテナンスはしてないそうだ。そもそも半導体不足の影響で、製品の販売も大変らしい。
A 社は、日本で最初にPLLを使ってフルシンセサイザの小型トランシーバーを作り、その後は高帯域受信機で一世を風靡した。その後も、SSのチップを見に行ったStanford Telecommunicationsで紹介されたDDSを最初に製品に採用したものだ。僕は、当時はまだ言葉だけだったSDRをTIのDSPで実現したりもしてて、やはりモノづくりが楽しい時代だったことを思い出す。
せっかく、久しぶりにLAに来たということで、エンゼルスの試合チケットを用意してもらっていたのだが、なんと今日は大谷の先発ゲーム。このあと、A社から移動する途中で、地元のプリュワリーでお土産のビールを買ったりしながら、試合開始2時間前に球場に。今日は、ウエストポーチをくれるということで、入り口にはそこそに列が。それにしても、大谷の人気はすごくて、日本人はもとよりアメリカの人も17番のユニフォーム姿が本当に多い。球場内のショップも、17番の商品が圧倒的に多い。
試合の方は、ホームランだらけで、大谷も4本もホームランを打たれたけど、珍しくエンゼルスもしっかりと打ち返して、7回1/3まで投げた大谷と、そのあとをちゃんと守ったブルペンのおかけで、なおエにはならずに、ちゃんと勝利投手になった。バッティングの方は、フォワボールと振り逃げで出塁率100%だったけど、まともに勝負してもらえないから、ホームランは見れなかったわ。