午前中は、クライアント先でデザインレビュー。技術屋は、やはり性格がでるんだよなぁと今日も痛感。物事の本質を、まずは捉えて、封筒の裏の計算ができるタイプの人と、どうしても細かい実装にスティックするタイプがいる。
このあたり、プロック図をまず書こうみたいな教育をしないで、回路設計を教えちゃうことに問題があるんだろうな。
これって、プログラミングも一緒で、データ構造とアーキテクチャという古典のタイトルじゃないけど、まずこのレベルで言語に依存しない設計をきちんとしてから、適切な言語を選んでコードを書くとい事を教えないで、いきなりコーディングを教えちゃうと、良いソフトエンジニアは育たない。
午後の会議では、技術の話ではなかったけど、まったく同じような事があった。物事を個別の事象で捉えるのか、マクロ的に捉えるかと言う点で、組織とか経営方針、戦略立案など皆同じだ。
ところが、どうもそいう根本的な思考ではなく、個々の事象に対する対処療法的な提案が結構多い。こういうのは、だいたい持続性がないうえに、必ず新しい歪みを生み出す。
コンセプチュアルなモデルを描かずに,ディテールにはまるのは、まあ浅慮以外の何者でもない。
設計は、トップダウンでマクロから、実装はポトムアップで着実にというのは、何でも当てはまるんだなと再認識した日だった。
夜は、忘年会が二つ重なっていて、最初のほうのやつは挨拶だけでも顔を出そうと思っていたのだが、会議が思ったより終わるのが遅かったので、結局二つ目だけに参加。
論文書きで、先週からお酒を飲んでなかったので、ちょっと久しぶりだった。