参加しているIEEE802 Plenaryは、午前中の.11 Closing Plenaryで無事終了。しかし、せっかく最終承認まで済んで後は出版を待つだけだった11bcは、WGエディタのミスでCorrigendum(正誤表)を作ることになってしまった。幸いにまだ出版はされていないのだけど、この作業をするには新しいプロジェクトの承認をし、作業後に2度の書面投票をし、最終承認を求めるという一連のプロセスが必要になり、これだけで6ヶ月はかかってしまう。
現行の運営規定では、特例措置的な方法がないということで、これに従うことになるのだが、運営規定を尊重し、それに従うということは、当たり前のようにみんなが理解している点が、標準化団体としての成熟度を示しているなと痛感する。丁度、今週あった国内の協議会の会議では、代案も、適切な理由もなく、単純にもっと簡単にできないの的な発言をした人がいたけど、ああいう輩がいる時点で、システムエンジニアリングのレベルが知れるよな思ったものだ。まぁ、そんな人だけじゃないだろうけど、その会社は某案件では悲惨なトラブルを連発していたりする。
今週の会議は終わったけど、来週もベリルリンでデータ連携のラウンドテーブルとIEEE P3800がある。とはいえ、週末は予定がないので、午後のフライトでリトアニアのビリュニスに旅行することにした。ビリュニスには、20年前くらいにRoot,Inc.で僕の秘書として働いてくれていた元同僚が住んでいて、今は日本大使館で働いている。そんなわけで、一度は行ってみたいなと思っていたので、今回はじめてリトアニアを訪問することにした。
フライトは、予定より30分くらい遅れて、夕方にビリュニスの空港に到着。彼女とリトアニア人の旦那さんが空港でピックアップしてくれて、市内のホテルにチェックイン。その後、ホテル近くのイタリアンで、久しぶりの再会を祝して、昔話や当時の仲間の近況報告などを楽しく話してにホテル戻った。