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2010-06-21 地域の事は地域に聞いてください

_ [インターネット][電波] 地域の事は地域に聞いてください

  一連の光の道議論は、先週の孫 正義vs池田 信夫対談とかも含めて、まだ続いている。 平成10年に徳島県鷲敷町で、無線による地域イントラの導入実験をしていらい、地域情報化に関わってきた。 地域情報化を推進する学術系の会議や、霞ヶ関の会議などにもいろいろと関わって来たが、自分が田舎に住むようになって、それらが「都会人の都会人により都会人のための地域情報化論」であることに、とても違和感を感じてしまった。

  今の光の道議論でも、離島、中山間地域まで光なんていらないじゃないかとか、田舎に光のニーズはそんなにないだとか、いろいろと憶測、思い込みでつぶやいたり、投稿したりする人が多いけど、まったく大きなお世話だ。 田舎や離島、ラストワンホームにブロードバンドがいるかいないかは、そこに住む当事者が決める事だ。 しかし、使った事の無い人に、その利点や価値を教える事は出来ないので、社会基盤として普く広く市民、国民に良きものであるという充分な知見があるならば、すくなくとも必要といわれた時に、これに応えうる手法や対策は考えておくべきだ。    これは、いまの「引きたいと言えば引ける環境」をもって、整備済みとしている統計の考え方で有り,それ自体に問題はないだろう。 問題は、「引きたいと言えば引ける環境」にあるのに、30%しか利用者がいないことだろう。 自ら引きたい、使いたいと言わせる啓蒙や理解の浸透をせずに、「光の道」で、国が無理矢理引き込みを光化というのは、優先順位として先にやることじゃない。

  話は揚げ足取り的だけど、「電話は離島まで引けたので、光だって出来る」という発言には、呆れ果ててしまう。 本当に残った離島の電話とかは衛星回線だっていうことも判っていないのか、知っていてもねじ曲げて発言しているのか、はたまた衛星で光なみの帯域が送れると思っているのだろうか。


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