午前中は、たまたま日本からシリコンバレーに進出して、事業展開を予定しているソフトウェア会社の方達と面談し、午後は旧知のVCの方と面談。
このVCの人は、まだ彼が日本にいる頃からの知り合いで、本当にフランクにいろいろと適切なアドバイスをしてくれる。今日も、かなり手厳しい指摘をいただいたのだが、それは真摯に受け止める価値のある話しだった。しかし、つくづく日米のベンチャー投資の違いを感じる。
午前も午後もこちらに20年以上住んでいる知人とアパートやコンドを見て回ったのが、シリコンバレーの部屋代の高騰は半端ないみたいだ。もっとも、ホテル代も異常に高いのが悩みの種だ。
今夜は、シリコンバレー在住の知人らが、宿泊しているパートナーの自宅に集まって、バーベキュー。パートナーがサンディエゴで入手したヒラマサをさばいてくれて、刺身でいただいたほか、焼き蟹などで、長期出張最後の夜を堪能した。
今夜参加してくれた知人のエンジニアは、最近超有名な某社に転職したのだが、本当に忙しそうだ。朝8時半から夜8時半までが、暗黙の定時という感じだそうだ。日本だとさしずめブラックとか言われるのかもしれないが、シリコンバレーの成長している企業は、本当に仕事に対する要求が厳しい。明確に成果が求められ、それが出来なければあっさりと解雇されるわけで、当然働く方の緊張感も凄そうだ。
日本だと、アメリカ人は、あまり残業もしないようなイメージを持っている人が多そうだけど、それはまったくの誤解だろう。確かに、比較的近い場所に素晴らしい環境の自然等もあり、週末にはアウトドアライフを楽しんだり、早朝にジョギング等をしているけど、それは仕事とプライベートの区切りをきちんとつけて、効率的なライフワークバランスをとっていることの現れだろう。
2〜3年の短期の駐在さんは、やはりここではお客様でしかなく、ビジネスの中核や、コミュニティでのソーシャライズなどでプレゼンスを得ている人は、明らかに背負っているものが違うんだということを、今回の滞在ではとても強く感じた。
とにもかくにも、素晴らしいパートナーと友達に巡り会えて、刺激を受け、新たにEverySenseをスタートできる事は、嬉しい限りだ。