今日、七月朔日は、日本酒の酒造年度Brewery Yearの始まりの日だ。だからという訳じゃないけど、早朝から某チップベンダーとの打ち合わせでスッキリスタート。
その後、事務所に移動して、ここ数ヶ月準備してきた事業について、いよいよ今日から本格的な仕込みがはじまった。
今日は、共同事業者からの出向してくれるパートナーと、新たにマーケティング系でジョインしてくれた仲間も集まって、いよいよ室内温度が高くなったてきた。
とりあえず、ロゴマークなども決まって、それなりにイメージも膨らんできたし、かなり高揚感を味わえている。
しかしながら、夜は、恒例のテレカンが深夜にあったので、BYらしく、新酒でGoとは行かなかったけど、まぁ仕込み始めたばかりなので、我慢我慢。
夜、某ベンチャー起業の創業社長と会食。彼の会社は、僕の後輩が起業したベンチャーと協業して、親会社となっている。とても残念な事に、この後輩の会社は、内部統制や財務基盤に大きな課題があて、結果的に甚大なる迷惑をこの会社にかけてしまった。
その一連の問題の対処と整理がようやく収束しつつあり、今日ははじめて会食をした。かれこれ、1年近く取締役会などで顔を合わせ、いろいろと話しをし、時には丁々発止なやりとりもしたけど、食事をしたりお酒を飲むのは今日がはじめだ。
彼の会社は、数年前に新興市場に上場し、彼の起業への道乗りなどは、書物としても出版されていて、なかなかに興味深い人だ。今夜は、そんな彼と彼の片腕の人と3人だったのだけど、まぁ話してみるといろいろと話題がつきない。
僕は、お酒が好きだし、人と飲むのが好きだけど、仕事の付き合いがそれなりにある場合は、まずは立場的に距離を置いてしまうことが多い。なので、仕事での付き合い密度の割に、食事も一緒にしたことが無い人は結構いる。
こういうのは、きっと人見知りとは違うんだろうけど、どうもそのせいで、うさん臭くみられたり、怖がられたりする事があるみたいで、それはちょっと損なのかも。
ちょっとネットでも話題になった総務省の平成26年度「独創的な人向け特別枠」、所謂変わった人公募について、制度設計の関係者らと意見交換する機会があった。
いろいろな批判や意見はあるだろうけど、なかなかにこの制度の発案や背景、制度設計をした人の思いは、共感する部分もある。
とは言え、本当に変わった人というのは、自分の事は正しくて世の中が変わっていると思っている人で、自ら僕は変わっていますと手を上げるような人は、まず大したことは出来ないと言うのが僕の意見だ。
だから、本当に独創的な人を探して支援するなら、世の中で既に変わった奴だとレッテルを張られてる人を他薦して、その人にオファーしてみるのが良いんじゃないかと思ってる。でっ、まぁ本当に変わってると、そんなオファーは断られるかもしれないけど、そういう変人を取り込めたら、それはそれで凄い。
そこで、僕らが勝手に異能ベーターを他薦してみて、総務省の人選の参考にしてもらえたらと思ってアンケート異能ベータは誰ですか?を作ってみた。
このアンケートは、もちろん公的なものでも何でもないし、何の影響力もないけど、でも何かの参考になれば面白いかもしれない。
自薦、他薦を問わないので、皆で投票してみてください。
今日、7月4日は米国の独立記念日だ。この日は、アメリカではとても大事な祝日だけど、僕の中では「7月4日に生まれて」とか「The Independence day」みたいな映画と、子供の頃に横須賀や横田の基地が開放されたので覚えてるくらいだ。
さて、そんな今日は、もう絶対に日本から独立精神は生まれてこないぞって感じのやりとりで、かなりめげた。
一つ目は、とある開発案件で、発注先とその先の外注先が、ともに納期遅延とトラブルの報告をしなくて、かつ統制がとれていないという件。もう、はっきりいって、仕事に対する責任感がまったく感じられない。こういう輩は、懲りないので契約不履行で法的措置をとって、損害を賠償してもらうような対応をしたほうが良いのではないかと、真剣に考えさせられる。技術的に優秀なのかもしれないが、あまりに世の中を舐めきっているとしか思えないし、会社としての体をなしていない。
二つ目は、ここ数日続いてる日本でベンチャーが育つかという事に、留めをさすようなメールのやり取り。思うに、組織の中の中間管理職的人達が、保身に走り、いろいろなチャンスを潰しているのだろう。
今回は、契約マターの話しなんだけど、どうも契約を結ぶということを,勘違いしている法務系の人が多い。契約というのは、普通、相互に協力してより良い結果を出す為に結ぶもので、不幸にして不慮の事態が発生した場合には、それを回避するための事も書かれているが、それは本来の契約の目的ではないはずだ。
ところが、なぜか自分のところの権利を、一方的に主張し、義務を回避する文言を押し付けてくる場合がある。こういう、契約書をオファーしてくる会社というのは、結局のところ企業文化が、保身文化で、とても新しい挑戦なんか出来ないだろう。
今日は、この二つのネガティブな案件で、せっかく他の楽しい仕事が、みんな翳んでしまうくらい疲れた。 orz...
というわけで,日本ら独創とか独立なんて出てこないよこりゃと思う愚痴日記です。これ読んだ人には、愚痴だらけですいません。m(__)m
午前中は、そこそこにしっかりした雨だったけど、野菜の成長は待ってくれないので、とりあえず朝一で収穫。
獣(猿と鹿)による被害が多いので、去年からはじゃがいもやトウモロコシ、長ネギ等を作る事を諦めた。また、不在な事が多くて、きちとん管理できいなこともあり、その他の野菜も少なくしたから、畑といいっても都心で借りる家庭菜園程度で、6m x 3畝の範囲だけ耕作している。
それでも、作付けが少ないと害虫や根枯れなどがあると何もとれなくなるから、一応複数株ずつ作付けすると、結局は収量と消費のバランスが悪くなる。また、レタス、キャベツ、ブロッコリーなどの葉ものは、同じ時期にいくつも収穫期を迎えてしまう。普通の家で、キャベツやレタス等を同時に、いくつも消費は出来ず、Just in timeにならない。
しかも、販売されている種子類も一袋あたりの数は、結構あるので、これまた無駄が出る。葉ものとかは、一週間ずらしくらいで、種蒔、定植などすれば、良いのだろうけど、それでも一株だと不安になるから、複数になる。
最近、僕の周りには、自分で野菜を作っている人が、もの凄く増えているので、異なる地域で収穫時期がずれるような人数人で、コミュニティを作って、種をシェアして分割したり、作付けする作物そのものを分担したりして、分散型にすれば、いろいろな野菜が、適切な量で作れて需給バランスがとれるんじゃないだろうか?
問題は、野菜の場合には、郵送コストが馬鹿にならないというのがあるけど、それでも各分担者が最適な耕作面積にして、無駄を省けば、トンネルやネットの購入費用等を削減できて、そこそこにバランスがとれるかもしれない。
また、共通の通い箱をつくって、トークンリングのように、皆がバケツリレーしても良いし、平日の勤務地が東京や大阪など同じ都市部なら、そこをハブにして、交換マルシェにするのもありかもしれない。
というわけで、実験的に自律分散型巨大農場コミュというのは、どうだろうか?
今朝は、早起きして朝食前に柿畑の草刈りを半分くらい終わらせる。そのあと遅めの朝食をとって、明野のサニーに。しかし、草刈りして思ったのは、この草どうせなから馬達が食べてくれないかしらんということ。
騎乗の方は、さすがに、とても蒸し暑いので、一鞍でもそこそこに汗をかいて、昼前に終了。
昼食のあとは、キュウリと茄子を長期保存用に、キューちゃん風の溜まり漬けにしてみた。醤油、酒、みりんで味付けしたんだけど、ちょっと甘味が強いかも。好み的にはもう少しピリ辛でよかったかもしれない。
なんとか、雨にならずに夕方まで持ったので、夕方に再び柿畑の草刈りで、なんとか無事に終了。
今日は、朝から大学で諸々の学内手続きと講義をして、夕方に東京に移動。事務所に顔をだしたあと、夜は慶応の三田で開催された総務省のi-Charangeというベンチャー支援制度の説明会に参加。
これは、例の変な人支援の先にあるもので、変な人の考えたコンセプトを具現化するプロセスを支援するという狙いだ。これについては、FaceBookで、業界の方々から、いくつかの意見がでていた。そもそも、国がベンチャー支援なんて何ができるんだよというのもあるし、公的支援を期待するベンチャーは如何なものかというのもあり、それぞれに一理ある。
今日の説明会で思ったのは、この制度を作ること事態が、官僚にとっては、かなりのチャレンジであり、チャレンジをする人を応援するために霞ヶ関がチャレンジしている感があった。
従来の制度設計だと、きっとこういうのは出来なかったんじゃないかとか、そもそもこれ本当に大丈夫なのというのもあって、なかなか面白かった。制度ウォッチャー的に、なかなか楽しめる説明会だった。
説明会の後は,中国から来日中の旧友と合流して、慶応仲通の居酒屋で一献して解散。
今日の午後から出張なので、朝から大きなスーツケースを持って出勤。悩ましいのは、武蔵境から外苑前に行くのにどのルートで行くかだ。普段は、
武蔵境〜四ッ谷〜赤坂見附〜外苑前なのだが、荷物があると四ッ谷の乗り換えで階段しかないのがきつい。新宿から大江戸線を使って青山一丁目で銀座線とだと、青山一丁目の乗り換えがやはり階段しかない。新宿から山手線で渋谷に出て、銀座線の場合も、渋谷の乗り替えが階段しか無い。そして、どのルートで来ても、最後の駄目出しは、外苑前の駅が階段しか無い事だ。というわけで、結局は渋谷と外苑前で重くて、やたらとデカイスーツケースをもって、階段を上り下りすることになった。
夕方の飛行機なので、二時くらいまで来客や社内打ち合わせ等をして、再び外苑前駅の階段をスーツケーをもって降りて、上野経由で成田に移動。しかし、銀座線の上野駅から京成の駅まで、地下道が通じていたのは、ちょっとビックリ。上野でも銀座線のホームからは階段しかなかったけど、京成に抜けるのこの通路は、最後にあるとても短い階段区間も横にエレベータがあって助かった。
無事に満席の飛行機でLAXについて、ホテルのシャトルで宿に移動。元同僚が夕方に合流して、レドンドビーチのJapaneseで日本から直送された金目の刺身などを堪能して就寝。
今朝は、七時からWFAのテレカンに参加。やはり、アメリカだとテレカンの時間も楽だ。その後、元同僚にレンタカーセンターまで送ってもらって、レンタカーをピックアップ。
アメリカにいる時間が増えるので、とりあえずプリベイド式のモバイルルーターを物色。T-Mobileの4G Mobile HotSpot が、79.99$で、3ヶ月有効の5GByteまでの初期分が付いていたので、これを購入した。
とりあえず、iPhoneのデータ通信をOffにしてWi-Fi接続にして、Googleナビにしたら、かなり快適になった。
というわけで、トーランス近辺を迷わずに移動できたので、お昼は山田屋というラーメン屋で、こちらでは珍しい塩ラーメン。
夕方、ベルリンからイスタンブール経由で到着するバイスチェアをLAXでピックアップして、サンディエゴまで移動。ホテルの近くの、いかにもアメリカ人好みの将軍とかいう日本食に入って寿司を食べたら、おもったよりまともだった。サンディエゴは、やはり寿司のレベルが高い。
今日から二日間、Qualcommのキャンバス内の会議室で、11aiのアドホックミーティングがスタート。
Qualcommを訪問するのは、1999年に某社の技術顧問の仕事として、EVDOの公開実験を見学しに来て依頼なので、実に15年ぶりになる。
当時は、デモの見学がメインで、Hummerに乗ってLa Jollaの山の周りを一回りしたくらいで、あまり同社の中のイメージは残っていない。
今回は、リサーチセンター内の会議室なので、受付後には早速世界最大と言われるバテントウォールのある廊下を歩いた。同社は、スベクトラム拡散の遠近問題を解決するパワーコントロールという、とても重要な特許でCDMAの世界を独占し、大成功をした。
僕は、1993年くらいから直接拡散の無線機の開発をしていて、1995年にDS-SS無線機の開発に成功したのだけど、当時は今のようなチップセットなどではなかったので、ディジタルマッチドフィルタの動きなども、かなり突っ込んで研究していた。そんなわけで、同社の持つパワーコントロールの意味の大きさは、人一倍感じていたものだ。
また、その後知り合ったPRUGの人達が行っていた無線によるパケット通信で、TCP/IPを送るシンプルなプロトコルは、同社にいたKA9Q Phl Karn氏によるもので、PRUGの人達は彼を既に日本に招聘していた。残念ながら、僕は当時まだPRUGと出会っていないどころか、パケット通信もインターネットもまったく知らない素人だった。
そんなわけで、ある意味このQualcommは、無線でパケット通信などに関係してる人には、聖地みたいとこなのだ。
今日と明日のアドホックは、総勢十数人で、昼もコーヒーもQualcommがサポートしてくれて、集中審議ができた。問題は、ある程度予想はしていたけど、半袖にはあまりにも寒い会議室だったことくらいだ。
会議の後ホテルにもどり、東京とテレカン。いま開発している案件や、進めている事業が、ここに来てスタッフの動きが加速してきて、いろいろと煽られてる感がでてきたのは、嬉しい悲鳴だったりする。
そんなわけで、今夜は素直にバーガーキングのドライブスルーでハンバーガーを買ってきて、粗食に耐えている。
二日目のアドホックミーティングも無事に終了して、同じホテルに投宿しているバイスチェアと、彼の友人の3人でLa Jollaで夕食。ここは、崖のしたに、ペリカンやアザラシが沢山いてビックリ。
Brockton Villaという1894年からある崖横のレストランで、本日のおすすめのプレートとモヒート。まぁ、はっきりいって味は.....
ここは、どうも朝食が有名みたいなので、明日の朝、早くに起きれたら、もう一度来てみようかしらん。
I had very nice horseback riding at the beach by border field state park with my friend.
It was really nice weather and we found a couple of dolphins near the beach. (it's really amazing)
After trail beach riding, my saddle strap was suddenly loosed off and I was thrown off from my horse at a couple of meters before the goal.
It is my first experience of falling off from horse, but fortunately I did not do a injury due to the slow walking and flat place ( entrance of ranch ).
I have been assuming I may have a falling off one day, and I think it may be a break point of my skill even this is an accident of saddle fixing.
I would like to continue my training of horseback riding without being afraid of this experience.
Before to getting back , we stopped by the Hotel Coronad for lunch that makes me refresh with cool Mojito.
Aftre after having taken a break in the staying hotel, I had Yakitori and Ramen at Yakyudori Japanese restaurant.
They are getting very busy business, because they are serving good quality of Japanese traditional food.
朝、ホテルを移動して、IEEE802 wireless plenaryの開催されるダウンタウンのホテルに移動。
一緒に移動するTGaiのバイスチェアはドイツ人で、ワールドカップの決勝戦をみるのに、早めに移動してスポーツバーの良い席を確保しようというので、10時前にホテルに到着。
さすがに、部屋がまだチェックイン出来ないのだが、ホテルが部屋が用意出来次第電話をくれるとのこと。僕は、幾つかの事務仕事があるので、部屋でESPNを見る事にして、とりあえず荷物をベルカウンタに預けて、ホテルのロビーで待つことにした。
11時半くらいになっても連絡がないので、もう一度フロントに行ったら部屋を用意してくれて、無事にチェックイン。ところが、このあと夕方までに、三回くらいホテルから電話が入ったのだが、どうも回線の問題かつながると切れる。4時過ぎにやっと電話が通じたら、「部屋が用意で来ました」とのこと、もうチェックインしてるのに....フロントとウェィティンングリストに電話する係の連携悪すぎだろ。
諸々の仕事を終わらせて、夕方からCACミーティングで今週の会議セッションがスタート。今のWGチェアのITオタぶりが発揮されて、今回からはF2F中でもJoinMeというシステムを使って、画面シェアをしながら進める。これは、単なる画面のシェアだけじゃなくて、ローカルでズーム等もできて、なかなか便利だ。
CACが終わった後、SanDiego在住の知人の家で、ホームパーティ。しかし、20人くらいが余裕で集まれるというのが、こちらの住宅事情の良いところ。車の運転者なので、残念ながら飲めなかったけど、楽しい一時で、今週のスタートとなった。
8:30からのアドホックセッションのあと、WG Opening Plenaryで、いよいよ本会議がスタート。それにしても、協調性のないトラブルメーカーになる人の行動パターンっていうのは、どうして一緒なんだろう。基本的に,自分の都合の良い時にしか参加しないで、それに全体を合わせろという。他の人の起草した寄与文章に、後片付けでいろいろと上書きして、オリジナルの著者とコミュニケーションしないで、勝手に自分の寄与にする。こういう、困ったちゃんは、チェア権限で排除しないといけない時もあるとつくづく感じた。
昼にホテル横の屋外フードコートで、フィシュ&チップスを買ったら、お釣りに50セント=Half Dollarコインを貰った。1ドルコインは、持ってるけど、これは今まで見た事が無かった。ラスベガスとかには、沢山あるらしいけど、僕はカジノに行かないので知らなかった。
とりあえず、普通のクォーターと比較して記念撮影してみた。
土曜日に初落馬したときに、弾みで頭をぶつけた。、既に二日間様子見して、特に吐き気がしたり出血したりはないし、まったくなにも変わったとこは無いのだけど、たまたま数年前に義母が雪で転んで数ヶ月後に入院するような事があったことを思い出したら、なんか精神的に落ち着かない。
クレジットカードの医療保険でフルカバーな事、サンディエゴには日本語で対応してくれるクリニックがあること、いま進めてる仕事の関係で医療関係の情報取り扱いに興味があること、などの別な理由もあり、たまたま午後のセッションの合間にアポがとれたので、クリニックに行ってみた。
ホテルを出る前に、クレジットカード会社の方からクリニックに保険のコンファメーションレターをFAXしてもらうように依頼したので、スムーズに事が運んだのだけど、まぁ受付時にサインする書類が多い。
そんな中で、感心するのは、やはりHIPPA法(Health Insurance Portability and Accountability Act)の運用だ。基本的に当事者以外が僕の医療情報を必要とする場合、その可能性のある人の氏名などを、僕が申告して、サインする必要がある。また、医院から,僕の医療に関係することを電話した場合に、不在時に留守番電話等にその内容を残しても良いという承諾書などにもサインする。もちろん、駄目なら拒否する。
日本で自宅近くのクリニック行っても、こんな書類は無い。これは個人情報の保護というよりも、個人情報のコントロール権の問題だ。今後,個人が生み出したり、個人に帰属する情報がどんどん増えて行く時に、保護という名の下に「目的外の利用は認めない」 などの大雑把な許諾ではなく、より具体的な行為のコントロール権の許諾等を確立する必要は、もっと増えてくるだろう。
診断の方は、予想通り何も無くて、むしろ医者と心臓疾患の話しとかで盛上がってしまった。
IEEE802 Plenaryの二日目は、朝一番のWNGのあと、PM2まで間があいたので、ラーメン食べたい組は、Convoy StにあるRakiRaki Ramenで昼食。開店とほぼ同事に入ったのだけど、そこそこに広い店内があっという間に満席になる盛況ぶり。とはいえ、メニューは、ラーメンや餃子だけでなく、各種どんぶりモノもあって、日本でも普通なん感じなのに、圧倒的に日本人のお客が少ない。西海岸では、もう日本式のラーメンは、かなり認知度が高くなっている。
16:00からのPM2スロットで、かなり作業が進んだけど、まだまだ時間はかかる。バイスチェアと相談して、急遽日曜日に今日の夜のスロットを追加したのだけど、あいにく僕は現地のバートナーとの打ち合わせがあって、時間変更の調整が出来なかったので、バイスチェアにお願いして出かけた。
彼は、元々サンディエゴに長く滞在していたので、実は昼のラーメン屋や昨日の病院等もいろいろと教えてもらった。今夜は、そんなパートナーの一押しの鮨レストラン Akinoriで、直近の擦り合わせをして会食。全部の料理のクォリティの高さにびっくりで、とても満足。
ところで、この辺りはやはりスペイン語の表記が多く、トイレに行ったらLavese Las Manosのポスターがドーンと張ってあった。Manoは、スペイン語の手で、発音も簡単で覚えやすいから、基本的に外国の人にもファミリーネームで呼んでもらっているんだけど、これ見ちゃうとちょっとね....
IEEE802 Plenaryの中日は、通常はSocial Partyなのだが、今回は、同事にBOFが開催された。
僕は、今ひとつ興味があるネタがないので、最初だけ出席して退出した。それでも、朝のWNGも含めて考えさせられのは、無線LANだけではなくIEEE802のLAN/MANの世界でも、パスワードというものの限界が盛んに議論されるようになってきたことだ。
BOFを途中できりあげて、参加中の皆さんと、今夜は昨夜知人に連れて行ってもらった、Akinori さんで、ディナー。刺身、アペタイザ、握り等を楽しんで解散。今回は、まだステーキハウスに行っていないな。
今週のIEEE802.11では、僕がチェアをするTGaiの審議が当初の予定よりかなり進んで、一気に次の書面投票まで進めそうな感じがでてきた。このため、昨日のMid Week Plenaryで追加のタイムスロットを要求した。この結果、昨日、今日と4コマ8時間ずつのフルになった。
というわけで、今日も積極的に審議を進めたのだが、これだけ集中してくるといろいろと普段には無い審議も出てくる。
今日は、一度否決された動議について、後半でやはり再考したいという意見が出てきて、再決議という動議がだされた。
ロバートルールでは、基本的に一議不再議なので会期中に一度決議された動議は、再び動議提案できない。ところが、今日はとある動議について、やはり再度協議をした結果として、全体での合意形成が進んだ。
そこで、「Move to reconsider the previous motion numbered #xx after reviewing the facts.」という動議か出されて、これが可決された。こういうのは、おそらくWG全体でもかなりのレアケースだろうけど、こういうことが出来る事を知る事は大きい。
また、とある動議では、Recording Voteをしたいという提案が出された、これは、投票者毎の投票結果を議事録に残す方式で、以後の審議に参考にしたいという理由で提案され,この方式をとったのだが、これもかなりのレアケースだ。
なにはともあれ、延べ10スロット40時間の審議をした結果、今のドラフトに対する1200以上あったコメントも、残り50をきるとこまで漕ぎ着けた。
それでも、残念ながら書面投票に進む事は出来なかったけど、次の会合で確実に進める目処がたったことが大きい。
午後に全ての審議を終えた後、日本とのテレカンを1時間行い、その後クロージングレポート等をまとめて、チェアミーティングに出席。九時半過ぎにやっと食事にありつけて、長い1日が終わった。
I had drive down to LA from San Diego after the IEEE802.11 Pleanary has been adjourned.
In the TGai session which we had in San Diego, We took two special operation to make a progress.
The first case is we moved to reconsidering a past motion.Regarding to the Robert's rule of Order, Basically we can not move a motion to same topics during the session. However, if the opposer of first motion want to support after deep considering the topics, he can make the motion during the same session.
The 2nd case is recorded vote was executed. Usually we only vote by standing. Therefore we do not record what an individual voter voted for.However this time we recorded the name of voter with the voting status (Yes, No, Abstain) to the minutes.
Always voter have to have responsibility to their vote. Unfortunately, there are some voters voting for without enough understanding of the motion topics.
In those case, the recording vote may push them to vote more seriously.
I have been not aware to those official operation of the meeting until I join the standardization activity.
Even after I was charged as a chair of TaskGroup, I do not have enough understanding and experiences.
All of seniors are mentoring me with such kind of actual operation day by day.
This is really my pleasure to get new knowledge of operation as one of leadership.
After getting back LA in the afternoon, we took lunch at 5guys burger near the LAX.
And I dropped off my partners at the LAX and Hotel
Tonight I had dinner with my friend at Sojibou Japanese Soba restaurant in Torrance.
朝の飛行機で、LAからサンノゼに移動。TSE-Preだったので、セキュリティチェックが簡単で、とても早い。
サンノゼの空港で、こちらに20年滞在している知人にピックアップしてもらい、空港近くのワインショッブ等に寄り道したあと、やはりこちらに在住している彼の知人と合流。
今日は、幸運にもSCMWA:Santa Cruz Mountains Winegrowers AssociationのPassport Dayというイベントの日。これは、年4回1,4,7,11月の第三土曜日に開催されるイベントで、SCMWA発行のパスポートというのを購入して、加盟のワイナリーを訪問すると、その年(2012年)の新酒等のテイスティングが無料でできるほか、割引の販売等もあるというもの。
僕は、3年前にSanta Cruz在住の知人のガイドで参加して、その時にパスポートを購入してあり、それには有効期限がないのだけど、今のパスポートは有効期限が2年になったらしい。それでも、45$なので、数カ所テイスティングすれば、お得なことは間違いない。
今日は、サラトガのダウンタウンにテイスティングルームのある、CINNABAR、MARTELLAからスタート。
明日は、Saratoga Classic Car Show というのが開催されるらしく、ダウンタウンには車メーカーのエンプレムの旗が並んでいて、ちょうど僕らがティスティングをしている時に、目抜き通りを沢山のクラッシックカーが並んでデモ走行してきた。
サラトガは、ティスティングルームだけの場所なので、そこからLos GatosのSummit方面に移動。Loma Prieta Winery は、山の頂きにあり、モントレーの海まで見渡せるロケーションで葡萄畑に囲まれてテラスもあり、サンドイッチなども無料で提供されていた。このあと道沿いにあるMJA Vineyardsのティンスティングルームによって、最後はWrights Station Vineyard & Wineryへ。ここは、山の中腹にあり、やはり自社畑に囲まれた中にテイスティングルームとテラスが広がっている。
肝心なワインは、どこもシャルドネ系、ピノ系、カベルネ系など五種類くらいを順にテイスティングできるのだけど、面白い事に3人とも美味しいといったのは、Loma PrietaとWrights Stationのピノだった。でも、流石に美味しいのは高くて、どちらも50$クラス。結局、テイスティングと別に購入したのは、そのLoma Prietaのピノだけ。
なんだかんだ、前回と今回で、十カ所を回ったことになるけど、前回から3年しか経っていないのに、加盟ワイナリーが増えていて、実際に今日回った5カ所のうち3カ所は、僕のパスポートには乗っていないとこだった。
また、モバイルアプリも提供されていて、ワイナリーを現在地から近い順番に表示したり、地図アプリと連動したりとなかなかに充実している。どうやら、ここ数年でかなり活性している気がする。
夜は、ホテルの前にある居酒屋で、今日1日お世話になった知人と、日本酒で一献して解散。
天気にも恵まれて、とても良い週末のスタートだった。
先週の落馬にめげずに、この週末もBay Area Ridge Ridersで、トレイルライドに出かける。
まずは、腹ごしらえということで、集合場所のすぐ近くにあるAlice's Restaurantで朝食。ここは、モーターサイクリストらの聖地で、まぁ峠の茶屋的なところ。前回は、6時間のトレイルライドの途中に、1馬力で乗りつけてランチをとった。
今日は、日曜日ということもあって、朝から沢山のバイクやスポーツカーが既に停まっていたけど、1人だったのでカウンターにサクッと座れた。Alice's Omletは、トマト、スモークベーコンの他に、アポガドが入ったオムレツで、なかなか美味しかった。アポガドって、こういう使い方もありなんだと発見。
ばっちりエネルギー充填し、直ぐ近くの集合場所であるEl Corte de Madera Creek という自然保護区域の駐車場に移動。今日は、二人のガイドを含めて5組でのトレイルで、僕のお相手は、もう4回目になるいつものJacob号。このコースは先月もトレイルしたコースの一部なこともあり、かなりリラックスして騎乗できた。途中、森の中で用意してもらったベーグルサンド軽食をとる30分くらいの休憩をいれ全行程10マイルくらいを、トロットやキャンターもしながら堪能できた。
途中、スタンフォードショッピングセンターのアップルストアで買い物をして、現地のパートナーと空港で待ち合わせ。その後、たまたま出張でこちらに来ている某大分方面の研究機関の研究員の知り合いをピックアップして、3人でパロアルトで夕食。
思い起こすと、十数年前にこの研究機関主催の会議で講演を依頼されたのだが、たまたまシリコンバレー出張と重なると伝えたら、ビデオキャプチャーカードを送ってきて、これでリモートで参加してくれと言われたのが、海外からの遠隔会議の初体験だった。
当時は、ホテルのアナログ回線にモデムをつないで、米国内のアクセスポイントにPPPで接続していた。ビデオキャプチャーもPCMCIAカードで、結局最初はそこそこに動いたけど、回線品質が悪くて、電話での音声参加になったのを思い出す。
あの頃から比べると、今のWEB会議は特別なハードもいらないし、モバイルでも簡単にできるけど、相変わらず回線品質が悪いとビデオを諦めたりするのは変わらない。まぁ、結局のところThe InternetのQoS というのは、ラストリゾートなのかな。会食では、次の事業との連携などにも及んで実りのあるものだった。
今夜からはこちらのパートナーのご自宅に宿泊させてもらう。彼の家からは、サンノゼからベイエリアが一望できる素晴らしいロケーション。いつものことながら、米国の住宅事情の良さには、比較してはいけないと思いつつも、ため息ものだ。
今日は、朝のトレイルライドも、とても気持ち良い天気だったし、夜は素晴らしい夜景をみながら就寝できる、まさにBeautiful Sundayだった。
今朝は、朝一番でWi-Fi Allianceのテレカンに参加。基本的にテレカンとかはアメリカ時間基準なのでアメリカからの参加はとても楽。そんなテレカンでの今日の議題は、新しいグループのテレカンの時間を決める事。IEEE802.11aiと重複してほしくないので、その旨を説明し、重複回避となった。しかし、こういうのって、誰も言わなかったら流されて決まるのかな?
午前中は、こちらの銀行で一つ手続きをしたあと、工業デザイナーと打ち合わせ。デザイナー氏も長く業界にいる方で、いろいろと話しが早い。ここの会社は、デザインといってもマーケティングコンセプトの視点からも、いろいろと検討してくれるようで、数多くの有名な製品をデザインした実績がある。今日は、CEOも打ち合わせに顔をだしてくれて、とても頼もしい話しをしてくれた。
午後は、一つの打ち合わせをはせんで、前後で拠点となる場所の下見などをして、夕方からはそれらの手配をしてくれたパートナーらと会食。ちょうど、こちらの夕方前に日本で新規事業のリリースをしたのだけど、続きはWEBで.....
当地(サンノゼ カリフォルニア)では、まだ21日なのですが、日本で既に報道されたようなので、日本時間基準でこの記事を書きます。
昨年からいろいろと準備をしてきたのですが、多くの方のご支援とご協力の元、この度EverySense,Inc. を起業しました。日頃、大変失礼な物言いで批評させていただくことも多い、日経新聞さんにも、公衆無線LANの草分け、ビッグデータの新会社設立なんていうタイトルで、報道いただいてしまいました...汗::
でっ、報道のリンクについて、沢山の方からFaceBookなどで、お祝い的メーセージをいただき、なんとも言えずむず痒い思いをしていたりします。これまでにも、長年いろいろとおつきあいいただきました皆様には、この件についも相談させていただいたり、ご助言を賜ってきたので、知っている人には、おおいよいよねという感じで受け止めていただいている方もいます。
しかーし、多くの方は、「これだけじゃ何やるん判らんぞゴラァ」とか、「はぁIoTだ、お前自分で普段言ってるバズワードは使うの止めようというポリシーはどうしたんだよ」 などのご指摘は、ごもっともかと思うのですが、そこはそれ大人の事情という事で...ry)
ただ、ここに至る過程(家庭の事情じゃないよ)は、少し書いとこうかなと思う訳です。
ご承知の方もいるかと思うけど、僕は1993年にRoot,Inc. を起業し、まだ無線LANというのが確立される前の時代に、スペクトラム拡散のディジタル無線機器を開発し、その後それにIPルーティング機能を融合して、無線ルータをつくり、地域情報化などルーラルの情報通信インフラを推進してきました。
また、この流れの中で、無線は固定通信から移動通信へと変わるということで、モバイルIP などを取り入れて、高速移動体通信を実現し、 この技術をもとにインターネットに真のモビリティを与えようというポリシーで、モバイルインターネットサービス(MIS)という第一種通信事業社を起業しました。
これら二つの起業で、僕らが示した技術やユースケースの多くはは、十数年の歳月を経て、今や当たり前のものとして、大きな普及をしています。ただし、僕は残念ながらそういう技術やそれが社会に与えるであろう幸せを、きちんと伝え実社会に貢献するという部分での、努力が足りなかったと痛感しています。
もし、僕らがもっともっと踏み込んで、もっともっと努力して、もっともっと謙虚で真摯でいたら、もう少し早く、いろいろな社会的ベネフィットを創出していたかもしれないと思う訳です。
Root,Inc.を2005年に上場企業であるアライドテレシスと経営統合してからも、国際規模の上場企業の経営に参加したり、地方のCATV事業に関与したりしてきましたが、この間にRoot,Inc.やMISでは得られなかった多くの経験をさせてもらいました。
また、3年前から山梨大学で非常勤講師としてベンチャービジネス論を教える機会をいただいたことなどもあり、起業や経営というものについて、技術的興味、視点以外からもいろいろと考える機会が多く生まれました。
さらには、山梨県北杜市という地方での生活をはじめ、地方の視点や1次産業の視点も少しだけ理解が進みました。
加えて、2010年からIEEE802.11ai のチェアをしながら、グローバルな企業の人達との議論をしたり、山梨大学大学院の社会人博士課程での研究などもあり、産学官、国内外を問わず、多様な視点と経験を重ねる事ができました。
そんな中で、ふつふつと僕の中にあるアントレブレナー的な何かが発酵をしてきて、ようやく上槽の手前位に達して、今回の起業となりました。
まぁ、ようやく上槽ですから、もちろん生でというのもありますが、これからこれをどう美味しくて、本当に喜んでもらえるものに仕上げて行くかがとても大事な訳です。
まったく、年寄りがまたぁとか、シリコンバレーは、もっと若い人がという意見もあるかもしれませんが、いろいろな雑菌を身につけてる僕だからこそ出来るアントレプレーニングというのもあると信じています。
というわけで、この新しいEverySenseであたらな挑戦を始めますので、また一つよろしくお願いします。
I have been very active spawning new simple, technology inspired businesses since 1993. It gives me great pleasure to announce my 3rd challenge as an entrepreneur.
EverySense, Inc. is a newly founded company to create a new business landscape using the potential of IoT and M2M.
For a quarter of century, we have experienced an Internet revolution fuelled by the need for people to be connected. Today we have a huge number of interfaces to communicate with each other. Therefore, it is becoming a way of life that we use more than one device such as a smart phone, laptop and wearable, etc to stay connected. We are expecting to enjoy a smart life with those devices, which are simply called smart in the future.
It is my firm belief that this dream will come true if we have practical and correct ways to break through the gaps between technology and services.
EverySense, Inc. will provide you with the means to fill those gaps using highly sophisticated and fully tested solutions from R&D. I know that this statement is quite abstract and vague at this point. EverySense, Inc. will bring the change to enable us to pursue our dream of achieving a smart life for everybody.
We have plenty of work ahead and are ready to meet and surpass your expectations. Some of you may say "Oh no old guys! The Start-Up is not your business", but entrepreneurships and human ingenuity come from people of all ages and walks of life. Rather we need to be even more determined to develop better technologies to make life smarter and better that can help the elderly to live a quality life and continue to contribute to society.
I would like to encourage your joining to help create new innovations for a better society because the smart life is not only for us.
Information harvesting will open the door to the smart life society.
Sincerely,
Hiroshi Mano,
President & CEO, EverySense, Inc.
午前中は、たまたま日本からシリコンバレーに進出して、事業展開を予定しているソフトウェア会社の方達と面談し、午後は旧知のVCの方と面談。
このVCの人は、まだ彼が日本にいる頃からの知り合いで、本当にフランクにいろいろと適切なアドバイスをしてくれる。今日も、かなり手厳しい指摘をいただいたのだが、それは真摯に受け止める価値のある話しだった。しかし、つくづく日米のベンチャー投資の違いを感じる。
午前も午後もこちらに20年以上住んでいる知人とアパートやコンドを見て回ったのが、シリコンバレーの部屋代の高騰は半端ないみたいだ。もっとも、ホテル代も異常に高いのが悩みの種だ。
今夜は、シリコンバレー在住の知人らが、宿泊しているパートナーの自宅に集まって、バーベキュー。パートナーがサンディエゴで入手したヒラマサをさばいてくれて、刺身でいただいたほか、焼き蟹などで、長期出張最後の夜を堪能した。
今夜参加してくれた知人のエンジニアは、最近超有名な某社に転職したのだが、本当に忙しそうだ。朝8時半から夜8時半までが、暗黙の定時という感じだそうだ。日本だとさしずめブラックとか言われるのかもしれないが、シリコンバレーの成長している企業は、本当に仕事に対する要求が厳しい。明確に成果が求められ、それが出来なければあっさりと解雇されるわけで、当然働く方の緊張感も凄そうだ。
日本だと、アメリカ人は、あまり残業もしないようなイメージを持っている人が多そうだけど、それはまったくの誤解だろう。確かに、比較的近い場所に素晴らしい環境の自然等もあり、週末にはアウトドアライフを楽しんだり、早朝にジョギング等をしているけど、それは仕事とプライベートの区切りをきちんとつけて、効率的なライフワークバランスをとっていることの現れだろう。
2〜3年の短期の駐在さんは、やはりここではお客様でしかなく、ビジネスの中核や、コミュニティでのソーシャライズなどでプレゼンスを得ている人は、明らかに背負っているものが違うんだということを、今回の滞在ではとても強く感じた。
とにもかくにも、素晴らしいパートナーと友達に巡り会えて、刺激を受け、新たにEverySenseをスタートできる事は、嬉しい限りだ。
ジェット気流が元気過ぎなのか、サンノゼを出てすぐくらいから、もう予想到着時間というか飛行予定時間が1時間くらい少ない。そのうちに、是正されるかとおもったけど、結局そのままで1時間以上も早く成田にランディング。まぁ、想定の範囲外なのか、早く着いたら着いたで、ゲートが開いていないので、バスでターミナルへ移動。しかも、そのバスの手配も遅れたのか、ドアが開いてからバスが来るまで10分以上。
成田からは、往路と同じでスカイライナーで上野まででて、外苑前で銀座線。乗り換えいれて1時間ちょっとでオフィスに戻れるのがありがたいけど、銀座線の駅にエスカレータかエレベータつけてほしいなぁ...
久しぶりに、スタッフと顔を合わせて、すこし確認事項などを整理して、夜は恒例の時差調整飲みとなった。
昨日までの出張で、シリコンバレーの最近のスタートアップに関する話しも沢山見たり、聞いたりする機会があった。いまは、とにかくメーカーズといわれるハードウェアのものつくり系がブームだ。
たった一つのモデルの製品を開発して、販売した会社があっという間にとんでもない額で買収されるという、まさに夢のような成功事例が沢山生まれているようだ。
たしかに、いまは3Dプリンタなどの試作環境やモジュール化された要素部品類、ソフトウェアスタック等により、従来は沢山のリソースを必要とした開発試作が、あっという間に、高いクォリティで実現できてしまう。
でっ、こういう開発試作をして話題になったスタートアップを、グーグルなんかが、半端ない金額でM&Aする。M&Aされた側は、その時の条件縛りのもとで、そのグループの傘下で数年働くことになる。最近は、巨大な金額で買収された会社が、さらにまたスタートアップを買収するなんていうことも起きている。
買収する側からすれば、アイデアや開発リソース、開発時間を、お金で解決しているわけだ。これは、自らの戦略的なポートフォリオの充実を実現し、元々にもつ自社のサービスやプラットホームとの直接、間接を含めた総合的なROIが充分に成り立つのだろう。
では、バイアウトした方はどうなのかというと、巨額の資金を手に入れても、おそらく数年は買収した企業のコントロール下になる。そして、まぁ晴れて喪が空けたら、その資金を元にまたスタートアップをしたり、エンジェルとしてスタートアップわ応援したりするのだろう。
つまり、グーグル等のビッグブラザーは、その帝国の拡張をつづけ、そこに買収された側は、決して自らは帝国にならない。そのかわり、もの凄く早いサイクルで、成長、バイアウトの循環が繰り返されるので、そこに関係するVCなどの金融系にとっても、魅力的な経済がそこにあるわけだ。
僕の年で起業するとなると、何がいけないかというと、こういう短期決戦的な絵が描けない点だろう。つまるところ、どうしょうもなくコンサパなのだ。僕は、自らのブラドを持つメーカーという立場が多かったので、どうしてもメーカーとしてのプリミティブなモデルが頭から離れない。それは、もしハードウェアのモノツクリをするのなら、それを販売する事で対価を得るというモデルだ。
ハードウェアメーカーになるということは、ソニーやトヨタやアップルになるというイメージなのだ。もちろん、アップルに代表されるように、ハードウェアだけでなく、それを使ったサービスの創出をし、プラットホームやコンテンツでも収益を得ることが重要で、ハードだけでは生き残れない。
このモデルでは、ハードウェアというのは、一つだけではなく、常に新製品が投入し続ける事が、もの凄く重要な鍵だと思っている。どんなハードウェア製品も、かならず飽きがくるし、ベルカーブ的なライフサイクルがある。だから、メーカーは常に開発投資を継続して、新製品や新バージョン、新サービスを提供し続けていかないと生き残れないだろう。こういう取り組みを、継続的にしていく為には、半端ない投資とリソースが必要で、それをM&Aにより実現してるのが買収側のビッグブラザ達なわけだ。
逆に、買収される側のスタートアップは、こういう長期的な事はあまり考えず、 バイアウト自体が目的となっているケースも多そうだ。もちろん、とにもかくにも、巨額な資金をバイアウトで得られれば、また新しい事、好きな事にチャレンジ出来るという考えもある。こういう考えをするファウンダーにとっては、バイアウトは、決してゴールではなく、途中過程のマイルストーンに過ぎないわけで、それはもの凄く魅力的だし素敵だ。
これは、バイアウトというEXIT形態の話しだけど、実はIPOも同じだろう。IPOは、決してゴールではなくて、成長の過程の1マイルストーンだろう。IPOによって得る大きなメリットは、直接金融からの資金調達が可能となることだ。だから、IPOした企業は、そこで得た資金で次に何をし、どう成長して行くかが,常に市場から問われる訳だ。
さて、振り返ってみて、日本の新興市場において、過去に何度かあったベンチャーブームでIPOに成功した企業のうち、どのくらいが上場後に市場からの資金調達に成功しただろうか?新株だけでなく社債を含めても、残念ながらかなり少ない。新興市場から東証の一部などにくら替えした企業を除いて、新興市場に留まる企業の多くは、残念ながらIPOがピークで、その後が続いていない。また、残念な事に上場廃止となったベンチャーも沢山ある。
つまるところ、M&AもIPOもExitの形態であるけど、それはVCなどにとっては、まさにExitで手離れの形だけど、ファウンダーにとっては、長期的な成長の中のステップでしかないんだという事だ。ところが、どうもベンチャー創出とかスタートアップ支援とかいって、シリコンバレーのまねごとをしたがる人達やそれに載せられる人達は、M&AやIPOをゴールとして捉えてる人が多いように見える。
日本からスティーブジョブスをとか言うけど、日本にだってソフトバンクの孫さんや、ユニクロの柳井さんのように、世界レベルで活躍しているアントレブレナーは居る。ほんとうにそういうレベルの起業家の成長を支援するならば、この辺りの長期的な視点が欠かせないのではないだろうか?
ゴールとマイルストーンを勘違いして、今目の前に見えるムーブメントやシンボリックな取り組み(フォボラボとかね)だけを、取り入れても決してグーグルやアマゾンが日本からは生まれないのではないだろうか?
まして、地方都市とかでも、我が地方からベンチャー創出をとかで、こいうパターンに投資していると、それは巨大投資で都市部や国際都市を追いかけて華々しく開店した巨大ショッピングモールが、数年後に巨大廃墟になるパターンと同じかもしれない。
朝、久しぶりの畑へいく。猿に何度か荒らされたと聞いていたので、覚悟していたけど、今回の被害のレベルは、予想より軽かった。
茄子、キュウリ、トマトなどを食べ散らかされたらしいけど、幸いなことに、苗そのものが駄目になったりは無かった。多少、野菜を食べられてしまうのは、まぁショバ代を払ってるみたいなもんだ。
一番困るのは、支柱等がフルボッコされて、それと一緒に苗木そのものが、折れたり抜かれたりすると、もうその先がなにも出来ないけど、今回は支柱が一本折れてたけど、被害レベル的には軽度だった。
それにしても、大玉のトマトは、いつも猿や鹿に食べられてしまい、自分で大きいのを食べた事がないのが悲しい....。モロッコも収穫できるようになったので、これ以上猿が来ないと良いんだけど...
あまりの暑さに、昼はしっかりとシエスタをとって、夕方から庭の草刈り。日陰になても、汗がとまらない。というわけで、夜はモヒートのんでマッタリしてたら、早々に寝落ちしてしまった。orz..
昨年仕込んだアンチョビの在庫が減ってきたこともあり、急遽清水港にイワシでも買いに行こうということになった。山梨の家からは身延を通って二時間くらいでいく。途中の南部のあたりに「うな富士」という、お世辞にも立派とは言えないけど、いつも混んでいる川沿いの鰻屋があって、いちどは入ってみたいと常々話している。
というわけで、昼前に清水に行って鰯を仕入れて、帰りに鰻を食べようということで、勇んで出掛けたのだが....
昨日は、市場休みということで、鰯が売っていなかった。干物とか練り物、アサリ等をサクッとかって、沢山ある海鮮丼系のお店には目もくれずに帰路に。
目的の「うな富士」に一時ちょっとに到着したら....ガーン「本日終了」の看板。昼の分は既に売り切れだった...Orz..
結局途中のラーメン屋でラーメンを食べて、中部横断自動車道に乗る手前の道の駅富士川で、コーヒーブレイク。この道の駅は、将来SAになることを前提として建設されている感じで、先月オープンしたばかり。
季節柄、地場の桃などを売っていたのだが、かなり綺麗なハネものが、なんと16個で箱に入って1,000円。我が家の近くの共選所のハネものより、断然綺麗で安いので、一箱買ってみた。実は、これを見つける前に、道の駅の屋内の売り場で、二個250円也の桃も買っていた。
家について、早速食べてみたら、全く問題ないどころか、かなり美味しい。今日は、鰯は無いし、鰻屋は終わってるしで、まったく遠出した意味がないと嘆いていたけど、この桃だけで充分ROIがとれた。
今日は、朝陽射しが強くなる前に、明野のSunnyさんで一鞍だけ騎乗。一旦帰宅してシャワーを浴びた後、山梨市のデイリーベイさんで昼食にカレー。新作のシーフードベースは、ロブスタービスクっぽい魚介類の旨味がたまらない。
午後は、今年度の最後のベンチャービジネス論の講義。五つのグループによる、ビジネスアイデアの発表。全体として、良く言えばまじめと言えなくもないけど、インパクトというか夢を語れていないのが、ちょっと残念かもしれない。
今年も、これで非常勤のお仕事は終わるのだけど、なんかもう一つ物足りないと、教える側に残るこのやり残した感は何なんだろう?先日某VCの人と話していたら、彼がやはり学部生、院生に起業の話しをすると、就職や次の研究過程に進む事が決まっている学生からは、今更そんな事言われても的に受け取られるとこぼしていた。もっと、早い時期から進路や将来の選択肢として、起業があることを教えるのがいいのではという意見だった。
明日からのキックオフ合宿に備えて、大学からの帰路に、いろいろと買い物をしていたら、ご飯を食べ損なってしまった。
今日から一泊二日で、EverySense,Inc. のキックオフミーティング。5組織から16名の参加。まずは、韮崎駅で電車組をピックアップしたあと、来客時の定番となっている蕎麦屋でランチ。
その後、13:00からスタートして、今日はまず各部門、関連担当者のステータスリポート。一部、ハードウェアのデモなどもあり、相互理解が進む。
予定より1時間くらい押して六時過ぎにDay1のアジェンダを終了。その後、たかねの湯で汗を流して、懇親会。山梨産のスパークリングワインで乾杯したあとは、山梨県産一升瓶ワインや参加している某社の提携ワインを石窯ふる活用で仕込んだピザとローストビーフなどと楽しむ。
途中、はまぐりの吸い物で胃のケアをしたあと後半は七輪と日本酒タイム。最後は、焼きおにぎりでしめて、十二時過ぎに就寝。
なかなかに、濃い一日だった。
昨日に続いて、今日もEverySense,Inc.のキックオフ合宿の二日目。朝食後、まずは、マーケティングサイドのステータスリポート。その後、ブレストによるToDoやRequirementの洗い出しと整理をして、ランチブレーク。
午後は、午前中に洗い出したToDoを元に、グループウェア上に整理して、タイムラインと各マイルストーンのアウトラインを決めて、二日間の合宿を終了。
二日分のアジェンダを、予定通りに全て消化できた。元のアジェンダは、かなりラフだったのだけど、皆がちゃんと準備をしてくれて望んでくれたので、とても良いミーティングだった。
途中、トウモロコシやら桃などのお土産を買いながら、電車組を駅まで送り届けて、僕と同僚は八王寺の協力会社へ車で移動。明日のシンポジウムで展示する装置の搬出と技術打ち合わせをして、そのまま車で帰宅。
充足した仕事だと、疲れがあまり残らなくて嬉しい。
今日は、 第4回ネットワーク仮想化シンポジウムで、終日東大。ITRCが共催ということもあり、セッションチェアを一つ担当。今年も100名ちかい参加があり、展示会場も埋まって、なかなか盛況だった。
それにしても、学会のシンポジウムや研究会に参加する度に、なんとなく感じる、この内輪受けというか楽屋ネタな雰囲気というのは、なかなか拭えない。
研究者達は、アプリケーションや商用化への展開が重要だと口々にいうけれど、ビジネスの現場とは、どうしても遠い感じがする。確かに、民間企業が試験的に採用したりする技術はあるけど、それなりの商売にするのは、やはり民間開発したものになる。
ネットワーク仮想化には、多いに期待する何かがあるのは間違いないんだけど、ビジネス的にビビッとくるUseCaseは、まだ僕には見つからない。まぁ、それでも何年か後には、良き成果展開があるのではと期待したい。
夜の懇親会は、冒頭だけ顔を出したけど、今日は展示していたエミュレータを八王子の協力会社に運ぶので車だから、一滴も飲めなかった。orz..