ITRC meet29に参加。 日本のインターネットの黎明期からインターネットを創出してきた、学術系の人の集まる産学協同の研究会。 今年で、三期の5年がおわり、4期目の継続をするかどうかの議論があった。
ITRCは、過去三期、15年にわたり、インターネットに多くの成果を与えて来た。 一例ではあるが、ADSLは、この研究会からコアなメバーが提案して、日本での導入が行なわれた。
しかし、この15年でインターネットは、もはや社会基盤であり、ITRC設立当時といまでは、学術研究の立ち位置も、インパクトも大きくかわりつつある。
そんななかで、第四期に向けては、よりマーケティング的な視点との交流が重要になるのではないだろうか。 産学関係においてもは、シーズとニーズのマッチング、学=シーズ、産=ニーズという単純な役割分担ではなくなりつつある。
大事なことは、これらの間に還流がおこり、スパイラルが発生することによる成長ではないだろうか? いま、三期15年を終えて、スパイラルのスピードが縮退しているならば、いままで全くコンタクトのなかった違う世界の人を呼び込んで、なんらかの外圧インパクトを与えることを、そろそろ行なってもいいのではないだろうかと感じた。