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2013-12-27 納会

_ [仕事] 納会

  昼前に年末の挨拶がてら実家に味噌を届けて、母の元気な姿をみてから新宿の事務所で年末・月末な事務仕事。

  夕方からは社外取締役を務める会社の納会で、ちょっとスピーチをさせてもらった。

  この会社は、後輩というか元部下が起業して、僕は設立時から社外取締役を引き受けた。取り組む事業は、間違いなく時代のニーズに合ってるし、社会にとって必要なことだから、僕は若い彼らがどう経営していくかを、見守ることとして、基本的に「いかがなものか?」は、言わない姿勢で設立いらい接してきた。

  事業は、順調に発展して、会社の規模もあっという間に、ある程度のものとなったので、やはり若い力は凄いと感心させられていた。もろろん、成長に伴って諸々の苦労はあったし、成長に向けた資金調達なんかも苦労していたのは知っていた。

  しかし、本当に残念なことに、その課程で多くの歪みがあり、また許させれない不作為があったことが、今年になって露呈された。結果として、くだんの元部下も含め、常勤の役員には、去ってもらい、昨年事業提携した会社の支援のもとに再生することとなった。この結果、ようやくこの年末で、再生の道筋や体勢が見えてきた。

  僕は、社外取締役として,創業時から取締役会の一員であり、こういう残念な状況を見抜けず、看過してしまったことの責任を強く感じていたこともあり、納会の機会に現場の社員の皆さんに謝罪の意をこめてお話しをさせていただいた。

  僕は,松下幸之助さんの 「企業は社会の公器である」という言葉がとても好きだし、ドラッガーなどが提唱するように、「企業は、社会の機関であり、その目的は社会にある。」と信じている。

  だから、大学で教えているベンチャー経営論の講義でも、繰り返しこの事を伝えてているが、日々の仕事をしている現場の若い人にこういう話をする機会はありない。逆に彼らも、きっとこういう話を肉声で聞く事も少ないのではないかと思い、敢えて今日は話をさせてもらった。

  そのあと、ほんの数人だけど、会話した若い人の反応から、少しは思いが伝わったかなと思ったので良かった。

  逆にそこそこというか、本来こういうことを意識して欲しいと思う人の反応というか取り回しレベルの低さにうんざりさせられたけど…orz..

  納会のあとは、来日中の旧友と、近くの鮨屋で一献して、飲み納め。


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