以前から報道されていたけれど、ウィルコムがついに民再を申請した。 再生支援企業には、ソフトバンクの名前があがっている。 おそらくは、無理して既存のPHSのインフラを維持して引き継ぐのではなく、顧客をそのまま巻き取って自社のサービスに移行させるのではないかと予想するが、どうだろか?
問題は、2.5GHzの次世代PHS(XGP)だ。 2.5GHz帯の割当は、UQのWiMAXとウィルコムのXGP、それに地域WiMAXに割り当てているが、まがりなりにもサービスインしているのは、UQだけ。 先日、XGPのモニター機器を借りる機会があったけど、ほとんどエリアがないどころか、端末がカードバスのカードというのも、いただけなかった。
先のアイピーモバイルに続いて、またしても割当を受けた事業者が実際にサービスにいたらず、電波資源が一定期間死蔵することになった。 こうなると、いよいよ技術中立性を考えた電波行政に舵取りを修正するべきではないだろうか? 3月には、東京でITUの主催でワイヤレスブロードバンドのシンポジウムが開催されるそうだが、こういう現状を参加者がどう見ているか興味がある。