今日は、朝から知り合いの会社が事業説明の記者会見を行い、それをUsreamで流していた。 また、お昼前にはSBの孫社長が30年ビジョンをUstで放映。 この二つは、規模も視聴者数も大きく異なるけれど、大事なことはどちらも同じ仕組みで、簡単にインターネット越しに自主放映ができるということだ。 宣伝広告予算の多寡に関わらない。
放送という事業を行い、不特定多数に情報を放送する場合には、有線テレビジョン放送法などの法律の規制が沢山ある。 これは、放送のもつ影響力や公共性というものに起因していて、電波を使うかどうかには関係ない。 また、放送する番組の倫理については、自主的な業界規制のほかに、各放送局には番組審議会の設置などが義務づけられている。
映画などでも、アングラ局や海賊放送局が民衆の煽動に一役買うシーンはたくさんあるし、紛争地域や戦時中のレジスタンス活動などでの活用などは、実際に数多くある。
このように、簡単にインターネットで個人が放送できるとなると、このあたりの倫理の話とかはどうなるんだろうか? もともと、ネット上にはグレーなコンテンツがあるし、それが動画になるだけなんだけど、自主放送権をもって、かつその試聴可能者数が膨大ということは、本当に凄い武器だ。
ポジティブな視点だと、音楽シーンでストリートミージシャンが路上ライブからメジャーデビューするケースは沢山あるように、Ustライブからメジャーデビューする人やコンテンツが出てくる日も近いというのも楽しみだ。