先月の後半に引っ越した新しいオフィスは、外苑前の駅から神宮球場に向かう道に面している。
これは、決して僕がスワローズファンだからこの場所を選んだ訳じゃないけど、でもまぁそこはなんとなく嬉しいかもしれない。
歩道の上には、スワローズの応援の横断幕が一定間隔で張り出されているし、道の反対側や外苑前の駅から見えるビルの壁面にも、スワローズを応援する垂れ幕が下がっている。
先週は、交流戦が神宮であったので、夕方には外苑前の駅から、沢山のファンが球場に向かっていたし、飲食店等ではお弁当やビール等を、店先で売り出していた。
今日は、帰宅する前に、駅前の本屋に寄ったら、スワローズグッズやスワローズコーナーがドドーンとあったりした。
僕は、1978年にキャンディーズが解散して、スワローズが初優勝した年に大学に入ったんだけど、その前の高校の時からセリーグで唯一優勝経験の無いスワローズを応援していた。
というわけで、まぁ本当なら神宮の外野の応援のざわめきが聞こえるようなオフィスにいたら、なにはともあれ興奮したり駆けつけたりするのが、正しいファンのファンたる行動なんだろう。でも、残念かなここ数年のスワローズには、僕はちょっと冷めすぎているようで、街のそこかしこにあるスワローズを応援してる雰囲気に、ちょっと嬉しさを感じるくらいに留まっている。
それでも、スマホには、毎日スワローズの試合結果が表示され、残念ながらショボーンな日が多かったりではある。
そういえば、あの1978年の開幕戦でヒルトンが打ったヒットが,村上春樹に小説家になる切っ掛けを与えたという有名なエピソードは、ずいぶん後で知ったんだけど、1978年って、なんか良い年だったんだなきっと。