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2014-06-01 B&W

_ [MISC] B&W

  午前中は、家回りをナイロンカッターで草刈り。しかし、自動送り式のナイロンカッターって、なかなか素直に動いてくれないのが腹立たしい。

  なんだかんだいって、途中で何度もコード部分を開けて調整しながらだったので、一時過ぎまでかかってしまった。今日は甲府で真夏日になったらしく、とても午後に畑仕事は無理。

  ということで、午後は屋内作業。

  まずは、この時期に恒例の梅酒の仕込み。去年のブランデー梅酒がなかなか美味しいかったので、今年はブランデーとホワイトリカーの二種類で、Black & White。

  先週仕込んでおいたベーコンも、朝の草刈り中に塩抜きをしておいたので、午後に風乾してスモーク。夏場なので仕上げに湯通ししようか悩んだけど、多分そこそこに早めに消費できるだろうから、そのまま冷蔵庫へ。

  最後は、知人にもらった鬼胡桃を割って、実を取り出しておく。しかし、どうやっても鬼胡桃は奇麗に割れずに実がとれることはないな...

  早めに温泉で汗を流し、夜風か涼しい時間になったので、明日の講義の資料の確認をしたあと、論文と格闘。 うーん、先が長い....

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2014-06-02 一番花

_ [MISC] 一番花

  早朝、畑で野菜に水やりをしにいったら、茄子の一番花が開いていた。昨日、一昨日の猛暑日記録もあって、モロッコ等もいっきに発芽していた。カエルもでてきてる。

  毎年の事だけど、今位までは苗も剪定しやすいし、雑草も少なくて、今年は上手に育てるぞって気合いが入る。ところが、このあとの長期出張で帰ってくると、虫やら獣やらに荒らされてるし、雑草が一気に元気になったりで、かなりめげるんだよね。

  午前中は、明野のSunnyさんで二鞍。先週は、エンデュランスの応援で乗れなかったので、二週間ぶり。一鞍目は、1人で、並足と軽速歩などの練習をして、途中から横木通過なんていう課題が....

  相変わらず、手前をあわせようと思うと、誘導が遅れるし、誘導をとおもうと手前はバラバラだし...うーん二つの事を同時には難しい。

  ちょっと休憩して、二鞍目は、駆足の練習。まずは、リズムと姿勢に慣れるということで、調馬索をつけて30分。いやー、今日は気持ちよい汗だった。

  一旦家に戻り、汗を流した後は、午後から大学で講義。ワークショップに向けたチームアップなどで、少しずつ教室の空気が流れ出してきた。

  今日は、教壇のところに多分他の授業で使われたであろう、光電子倍増管のサンプルの忘れ物があった。いやいや、なかなか貴重なものをと見れて幸せと思いながら、事務局に届けておいた。

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2014-06-03 外苑前はスワローズ

_ [] 外苑前はスワローズ

 先月の後半に引っ越した新しいオフィスは、外苑前の駅から神宮球場に向かう道に面している。

  これは、決して僕がスワローズファンだからこの場所を選んだ訳じゃないけど、でもまぁそこはなんとなく嬉しいかもしれない。

  歩道の上には、スワローズの応援の横断幕が一定間隔で張り出されているし、道の反対側や外苑前の駅から見えるビルの壁面にも、スワローズを応援する垂れ幕が下がっている。

  先週は、交流戦が神宮であったので、夕方には外苑前の駅から、沢山のファンが球場に向かっていたし、飲食店等ではお弁当やビール等を、店先で売り出していた。

  今日は、帰宅する前に、駅前の本屋に寄ったら、スワローズグッズやスワローズコーナーがドドーンとあったりした。

  僕は、1978年にキャンディーズが解散して、スワローズが初優勝した年に大学に入ったんだけど、その前の高校の時からセリーグで唯一優勝経験の無いスワローズを応援していた。

  というわけで、まぁ本当なら神宮の外野の応援のざわめきが聞こえるようなオフィスにいたら、なにはともあれ興奮したり駆けつけたりするのが、正しいファンのファンたる行動なんだろう。でも、残念かなここ数年のスワローズには、僕はちょっと冷めすぎているようで、街のそこかしこにあるスワローズを応援してる雰囲気に、ちょっと嬉しさを感じるくらいに留まっている。

  それでも、スマホには、毎日スワローズの試合結果が表示され、残念ながらショボーンな日が多かったりではある。

  そういえば、あの1978年の開幕戦でヒルトンが打ったヒットが,村上春樹に小説家になる切っ掛けを与えたという有名なエピソードは、ずいぶん後で知ったんだけど、1978年って、なんか良い年だったんだなきっと。


2014-06-04 垂直統合とEcosystem

_ [電波][仕事] 垂直統合とEcosystem

  最近、無線LANの世界では、キャリア系の方達が無線LANをもっとコントロールしようという動きが活発になってきている。これは、インターネットで数年前に起こったNGNの動きにとても近い感じがする。

  ベストエフォート、自律分散でも提供帯域や品質が右肩上がりに上がってきたものが、ここに来て頭打ちになってきたので、ここぞとばかりに、帯域予約、集中制御型的な提案がでている感じだ。

  しかし、技術的な品質向上の話しと、政治的というか文化の話しは違うのに、なぜかこういう提案をしてくる会社や人って、思想がインターネット以前のままだったりする。

  既に標準化やグローバル化で、多くの産業モデルが垂直統合型から水平分業型になり、Ecosystemを如何に構築して、その中でプレゼンスを確保していくかが重要時代なのに、神様指向や神様依存だったりするわけだ。

  こういう輩の提案の特長は、具体的な課題の明確化や次のプロセスへのインタフェースや、責任分解点等不明瞭な事だ。

  まぁ、神様というのは、細かい事は言わなくても、なんとなくお腹が空いたとか、ちょっと暑いよねとか、使いづらいよねというよな、主観的な指摘だけしておけば、あとは下々が何とかすると言うのが根底にあるのかもれしない。

  しかし、Ecosystmeは、主従の関係ではなく、協調の関係なのだからEcosystemの中に自らの立ち位置を確保し、自らのすべき事、周りのすべき事を認識し、その役割と責務を明確にしたアイデアと活動をしていかないと、結局は何も成果を得る事が出来ず、自己満足で終わるだろう。

  無線LANの世界は、今までの自律分散なインターネット的な思想、文化体系のなかに、どんどんインカンバントな思想の人が入ってきていて、ちょっと混沌としはじめている。

  数年前に、インターネットで起こったただ乗り論とか、 NGN的な事が、どうなったかというと...ry)

  さてさて、無線LANのこういうムープメントは、同じ運命になるのだろうか?


2014-06-05 Telecon on Taxi

_ [仕事] Telecon on Taxi

  今日は、夜の会食のあと、帰りのタクシーの中から、某SDOのテレカンに参加。モバイルルータとPCで、車の中からでも快適に参加できるのだから便利なものだ。

  しかも、国際電話といっても、VoIPだから電話代も気にならない。こういうリモートでの会議参加の形態は、昔からあるにはあったけど、やはりモバイル通信のサービスが廉価で高速になった事が大きなブレークスルーだったのだけう。

  十五年くらい前に、ハイパー研の別府湾会議に、出張中のシリコンバレーからノートパソコンとビデオカードで参加した時には、結局電話回線の品質が悪くて途中から電話だけの参加になった。

  あの頃から、出来る事は変わっていないけど、確実に簡単かつ高品質になったわけだ。

  それにしても、GoTo MeetingもWEB-EXも本当に良く出来てるな。


2014-06-06 文殊の知恵

_ [仕事][電波][インターネット] 文殊の知恵

  今日の午後は、プロジェクトの合同開発者ミーティング。四つの異なる組織から、十人の開発者が集まっての議論。

  皆が共通のコンセプトを思い描いて、異なる立場からアプローチをしているので、議論がとても建設的で楽しい。まさに、3人寄れば文殊の知恵の3倍だ。

 午後は、もう一つハード関係の会議があって、夜の特急で甲府にもどった。今夜は、豪雨の割には、中央線が止まらなかったけど、どうもあの雪の日のトラウマが....

  山梨の家に帰って、風呂に入ったあと、今夜も某SDOのテレカンに参加。ちょっと、いろいろと動き出した案件があって、その関係のテレカンにこれで三日連続で参加。

  いずれも、公衆無線LAN関係で、相互に関係が強いのだが、参加者をみていると企業の取り組みと層の厚さがわかる。リーディングカンパニーというか、標準化を戦略的に推進している会社は、全ての会議に参加し、きちっと発言もしている。

  中には、自分たちの提案の時だけ参加して、あとは出てこない会社もあって、こういう会社はやはり人材の層が薄いのかもしれない。

  僕も、今の案件でこれらを全部フォローしていくとなると、とても1人では厳しいなぁ....

  

 


2014-06-07 雨天決行

_ [MISC] 雨天決行

  今日は、夕方から大学の恩師の奥様、研究室の先輩、後輩の有志が、我が家に泊まり、明日は恩師の実家近くにあるお墓にお参りに行くことになっていた。

  しかし、朝から中央道も、下道も雨のために不通になってしまい、果たして皆来れるるのだろかと、ちと心配していた。

   幸い我が家の辺りのは朝には雨み止んで、晴れ間も出てきたので、とりあえず石窯に火を入れて、夕飯の準備をしていたのだが....

  残念かな昼すぎから、またしても雨足が強くなってきた。石窯は火をいれてしまったので、急遽中庭に大型のテントを設置して、食事の準備も、皆の到着状況に合わせながら、マッタリとすることにした。

  結局、電車組は特に問題もなく到着、早出して相模湖経由で来た先輩と佐久経由で来た先輩も、夕方前に無事到着。

  残る二組も、どうにか七時くらいには到着して、決局は総勢10名が予定通り参集。

  飲んで食べて、昔話や近況の報告などで、楽しい一夜だった。

  今夜は、青煌の飲みくらべもしました。夏季限定の爽は、とても飲みやすかった。

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2014-06-08 松本〜安曇野〜台が原

_ [] 松本〜安曇野〜台が原

  今日は、昨日から宿泊している大学の同窓の皆さんと、まずは朝ご飯。二日酔いで皆ちゃんと起きれるか心配したけど、さすがに皆さん歳をとったので、朝は早い。

  朝食のあと、松本にある恩師の菩提寺に、移動してご住職に法要のお勤めをしていただき、墓参り。

ご住職は九十一歳とのことで、流石に背中は丸まってるけど、読経の声はしっかりと赫灼としている。最初の般若心経は、年季の入り方が違って、粛々でもなく、かといって変に高揚感を煽るもなく、とても落ち着けた。

  墓前にて焼香したあと、皆で安曇野で栗おこわなどを食べて解散。帰りは、小淵沢で降りて台が原宿の金精軒本店で、水信玄餅を食べてみる。この水信玄餅は、六月の土日限定で、しかも来店して店先で頂くのみ。

  こういう限定商品に弱いので、ついつい来てしまった。この商品の戦略が功をなしたのか、いつもより人も多くて賑わっていた。

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2014-06-09 反転授業と行動授業

_ [仕事] 反転授業と行動授業

  梅雨に入ったらいきなり連日の雨だけど、山梨のあたりは幸い昨日の午後からは、薄日がでるくらいで、今朝も晴れている。

  ということで、馬場や馬の状態はベストではないけど、一鞍くらいならというお言葉をいただき、朝に一鞍騎乗。

  今日は、少し練習したあと、調教索を外して駆足。外乗での駆足は、何度か経験しているけど、馬場での駆足を単独というのは初めて。なかなか、楽しい。

  午後からは授業で、会計の話し。僕は、ベンチャーというか経営をする以上は、最低限財務諸表が読めるスキルは技術系であっても必須だと思うので、その辺りを学生さんに伝授。ただ、まぁこればかりは、頭の中で貸し方、借り方なんてやってても、なかなか理解できるものじゃない。

だから、起業する人は、簿記の三級くらいでいいから、仕訳をいろいろとやって、簡単でもいいから財務諸表を作ってみるのが一番だと思っている。

  授業のあとは、学生の立場で指導いただいている先生を訪問。メインの質問のあと、先生が進めている反転授業の教室を見学。新聞やテレビでも話題になっている、なかなかおしゃれな教室。

  僕の授業も最後のワークショップは、グループディスカッションとプレゼンなので、この素敵な教室を使わせてもらいたくなった。

  僕の講義では、ブレストやディスカッションの時には、出来るだけ立ったまま、少人数のグループでと思っているので、反転授業というよりは行動授業だったりする。

  そういえば、今日の授業の後半では、出張中にWEB-EX でするリモート授業のための練習をさせたりもした。


2014-06-10 傍流

_ [仕事] 傍流

  今日は、朝一番で標準化関係の打ち合わせ。標準化団体のリーダーシップのベテランというのは、そのコミュニティのルールを良く知っていて、あまり乱暴な事はしない。

  ところが、技術革新の激しい業界では、常に新しい人達が参入してくれるので、時には結構無理があるんじゃないの的な提案や行動もでてくる。

  ここで面白いのは、メジャーな会社が一社でもそこにいると、それをエビデンスに安心するというか、それに流される系なのが、日系企業に多い。

  でも、メジャーカンパニーは、この業界では複数社いる。このような時に、突出した一社か二社だけしか仲間に入っていない場合は、かなり面倒くさいことになるということを、判っていないで尻馬に乗る人が多い。

  ソーシャルライズの過程で、リーダーシップの強い複数の会社のうち、数社だげが賛同しているケースだと、残りのリーダーシップのある会社は、何からの意図をもって賛同していない。こうなると、メジャーカンパニー同士のせめぎ合いに陥って、結局はまともな取りまとめが出来なくなる。

  この辺りの勘所の悪い会社は、一つか二つのメジャーカンパニーが居るという事を理由に、ホイホイついて行ってしまう。

  大事な事は、そのチームがなすべき事は正しいのかという本質的な部分の見極めなんだけど、どうもブランドだけみているようなパターンの会社は多い。

  ちょっと前にブームになった通信方式の標準化では、最初にそのブームに乗った人たちは、半導体大手が推進してるからとか、通信大手が参加しているからというのを理由に、そのブームに乗っていた。その結果、そのブランドの人達があっさりと方向転換をした結果、乏くじを引いた会社も沢山いた。

何かの戦略判断をする時に、その技術やビジネスの本質が良いか悪いかではなく、xxが参加しているからみたいな事を理由にする会社というのは、結局はいけてないわけだ。

 いま、無線LANの世界は、ちょっと過渡期というか混沌としているので、どういう戦略で、どういう技術やスキームに乗って行くかという判断が求められるケースが多い。この時に、ブランド志向、寄れば大樹の陰という発想の行動をしてると、結局は傍流になる。

_ [] くじら@新宿

  以前に霞ヶ関に民間から出向していた人で、仕事でお世話になった方が転勤で関西に行く事になった。

  というわけで、壮行会を兼ねて新宿の鯨料理屋で会食。鯨のハリハリ鍋は、久しぶりに食べたけど、とても美味しい。

  やはり、鯨は日本の食文化として大事だよね。

  悔しいのは、今夜はテレカンなので、ノンアルコール...

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2014-06-11 貸し出しAP

_ [PC][インターネット][電波] 貸し出しAP

   連日の深夜テレカンと溜まっている書き物仕事のために、昨日、今日と、都内のホテルに連泊。今日は、午前中のミーティングのあとは、引きこもり状態で、結局ご飯も食べれなかった。

  深夜に、テレカンが終わってから、プリントをしに、コンビニに行ったけど、夜中の食事は危険なのでパス。

  このホテルは、お部屋のインターネットは、デフォルトでイーサネットがあるだけ。ところが、ホテルに頼むと小型のACアダプタ型の無線LAN APを貸してくれる。これは、なかなか便利でいいんだけど、ベッドサイドに、コンセントがないので、ベッドでPCを開いての仕事ができない。

  アメリカとかでもそうだけど、もう少しホテルの電源コンセントの位置とかは、今のニーズにあうように変わってくれないかな...


2014-06-12 強電ものも面白い

_ [] 真ん中シリーズ

  午後から前橋にでかけるため、昼の上越新幹線で高崎に移動。ちょうどお昼の一時間が車内なので、東京駅で駅弁購入。

  大好きな米沢の牛肉どまん中を買おうと思ったら、なんと 牛肉どまん中&海鮮どまん中なんていうのがある。ハーフサイズの二種類が一つのパッケージにはいっていて、外側のパッケージの真ん中にあるミシン目を切り離す と、ちゃんと二つのお弁当が出てくる。

  だいたい、僕は湖から女神がでてきて、お前の落としたのは金の斧と銀の斧のどっち?と聞かれたら、迷わず「両方!!!」って答えるし、玉手箱だって大きいほうも小さいほうも欲しい。そして、 「お前の希を一つだけかなえてやる」なんて、神様に言われたら「希を一つというのを無限にしてください」って言うタイプなので、もうこういうお弁当は大好きすぎる。

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_ [仕事] 強電もの

  午後は、赤城山の裾野の広大な敷地に広がる電力中央研究所の赤城試験センターの見学と打ち合わせ。施設内には、100万ポルトの送電線鉄塔がそびえ立ち、道路沿いの電力柱もいろんなのがあって、実験に自由に使える。

  需要地系統という配電系統の最後の部分の系統制御の実験室なども、見学させてもらった。室内に並ぶ架の数々や、実験用のモーターや発電機等、久しぶりに強電らしい設備を見学してたら、なんだかもの凄く幸せな気分になった。

  僕は、高校が電気科で、大学も電気工学だったので、なんだかんだ強電ものに接する機会も多かった。なので、発電所とか変電所の見学等も何カ所か行ったこともある。

  たまたま、四半世紀くらい前の仕事では、送電線の故障点評定装置(Fault Locator)なんていうのにも絡んでいた。そして、通信事業やCATV事業では、電柱共架などもあり、まぁこの世界とはご縁がそこそこにある。

  というわけで、こういう施設の見学は、とてもワクワクなのだ。

  それにしても、この広大な敷地の上の方からは、関東平野が一睨できて、晴れた日にはスカイツリーも見えるそうだ。

  帰りがけに、施設の方が施設内の温室でとれたトマトをお土産にくれたりした。

  今日は、某研究プロジェクトのメンバでの見学と打ち合わせで、全員で東京にもどったあと、東京駅の近くで懇親会。徹夜続きできつかったけど、楽しい一日だった。

  このプロジェクトでは、光ネットワーク関係の先生方とご一緒なんだけど、光のPLLの話しとか聞いてると、つくづく電波も光も波なんだなと思う。

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2014-06-13 マイコンエンジニア

_ [仕事] マイコンエンジニア

  今日も、朝から打ち合わせだらけだったけど、途中の二つのWEB会議は、建設的で面白かった。

  夕方からは、某組込み系案件で、ちと嵌っていた問題に、ソフト屋さんとハード屋さんが集まって確認作業。確認の結果、問題箇所の修正もできて、無事に機能確認が終わった。

  それにしても、どんなに高級言語でファーム開発ができるようになったり、Linuxが乗ったりしても、マイコンのエンジニアリングは、ハード屋さんのお仕事の延長なんじゃないかと思った。

  組込み系のマイコンも、SDKとか、開発プラットホームみたいのが搭載されて、その上でコードを書いてる人達は、ピュアに提供されるものに間違いがないという前提で開発をする。まぁ、これはそういうものだと言われたら、それを信じるのは当たり前なので、この事に何ら問題は無い。

  でも、組み込み系って、やはっぱしチップのデータシートを読んで、内部の構成を理解して、ビットレベルでいじる事をしないとならんことは、多々あるのだ。

  というのも、チップとかモジュール作ってる方は、基本的にレイヤーの高い方のソフトの事に疎い人が多いからかもしれない。

  また、僕の経験からも、歴史的にも民生用シングルチップマイコン等で、チップベンダーから提供されるソフト開発環境の質は、あまり高くない。

  いまはどうか知らないけど、昔の民生用の4/8/16bit くらいのマイコンのコンパイラーなんて、バグだらけだった。

  某社のZ80系のコンパイラーとかも、AT&Tのコンパイラが移植されたものだったけど、頭のなかで吐き出すアッセンブラーを想像しながらコードを書いたりする必要があった。そんでもって、もちろんデバッグはマシン語でというものだった。

  こういうマイコンとかからプログラミングに入った人は、どうしても上位のソフトウェア工学的な部分が苦手なので、ソースデバッグとか統合環境的なものとかは、理解できないし、信じてないという感じだった。

  昔からハード屋がソフトも書けるのがいいのか、ソフト屋がハードを知っているのが良いのかという話題によくなるけど、組込み系はマイコンは、やはり前者のほうがいいのかもしれない。

  最近は、いろいろとモジュール化で、ハードの知識がなくても、ものつくりごっこが出来るようになってきてるけど、オシロの使い方一つでも、きちんと理解してないと、結局のところ深いというか差別化できるようなハードは出来ないのじゃないかしらん。


2014-06-14 馬つながり

_ [MISC] 馬つながり

  今日は、お世話になっている明野の乗馬クラブSunnyのメンバーの皆さんと我が家でBBQ。

  皆さん、乗馬歴10年以上のベテランばかり。ただし、年齢層は、どうも小学校時代に集団登校があれば、一緒に登校していたレンジに入ってるらしい。それでも、残念ながら僕が一番上らしい...orz..

  それにしても、驚いたのは、このクラブのメンバーさんは、実に理系の人が多くて、かなり近い業界に居たりする。理系って、馬に惹かれるのかしらん?

  しかし、先週の雨とうって変わって、今日は真夏のような日差しで、もう蝉が鳴いている。


2014-06-15 虫除け効果

_ [MISC] 虫除け効果

  今日も昨日に続いて、真夏のような青空。もっとも、いろいろとデスクワークが溜まり過ぎているので、外に出る事無く、部屋のなかでひたすら物書き。

  クロスリファレンスなどをするのは、結局のとこ紙ベースで印刷されたものを机にならべてしてるんだけど、こういう時に大きいテーブルや自由にお店を広げられる床は便利。

  流石に、会社で床に資料広げては出来ないから、どうしても自宅作業になる。比較的広い会議室が,時間を気にしないので自由に使える環境があった時は、会社でも会議室にひきこもりしてたこともあったな...

  来週末とその翌週末は、出張で山梨に来れない=畑は耕作放棄状態になるので、夕方とりあえずレタスとカリフラワーを収穫しておいた。

  今年は、防虫ネットをシンプルなベタがけシートから、キラキラ光るタイプのに変えたのが功をなしたのか、葉物に虫かつかなくて、なんかとても綺麗。他の野菜類も、なんだか今年は順調に育っているのが嬉しいのだが、また3週間くらい放置になると、戻ってきた時に畑に行くのが怖い。

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2014-06-16 KWM-1

_ [電波] KWM-1

  今日は、一つ嬉しい事があった。何かというと、知り合いからCollinsのKWM-1というトランシーバーの電源が見つかったというお知らせ。

  彼は、膨大な量の古い無線機のコレクションを持っていて、一緒にデイトンやニューヨークのコレクタの家等に行ったりもした。そんな彼のコレクションの中にある、KWM-1というトランシーバーを、僕が狙っていたんだけど、電源が無いのがネックでちょつと躊躇していた。

  ところが、今日それが見つかったというメールがきたので、身柄の確保と保全をお願いした。

  このトランシーバーは、HFのハイバンドだけなんだけど、純正のカーマウントキットもあって、ツーシータのMGかなにかの助手席にマウントしてる写真を、QSTかになにが見て、とても憧れていた。

  もっとも、もう電波を出す気はないので、床の間の置物になるかもしれないけど、まずは引き取って電源が入るかかな..

_ [MISC] 寝落ちした

  週末からのワードとの戦いのために、連日の寝不足だけど、週明けをきちんとはじめるために、朝一番で一鞍だけ駆足のお稽古。しかし、さすがに体が疲れているかも。

  午後の講義を終えて、東京に向かう特急の中で、原稿の推敲をしていたんだけど、一瞬寝落ちしてしまった..orz..

  事務所で、執筆をしたあと、夜は元部下達の壮行会。1人は、もう20年以上だし、もう1人も14年の付き合い。彼らが去る会社に残る人も、新しい道に行く人も、それぞけに思いはあるだろうけど、それぞれの環境で、自分の納得のいく道を進んでくれる事を祈っている。


2014-06-17 早朝屋外テレカン

_ [仕事][インターネット] 早朝屋外テレカン

  今朝は、8時からテレカンで、そのあとは東大で開催される研究会に参加。というわけで、8時に東大に行けば、会場の片隅で電話会議くらいできるかと思って、8時前に東大に到着。

  ところが、今回の会場は、ちょっと特別な建物で、オープンスペースがないのと、朝はしっかり建物そのものに入れなかった。

  というわけで、構内のベンチに座って、テレカン。ところが、目の前に附属動物医療センターなんていうのがあって、朝から犬を連れた人が沢山。とうぜん、鳴き声もたくさん。 はたして、テレカンの相手の人は、どう思った事やら。

  朝一番の担当のセッション、運営委員会、デモセッション等のあと、新宿のホテルに一旦チェックインして、また東大にもどりシンポジウムの打ち合わせ。そのあと研究会の懇親会に駆けつけたら、もう中締めの後だった。

  余ってお土産ように包んでいた食べ物をいただいて、ホテルに戻りテレカン、そのあと執筆の残り作業をして明け方に就寝。 テレカンで始まり、テレカンで日付が変わる悲しい一日だった。


2014-06-18 ANA Wi-Fi OnAir

_ [] ANA Wi-Fi OnAir

  事務所に早出して印刷等の処理をしたあと、昼からITRCの総会に出席。例年どおり12時からだと思い込んでいたら、既にはじまっていた....

  午後は、同じく東大で開催中のCJK WorkShopで,最近の研究についてプレゼンしたあと、成田に移動。

  今回搭乗したNH008のサンフランシスコ便には、OnAirというWi-Fiサービスがあったので、試しに使ってみた。

  しかし、20MB 24US$は、かなりお高いし、そもそも従量制というのもどうよ? 確かに、スマートフォンでSNSとかアクセスするくらなら良いけど、PCでメールみたら速攻で使い切ってしまった。

  フライトもイミグレも順調で、昼前に今回の宿泊地であるマウンテンビューに到着。お昼は、ダウンタウンにあるShalala拉麺。人気店なので、そこそこに盛況ではある。

  午後は、現地のパートナーと合流して、弁護士事務所で諸々の手続きをし、公正証書などを作成したあと、マウンテンビューのダウンタウンに戻り、軽くビールで夕食。

  それにしても、マウンテンビューのダウンタウンもずいぶん変わったし、なによりもシリコンバレーの好景気をもの凄く感じる。


2014-06-19 シリコンバレーの愉快な仲間達

_ [仕事][] シリコンバレーの愉快な仲間達

  午前中は、いま設計している製品に使うモジュールメーカーと打ち合わせ、幸いにシカゴからエンジニアも来ていたので、次のステップに関するリクエストなどを説明。

  昼は、サラトガのHaru拉麺で、昨日に続いてラーメン部活動。やたらラーメンブームのシリコンバレーというか西海岸だけど、そのほとんどは豚骨系。そういう中で、ここには和風だしの塩ラーメンがあるのが嬉しい。

  昼食後は、今後のステップなどについて、こちらのパートナーと打ち合わせをして、一旦ホテルにもどり、ESPNでサーカーみながら資料作り。残念ながら、資料作りに没頭できてしまった展開だったな。...

  夜は、シリコンバレー在住の楽しいみなさんと夕食。今日もしっかり笑わせて(笑われて?)いただきました。

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2014-06-20

_ [] 峠

  どうにか、標準化提案の話しと資料もまとまって、夕方の会議まで時があるので、朝からEl Corte de Madera Creek Open Space Preserveで、6時間弱、全行程18マイルを三頭でトレイル騎乗。僕的には、自己最長距離で、途中かなり早足と駆足が入ったりで実に爽快だった。

  トレイルの途中にAliceレストランという、峠のレストランでのランチをとったのだが、ここはバイクや車好きのメッカだそうで、駐車場には沢山の鉄の馬やスポーツカーが並んでいる。今日は、あまり凄いのはみなかったけど、MGBが一台いた。

  さすがに、アメリカなので店のロゴが書かれた豆腐屋の86とか、「かめ!」と叫んでコーナーに突っ込んで行く奴はいないみたいだけど、まぁどこの国の峠も好きな奴が集まるというのは一緒。もっとも、鉄じゃない馬で乗り付けたのは、僕たち3人だけだったけど。

  ここのハンバーガーメニューは、Harleyとかのバイクメーカーの名前がついていて、Honda,Yamaha,Kawasakiも当然あり。僕は、おすすめのベーコンの乗ったBMWを注文、このボリューム食べてから後半のキャンターは、胃に刺激が強すぎたかもしれない。

  トレイルのあと峠から戻ってくる時に、峠の道に止まっていたパトカーが後ろにずっとついてくるので、気持ち悪いなと思ったら、大きな道にでたところで、停められた。免許とかIDとかを見せるように言われて、何かしたかと聞いたら、センターラインオーバーをしたとのこと。確かに、一度膨らんで前輪が一つ分くらい出たかもしれないけど、それでかよ。結局は、国によってルールが違うし、安全運転してねといわれて、リリース。

  夕方からは某社で、二つのテーマで打ち合わせ、二つの案件とも全面的にサポートをしてくれるという心強い確約。彼らの内部でもかなり具体的に動いてるようで、チラ見した社内資料もなかなか濃い。

  夜は、この打ち合わせをした知人の自宅を訪問。急遽のお誘いだったので、Nijiyaで手土産を買おうと寄り道。ミツワと違って贈答品とかがほとんどないので、日本酒を買って持参。

  彼の家は、マウンテンビューの街中の家で、ちょうど改築を進めてる途中なんだけど、いろいろと日本テイストを取り入れているのが面白い。彼のワークスペースには、19インチラックがあって、その一番上にはモトローラーのロゴのついたラックマウントPCが鎮座。彼が設計して、政府関係が使っていた世界最初のIPSecのためのマシンだそうだ。自分が過去に設計に関係した製品というのも、確かに手元に置きたくなることはあるな。僕が設計した製品も、いまならまだ集められるかなとふと思った。

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2014-06-21 San Francisco Food

_ [] San Francisco Food

  今日から某社の研究者の人と合流するので、サンフランシスコに移動。ちようどホテルに着いたら、彼がロビーに降りて来たとこで、まさにFast Initial Link Seupだった。

  とりあえず、昼食をということで、久しぶりにSwan's Oyster Depotに行く。なんだか最近は営業時間も長くなって、人気も凄いのか、待ち行列が出来ていてビックリ。もっとも、店員は昔ながらにそれぞれのお客さんにOne by Oneできちんと対応しているので、せわしなくない。クラムチャウダー、オイスター、サーモンをシャンドで楽しむ。

  ホテルに一旦もどったあと、夜はこちらも久しぶりのThannh Long。電話で予約したら20:15からしか空いていないとのこと。こちらも人気店ぽくなったみたいで、店についたらウェィティングの人で溢れていた。

  スパイシーなカラマリからスタートして、ご自慢のローストクラブとドランケンクラブ、ヌードルを、こちらはリースリングと堪能。クラスタシアンより、こっちのほうが美味しいように思うのは、気のせいかな..

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2014-06-22 Sonoma

_ [] Sonoma

  出張の合間の日曜日ということで、同宿している知り合いとSonomaまでドライブ。昨夜、乗馬&ワイナリーツアーというのに、急遽行ってみようかとなったんだけど、流石に当日予約は出来なかった。

  というわけで、日本でも良く知られた、Kendall Jacksonとfrancis coppola の二つのワイナリーにまたりと訪問。Kendall Jacksonは、比較的お手軽なワインとして,僕は米国滞在中によくスーパーで買ったりしてる。テイスティングのあと、例に寄って限定ものに弱いの僕は、ワイナリー限定のピノを一品購入。

  コッポラは、広大な施設の中にプールがあって、テイスティングとプールサイドのチェアとタオル等で、100$なんていうパッケージを提供していて、かなりの盛況ぶり。

  中には、ゴッドファーザーや地獄の黙示録等の映画で使われた道具や写真が飾られているケースもあって、なかなかに楽しい。ゴッドワァーザーで、ドンコルレオーネの使っていた机があったり、タッカーの車も飾ってある。

  そんな中で、僕的には懐かしかったのは、ワン・フロム・ザ・ハートという、コッポラが全編スタジオ撮影した映画関係の資料。この映画は、はっきりいって、興行的には大コケだった。それでも、僕は公開当時にロードショーで観て、それなりに楽しめた映画だった。

  なんで懐かしいかというと、この映画に出てくるアイダホのポカテロという街に、映画を観た数年後に出張で行ったことがあって、映画の中で歌われるているように、なにもない小さな街だったのが、なぜか印象に残っているからだ。しかも、大コケした映画だから、その後とくに話題にもならないし、知ってる人も実に少なくて、そんなマイナーものに久しぶりに触れたからかもしれない。

  昼食は、ワイナリー内のレストランで、ピザ。好みの3種類のティスティングが15$ で食事と一緒に楽しめるのは、なかなか嬉しい。

  帰りは、途中にあるアウトレットなどをみて、ホテルにもどって、少し休憩。

  夜は、日本の月曜日の三時限目の講義を、WEB-EXで行う。学生さん達がちゃんとログインできるかなと心配したけど、ちゃんと出来て一安心。

  しかし、WEB-EXのポーリグ投票の機能って、iPhoneとAndroidだと使えないのだろうか...ちょっと要チェックだ。

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2014-06-23 SFO->ORD

_ [] SFO->ORD

  今回の出張の後半戦であるWi-Fi Allianceミーティングのため、朝の便でサンフランシスコからシカゴへ移動。シカゴは、基本的には乗り換えで使う事はあっても、シカゴの街に出る事はあまりなくて、かなり久しぶり。しかも、乗り換えの場合でも、最近は悪天候による足止めが嫌なので、避けてたりもする。

  今日も、雷雨という予報があって、途中で結構揺れたりしたけど、着いてみれば夏空が広がっていた。最も街の周りには、積乱雲がドーンと張り出していたけど。

  空港からシャトルでホテルに移動して、チェックイン。なんと、予約が通っていないとのこと... うーんなんだろう。幸いに、ホテルのスタッフが、グループレートで対応してくれて事なきを得た。

  先にチェックインしたクライアントと合流したあと,日本から来ている各社の常連の皆さんとも合流して七人で夕食。

  今夜は、シカゴに滞在経験のある方の紹介で、街中のシカゴピザのお店。シカゴピザは、フライパンに生地を引き詰めて、様々な具材をのせて、さらに生地を重ねてスタックにして焼く厚みとボリュームのピザ。

  焼くのに時間がかかるので店に到着したら、まずはピザをブリオーダ。ウェイティングバーで食前酒を楽しみながら小一時間待って、ようやくテーブルに。プリオーダしたピザが,絶妙なタイミングで登場したけど、とにかくデカイ。これで、真ん中のサイズなんだからビックリ。

  ホテルに戻った後、夜中というか明け方に日本とテレカンがあるので、一旦就寝。

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2014-06-24 Happy Birthday Wi-Fi

_ [仕事][電波] Happy Birthday Wi-Fi

  シカゴで開催されているWi-Fi Alliance のメンバーミーティングのオープニングで、15周年記念のビデオが上映された。1999年のWECAミーティングから早くも15年になるわけだ。

  当時は、PCMCIAカードの標準ができて、無線LANをそのインタフェースに合わせていこうという段階で、ハリスのプリズムによるリファレンスデザインの登場が大きなブレークスルーだった。

  さて、このWi-Fiだけど、スマホによる利用の急拡大で、いま大きな節目を迎えつつある。公衆無線環境では、乱立する基地局同士が、本来の通信ではない制御のための通信で、帯域を大幅に消費してしまい、利用者に満足のいく品質でのサービスが出来ていない。

  そこで、周波数帯域が不足しているということから、5GHz帯域の利用促進なども進められているが、屋外利用の制約などの課題がある。

  また、利用者がWEBを開いてログインするというWEB認証が、未だ多く使われいるが、セキュリティ上の問題と接続の煩雑性から、これを安全かつ簡単にする必要もある。

  このような課題を解決して、より快適に安全な利用を推進するために、国際的にWi-Fi AlllianceやIEEE802.11で、さまざまな取り組みがなされており、世界的にはずいぶんと実用的な技術導入も進んでいる。

  いま、日本ではオリンピックに向けて、もっとWi-Fi環境を整備拡張しようということで、沢山の関連した動きが官民を超えて出てきている。この方向性は、間違いなく嬉しいことだし、望ましい。

  しかし、その取り組みとして、国内の研究者や有識者と言われる一部の人達の国内事情に寄った推進といのは、どうも世界からズレていて、Wi-Fiもガラパゴス化しちゃうんじゃないだろうかと心配になってくる。

  成田空港で外国人にアンケートしたら、日本の問題としてWi-Fiが使いにくいというのが一番の不満なんていう事を書いて、それに対して諸外国では云々なんて知ったかぶりしている記事もみると、もう呆れてしまう。

  実際に、こういう記事にコメントしてる有識者の人は、年間世界のいくつの地域と国でWi-Fiを自らが使った経験があるのだろうか?

  Wi-Fi利用時間と接続した先の種類を掛算して数値化したら、僕はかなり高い位置にランクされると思うんだけど、その僕からみると日本のWi-Fiの接続環境は、世界的レベルでみてもかなり高品質だ。

  問題は、基地局が少ないとかではない。むしろ、これ以上、基地局設置を乱開発したら、パスワードの入れ方云々以前に電波環境として破綻して、どこもかしこも使えなくなる可能性のほうが高い。

  接続の容易さなどは、国際標準も含めて、半導体メーカー、製品メーカーがきちとん努力をしているので、まずはそれをちゃんと推進し、いま乱立している基地局のくだらない縄張り争いを整理することが、努力するべき方向ではないだろうか?

  国際標準や業界動向に目を向けずに、狭い世界でちょっと物知り顔をした有識者による、Wi-Fiサービスの粗製濫造が続けば、まさに日本は世界一Wi-Fiの使いにくい国になるだろう。

  Wi-Fi普及と整備をとか言ってる、監督官庁とか委員会の人に、国際的な調整の場所でお会いした事が、全くないのが不思議でしょうがない。

  とにもかくにも、Wi-Fi 15周年おめでとうなので、今日はこのくらいにしといてやる。www

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2014-06-25 IOTは、バズワード?

_ [仕事][電波] IOTは、バズワード?

  参加しているWi-Fi Allianceで、中日の今夜はStrategy Sessionとして、今後のWFAの戦略と方向性をまとめるディスカッションセッションが開催された。

  夜のディスカッションセッションということで、アドレナリンを出やすくするために、ワイン等の飲み物とチーズが提供されての開催。

  オーガナイザーとタイムキーパーが壇上にあがり、アイデア出しフェーズのあと、アイデアのマッピング(インパクト Vs 困難度)をし、ラップをして終了。 こういう、ロジカルシンキングと集団での合意形成手法については、皆が慣れ親しんでいるので、とてもスムーズに進む。どこぞの、議会とは、根本的にに議事運営のレベルが違いすぎる。

  今日の話題で面白かったのは、IOTという言葉が米国での認知度として25%しかなく、Wi-Fiの認定などでも伸び悩んでいるとのこと。もっとも、日本の 研究者から25%もあるのかという指摘があったりもする。

  いづれにしても、IOT ってバズワードだよなという意見もあり,微妙に納得してしまった。


2014-06-26 Politic action

_ [仕事][電波] Politic action

  今朝のOperator Marketing Groupでのプレゼンで、今回のミーティングにおける4回のプレゼンが全て終了。基本的に、全部同じ内容なんだけど、異なるグループ毎に意見集約をする必要があって、4回も行った。

  当初の目論みと違って、直前に大きな別の動きと連携する方向がでてきたことから、急遽決め打ちの提案から一歩引き下がった形にした。結果からいうと、大手の間の思惑がいろいろと交錯して、スッキリと明確な結論に結びつく結果でなかった。

  というわけで、あとはまぁ大人の事情を個別に聞き取って結論づけることにした。この辺りは、IEEEの求めるフェアネスと民間アライアンスの競争的協議の違いが如実に現れている。

  僕の場合は、こちらではクライアントの意向と利益を優先した行動をするので、IEEEにおけるチェアというポジションとは、求められる対応が自ずと異なってくる。そういう意味では、IEEEのオフィサーとWFAのオフィサーを両方するのは、かなり高度なスキルが必要ということを理解した。

  今回も嬉しかったのは、何人かのベテランのオフィサー連中が、個別に声をかけてくれて、僕の立場を理解したうえで、アドバイスをしてくれたことだ。そして、とにもかくにも、どのオプションになったとしても、基本的に貴方を支援することに変わらないという過分な言葉までいただけたのは、IEEEでの取り組みがそれなりに評価された事かと思うと、これも感慨深い。

  中には、WFAでもオフィサーをやるべきだという提案をしてくれる人もいるのだが、今回はコントリビュータに徹したほうが良いように思える。

  出発前に、WFAのプレジデントとコンソーシアムとしての連携について、個別面談をし、こちらも双方の利益が一致することで合意でき、今週のWFAはそれなりに成果に満足のいくものだった。

  帰国は、ORD-NRT直航便で、予定より三十分くらい遅れての出発だった。


2014-06-27 成田〜甲府

_ [] 成田〜甲府

  定刻より少し遅れて夜の8時ちょっとに成田に帰国。行きのサンフランシスコ便にはあったWi-Fiのサービスが、シカゴ便にはなかったのが、ちょっと残念。

  成田から新宿にでて、中央線特急で甲府に帰るつもりだったのだが、ちょうど良いタイミングで、甲府行きの高速バスがあった。8時35分に第一ターミナルを出て、甲府駅に11時半前に到着する。

  というわけで、このバスに乗ってみたら、勝沼で高速をおりて、途中いくつかのバス停経由で甲府に到着。

  なんだかんだシカゴ のホテルを出てから、20時間で無事に山梨の家に帰宅。これは、タイミングが合えば、なかなか便利だ。

  帰りのバスの中で、たままたみたネットの書き込みで、無線LANの技適について、あまりに勘違いされているコメントが沢山あってビックリ。

  今日は、ちょっと時間がないけど、いちど電波干渉や技適の話しを、まとめて簡単に寄稿するべきと痛切に思った。


2014-06-28 裏妙高

_ [] 裏妙高

  久しぶりに山梨の家で迎えた朝は、時差ぼけのお陰で、日の出とともに目が覚めてしまった。そこで、とりあえずは、畑にいって野菜の収穫。いつものことだけど、この時期くらいまでは、順調だし、綺麗だし、猿も来ないし、嬉しい収穫なんだよね。

  朝摘みのあとは、長男の学校のOB会旅行に参加する為に、富岡に向けてくるまで移動。ますば、通り道の清里のパン屋で朝食、この山の中で朝8時から開いてるのが嬉しい。

  かなりの豪雨のなか、佐久経由で、集合場所の群馬サファリパークに到着。雨だから空いてるかと思ったのだが、思いのほかに混んでいてビックリ。富岡製糸場が世界遺産になったことで、この辺りも経済効果がでているんだろうな。

  ひととおり、バスで園内を見学して、肉球を沢山みて、ライオンと虎に金網越しに餌やりなんぞをする。どっちかというと、大人が楽しんでいる気がしなくもないが...

多少小降りになったとはいえ、雨は止まないので、早めに今日の宿泊先である裏妙高国民宿舎に移動。なんだか、凄いとこにあって、プリズンホテルみたいだけど、内装も経営も普通の国民宿舎だった。

 今年はは25名の参加となった旅行で、夜は宴会と二次会。しかし、皆が歳のせいか寝るのが早い。僕も、さすがに時差ぼけで早めにダウン。

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2014-06-29 アプトの道

_ [] アプトの道

  今日も雨かと思っていたのだけど、朝起きたらしっかり青空が出ていた。宿でゆっくり朝食をとったあと、横川の軽井沢よりにある駐車場に車をとめて、アプトの道という散策道を軽くハイキング。

  旧信越線の横川〜碓氷峠の線路跡を遊歩道にしているとこで、昭和三十八年までアプト式鉄道が運行されていたところ。今は、もう鉄道のレールは残されていないのだけど、遊歩道は幾つかのトンネルを通って、明治二十五年につくられた巨大なレンガ作りのアーチ橋であるめがね橋まで散策。

  僕の世代だと、この碓氷峠の道で,谷から風が吹いてくると、「人間の証明」が、なんとなく思い浮かんでくる。また、トンネルの中を歩いてると、お約束のように♫When the night has come....And the land is dark♪とStand by meが頭の中で聞こえてくる。

  めがね橋まで往復したあと、横川駅前のおぎの屋で、お約束の釜飯を食べて解散。この18号も、昔は良くスキーバスで通って、横川のドライブインにも随分とお世話になった。その後、新幹線が出来て、かなり経済的には空洞化してしまった時期もあったけど、富岡製糸場の世界遺産登録で、またこの辺りは観光客が戻って来てるようで、今日もなかなか盛況だった。

 比較的早かったので、帰り道の清里でアイスクリームを食べたりして、3時前には帰宅できた。

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2014-06-30 プリンシプルからはじめよう

_ [仕事][電波] プリンシプルからはじめよう

  たまたま、無線LANの技適などについて、考えさせられる事があったので、アゴラに無線LANのグローバル化と規制緩和という記事を書いたところ、そこそこにいろいろな反応を頂いた。Twitterで「かつてMISで技術に突っ走って大コケした真野氏の記事。」なんてコメントまであった。orz...

  この記事は、業界人というよりは一般の方の素朴な疑問に答える事を目的としたので、なるべく専門用語や技術的な解説は避けた。これによって、逆に技術に明るい方からは、おいおいそれは飛躍し過ぎだろうというご意見もあった。具体的には、「声が届くように、電波が世界中に届くという説明は飛躍しすぎではないでしょうか。」というものだ。というわけで、なんでそんな大雑把な書き方をするかについて、ちょっとこっちに書いてみる。

  僕は、物事を理解するには、まずは原理原則を捉えることがとても重要だと常々考えている。例えばプログラミングを教えるのに、目の前にある特定の言語の使い方を覚える前に、まずデータ構造とアルゴリズムとか、アーキテクチャをしっかりと理解し学んだ人は、特定の言語に限らないプログラミング能力を身につける。また、電子回路を特定の回路実装から入るのではなく、ブロック設計をし、四パラやレベルダイヤなどから取り組む人が、適応性が広く、良いエンジニアになる事例からも判るだろう。

  というわけで、電波の干渉や特性の話しをするにあたって、「どこかで電波を誰かが輻射すれば、それは世界中に届く」という意味の事を書いた。これは、飛躍でもなんでもなく、物理現象のプリンシプルである。

  このセンテンスには、何ワットの電波を輻射するとも、周波数がいくつとも、アンテナやその高さなども、一切含まれていない。大事なことは、電波は輻射されたら四方八方に伝搬するという事が、はじめにありきということだ。

  ここで、通信ができるかどうかと、伝搬する(届く)ということは違い、伝搬するということ=他に干渉を行す要因となりうるというのが、絶対的に真であるということを理解してもらいたかったのだ。

  実際には、輻射する電力、途中の障害物、アンテナの特性、周波数等によって、届く先において受信する信号の強さは異なる。一般には、この受信する電力とノイズの比率が一定の大きさ以上でなければ、通信が出来ないため、これをもってして、受信出来ないということになるが、それは諸々の条件下における特異解である。

  よくあるパターンが、特異解をもって、物事の是非を論じてしまい、本質を見誤ることだ。例えば、無線LANは電力が小さいんだから、もっと規制緩和して良いじゃないかという視点で、規制緩和の必要性を論じはじめるのは、本質を見誤るケースだ。

  特に、通信の場合には、干渉の是非は、受信側での希望波と非希望波の信号電力比に依存するため、一意に干渉の有無を論じれない。

  単純化した例として、1m隣の希望信号源と、10m先にある非希望信号源が、同じ送信電力だとした場合、二つの信号には100倍の電力差がある。ところが、10m先の非希望信号源が、仮に100倍の数いたら、トータルの非希望信号の受信電力は、希望信号の電力と同じになる可能性がある。

 また、仮に希望信号源が非希望信号源の100倍の信号の強さだとしても、非希望信号源が10分の1の近さにいたら、非希望信号の受信電力は、希望信号の電力と同じになる可能性があるわけだ。そして、この電力比の時に、通信が満足のいく状態で可能なのかどうかは、さらに通信の方式などによって決まるが、これらは全て一定の前提条件のもとに評価されるということだ。

  このケースからも判るように、規制緩和の必要性など、普遍的というか広義な論点で、何かを論じる場合には、まずそのブリンシプルからスタートし、その前提に対する共通の認識をもったうえで、個々のケースでの特性を加味した議論へ掘り進めることが重要だろう。

  というわけで、上記の記事では、あえてこういう各論ではなく、絶対的なプリンシプルな事をもとに、書いてみた訳である。

  

  


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