某省に務める知人が国際会議等で戦える日本の人材育成を目的にしたNPO活動を始めるということで、その設立の相談を受けた。 国際社会では、交渉能力+語学力に加えて、国際交渉ノウハウが必要であり、これは国際間交渉全般で通じるものから、個々の交渉の場やコミュニティ独自のものも有るが,日本では属人的な継承に多分に依存してしまっている。 そこで、体系的な人材育成をしようとうのが、このNPOの目的で、省庁横断的にICTなどの分野に限らず人材創出プログラムを策定、実施しようということだ。 この活動には大いに賛同するところがあるので、私も設立時のメンバーになることを承諾した。
しかし、先週のIEEE802の会議でも感じたのだが、日本ではそこそこにメディア等に露出している学者の人達は多いけど、国際舞台で名の通っている人って、本当に少ないんだなと思う。 国際舞台で戦わなくても、外国の事をちょっと仕入れて来て、日本に紹介すれば、それだけで凄い人になっちゃったり、日本の中でもそれなりにチヤホヤされるので、安穏としている人が多いのではないだろうか。 なんか、これって人材もガラパゴス化してるってことかしらん?
直接参加している無線やインターネットのメイリングリストなどでも、日本人の発言って極端に少ない。 アジア人でも在米の人とかは沢山参加しているんだけど、在米日本人もあまりみないのは、やはり国民性の差なのだろうか?