今日は、リアルとWeb会議の繰り返しのあと、夕方に歯医者に寄って新しい義歯の確認。残念ながらあまり合わなくて、再作成することになってしまった。反対咬合の悲しさだわ。
夜、山梨に戻って、23:00からIEEE SAのRevComのオリエンテーション。今年は、SASBのMemberであると同時にRevComのVoting Memberをすることになったので、この類のトレニングが一通り続いてる。
しかし、このポジションって、日本人は今まで誰もやっていないようで、先例もないし、聞ける人もいないのがちょっと辛いな。だから、面白いのかもしれないけど。
話しは違うけど、今日は香港から訃報が届いた。上海出身の香港人の知人で、96歳で天寿を全うされたとのこと。最後は穏やかにご自宅で眠るように他界されたということで、彼の品のある立ち居振る舞いそのままだ。
彼とは、Root,Incで1998年頃にスペクラム拡散のペースバンドチップをシリコンバレーの米国企業から入手して、自社の無線モデムを開発、販売し始めた頃だ。彼は、このチップベンダーの国際営業の担当から、Root,Incの製品を中国市場で販売展開することに興味があるということで紹介された香港の商社のオーナーだった。
彼は、この後Root,Incに出資もしてくれて、株主であり代理店であったけど、何よりも歳の差を超えて、とても気の合う友人だった。彼とは、香港、中国の各地、アメリカ、日本のいろいろなところで、食事をしたり、観光をしたものだ。日本では、京都の老舗旅館を楽しむくらい、日本好きでもあった。僕と、食事やお酒の趣味もとてもあって、幾つものレストランでテーブルを囲んだし、実姉も含めて家族ぐるみの付き合いだった。
香港の政変の後、高齢の彼の様子も気になっていたので、香港に尋ねたりもした。コロナも落ち着いた昨年の春にも香港に出かけた時に電話で会話したのが最後になってしまった。
それにしても、今年は訃報が多くて少し気が滅入る。兎にも角にも、彼の人柄と生き方、今までの付き合いに感謝して合掌。