今日で、IEEE802.11 FIAのStudy Groupも、五回のミーティングが終了。 相変わらず、根本的なところでの合意形成に至っていない。 結局のところ、日程としては9月にWorking Groupの承認の為の投票を行なう方向で調整し、さらなる技術提案をうける事になる。
今日は、はじめてStudy Groupの設置提案者以外からの提案プレゼンがあり、懐疑的だった陣営が具体的な提案行動に出始めた。 こうなってくると、対立というよりは協業的な関係になる。 いまのところ、アクティブな発言や議論は、米国の大手ばかり。 国際標準化戦略の現場では、本当に日本企業の存在が薄い。
一方セキュリティについて、専門家からのコメントをとるべきという議論をしているのだけど、結局ここでいう専門家(エキスパート)というのも標準化活動で有名だったり、論文でも広く参照されている人を指していて、日本人の学術研究者とかの論文などは箸にもかからないみたいだ。 アカデミックな世界でも国際的な活動の人が増えないと国際標準化競争力はないということだ。