今日は、朝一番で標準化関係の打ち合わせ。標準化団体のリーダーシップのベテランというのは、そのコミュニティのルールを良く知っていて、あまり乱暴な事はしない。
ところが、技術革新の激しい業界では、常に新しい人達が参入してくれるので、時には結構無理があるんじゃないの的な提案や行動もでてくる。
ここで面白いのは、メジャーな会社が一社でもそこにいると、それをエビデンスに安心するというか、それに流される系なのが、日系企業に多い。
でも、メジャーカンパニーは、この業界では複数社いる。このような時に、突出した一社か二社だけしか仲間に入っていない場合は、かなり面倒くさいことになるということを、判っていないで尻馬に乗る人が多い。
ソーシャルライズの過程で、リーダーシップの強い複数の会社のうち、数社だげが賛同しているケースだと、残りのリーダーシップのある会社は、何からの意図をもって賛同していない。こうなると、メジャーカンパニー同士のせめぎ合いに陥って、結局はまともな取りまとめが出来なくなる。
この辺りの勘所の悪い会社は、一つか二つのメジャーカンパニーが居るという事を理由に、ホイホイついて行ってしまう。
大事な事は、そのチームがなすべき事は正しいのかという本質的な部分の見極めなんだけど、どうもブランドだけみているようなパターンの会社は多い。
ちょっと前にブームになった通信方式の標準化では、最初にそのブームに乗った人たちは、半導体大手が推進してるからとか、通信大手が参加しているからというのを理由に、そのブームに乗っていた。その結果、そのブランドの人達があっさりと方向転換をした結果、乏くじを引いた会社も沢山いた。
何かの戦略判断をする時に、その技術やビジネスの本質が良いか悪いかではなく、xxが参加しているからみたいな事を理由にする会社というのは、結局はいけてないわけだ。
いま、無線LANの世界は、ちょっと過渡期というか混沌としているので、どういう戦略で、どういう技術やスキームに乗って行くかという判断が求められるケースが多い。この時に、ブランド志向、寄れば大樹の陰という発想の行動をしてると、結局は傍流になる。
以前に霞ヶ関に民間から出向していた人で、仕事でお世話になった方が転勤で関西に行く事になった。
というわけで、壮行会を兼ねて新宿の鯨料理屋で会食。鯨のハリハリ鍋は、久しぶりに食べたけど、とても美味しい。
やはり、鯨は日本の食文化として大事だよね。
悔しいのは、今夜はテレカンなので、ノンアルコール...