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2014-10-01 催眠学習

_ [仕事] 催眠学習

  夕方予定どおり成田に帰国して、そのまま事務所へ。打ち合わせといくつかの確認事項をこなした後、恵比寿で旧知のクライアントと会食。いつもは、時差ぼけ解消飲みをするのだけど、いろいろと積み残してることがあるので、アルコールを控えて事務所にもどり、残務処理。

  終電前に帰宅して、とりあえず就寝したんだけど、時差ぼけですっかり朝かと思ったら、まだ三時だったりした。こうなると、なかなか寝付けないで、いろいろと検討していることに思いを巡らせていたら、頭の中で具体的なイメージを結んだりするから不思議だ。

  なんとか、目を閉じて眠りに落ちても、また一時間くらいで目が覚めることの繰り替えし。

  結局、早めに起きて、忘れないうちにパワポでポンチ絵にしたりしていたら、完全に目が覚めた。

  結構、僕は夢の中で仕事をしてる事が多くて、良いアイデアが浮かぶことがある。こういうのも、ある種の催眠学習なんだろうか?

 


2014-10-02 反応すぎるおっさん達

_ [仕事][電波] 反応すぎるおっさん達

  出張前にAmazonで発注した日経BPの絶対わかる無線LAN!超入門 というムック本が届いた。この本は、日頃IEEE802.11などで活躍ている知人らが著者で、内容はかなり親切、かつ深堀していて、図版も多くとても良くできている。

  ところが、表紙に萌え系な女の子のイラストが採用されているので、カバー無しでおっさんが電車の中で読むのにはちょっと勇気がいる。というわけで、その事を表紙の写真とともにFaceBookにアップしたら、まぁ信じられないくらいに、コメントといいね!がついてビックリ。

  これは、もう出口調査でいったら、完全に投票開始とともに、速攻で当選確実がでるレベルだ。というわけで、結局のところ、なんだかんだ言って、技術系おっさんどもは、萌え系キャラが好きだというのが顕著になった。そういう意味では、このムック本の編集者や出版社は、とても適切なお仕事をしたわけだ。

  一方で、ネットではアスキーのハイエンド書籍編集部が解散になって、技術系解説書が減少傾向にあるというニュースも流れて来た。でも、組込み系とかが、オープン化して、メーカーズのムープメントもあるので、この際に萌え系キャラでシリーズ化して、◎◎48みたいなので、アプリからハードまでの技術解説書シリーズでも、どっか出さないかしらん。

 今日の午後は、都内で無線LANの技術動向について講演だったのだけど、人数も少なくて、今ひとつ盛り上がりに欠けた。というわけで、今度から講演資料も、こういうキャラクタ入れた方が良いのかもしれない。


2014-10-03 情報の輸出入管理

_ [仕事][インターネット] 情報の輸出入管理

  今日の夕方は、EverySense,Incに対して、学術研究者の先生達に広くご意見をいただくアドバイザリーコミッティをリモートで初めて開催。

  初回で短時間なので、EverySense,Incの目指してることを説明したあと、サクッとしたコメントをいただく。この中で、国際間をまたぐ情報の流通における各国の法規制を精緻することの重要性を指摘された。

  貿易管理令による輸出入管理は、当然ながら役務も対象となるわけで、とある国に置かれたサーバーに情報が入ってくる、またはそこから出て行くことは、まさに輸出入なわけだ。

  従って、各国の法令のもとに管理され、場合よっては禁輸の措置がとられるなんていうリクスは皆無ではない。また、輸出入管理は、各々の国の主権によるのだから、世界で共通ではなく、既に国による違いはかなりあるようだ。

  個人情報をどう扱うかは勿論、例えば軍事転用可能な情報の取り扱いなども注意する必要があることは、容易に想像出来る範囲だ。

  僕がちょうど某大手メーカーの関連会社に勤務していた30年くらい前に、おなじグループ会社がココム違反の重大事故をおこし、経営陣の引責交代にまで広がったことがある。この時にとられた対策で、僕ら現場では、製品はもちろん、リペア用の化粧箱にいたるまで、輸出管理規定に照らして、どういう対処すべきものか、取り扱いの責任の有無等を明記した文言が書かれたシールを張りまくったことがある。

  当時、なにより仕事が進めづらかったのは、顧客に対して違法行為をしないという宣言書を貰うというものだった。営業でモノを買ってくださいとお願いするのに、まずは貴社は法令を遵守しますという誓約書を出してねと頼まなくてはならないという、なんとも自己保身優先なワークフローが運用されたのにはビックリした。

  インターネットの時代に、世の中に法令が追いついていないことは多々あるけど、だからといって今のルールを無視して良い訳ではない。本当の意味で新しい事業に取り組む時は、常にこういう制度や慣習の壁があるのは当然で、ぎゃくにそれは事業やアイデアの新規性の証明でもある。

  これまでも、僕が取り組んだ事業では、無線LANの法令改訂や電気通信事業法の改訂など、そういう既存規制の改訂や調整があったけど、またしても今回もそういう部分があるのか、ちょっと真剣に考えてみる必要がある。

  というわけで、こういう視点に気づかせてくれるアドバイザリーコミッティの存在は、じつにありがたい限りだ。


2014-10-04 [MISC] 耕作放棄

_ [MISC] 耕作放棄

  久しぶりに山梨で朝を迎えたので、午前中は畑の草刈り。なにしろ、最近はまったく山梨にゆっくりといられないので、完全に耕作放棄地状態になて、雑草が背丈くらいに生い茂ってしまった。

  かろうじて、春から夏にかけて野菜を耕作した畝だけは生き残っている。とはいえ、間引きなどをしていないので、野菜も自然成り状態。それでも.今年は雨が多かったのが幸いして、この時期でも茄子が元気だし、モロッコインゲンもそれなり収穫できたし、キュウリも最後の苗がまだ結花している。

  寂しいのは、例年だとこの時期に手入れをする大根、白菜、野沢菜、小カブや、キャベツなどの秋野菜も、一つも作っていないことだ。つまりは、漬け物類の原料が全くないわけで、沢庵と白菜だけは、近隣の直売所で仕入れて漬けるつもり。

  何かをするには、何かを我慢しないといけないわけで、畑仕事も暫くはスローダウンするしかない。

  その代わりではないけど、午後から明野のサニーさんで、一鞍騎乗。今日は、オーナーの愛馬に初めて騎乗。某案件の実験データとGoProでの映像もとれた。帰宅したあと温泉で汗をながして、夜はサニーのオーナーさんが来宅して、二人で飲み会。うーん、完全に酔っぱらって、途中でわけの判らん事を話していたなあ...

  でも、かろうじて洗い物などは、洗い場放棄しないで、就寝できたので、良いか...

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2014-10-05 甲府〜八王子〜新横浜〜京都

_ [] 甲府〜八王子〜新横浜〜京都

  明日は、朝から京都で打ち合わせなのだが、台風の影響で移動できないといけないので、前泊する。甲府からだと八王子・新横浜経由が時間的に早い。

  山梨は、昨夜からずっと雨で、八王子や新横浜も、かなりの雨だったのに、台風の来ているという西日本に向かうにつれて雨が弱くなって来た。結局、夕方京都についたら、雨は止んでいた。

  ホテルに一旦チェックインしたあと、再び京都駅に戻って、知人と京料理で一献。京野菜を中心にした料理にお造りや生湯葉、但馬牛などもあり、別に頼んだ土瓶蒸しなど、京料理を満喫。

  今夜は、早めに就寝。


2014-10-06 台風逆行

_ [][仕事] 台風逆行

  昨夜、京都入りしたおかげで、台風の影響も無く無事に午前中のミーティングに出席。それにしても、判る人に判るんだけどなぁという仕事から、次のステップに行くのは、組織の大小に関わらず難しいものだ。まぁ、だからこそやりがいがあるのだけど。

  ミーティング後、同僚と駅前昼食(鯛茶漬けを)をしたあと、次の打ち合わせの東広島に移動。京都から新大阪までの東海道新幹線は、大幅にダイヤが乱れていて、予定していた列車は運休。とりあえず、来たこだま号で新大阪に移動。

  新大阪からのさくら号は、遅延無く平常運転で福山乗り換えで無事に東広島へ。ここからタクシーで、クライアントの工場に向かったら、思いのほか近くてビックリ。

  それにしても、何事もクライアントの利益のためにと思うと、究極的にダメな物はダメと言わないといけないけど、そのさじ加減が難しい。こんな時に、携帯型未亡人朱美ちゃんとかあれば、僕の代わりにダメだししてくれて便利かも。

  少し懸念はあったけど、帰りの飛行機も無事に定刻出発とのこと。空港のみっちゃんでお約束のスペシャルを食べてから機乗。台風の残りで、風が強かったのか、羽田には早着した。ところが、最後になって羽田からの京急が停電の影響で遅延しているとのこと。というわけで、モノレールで東京経由で帰宅。

  うーん、なんだかんだ長い一日だった。

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2014-10-07 EMSの品質管理

_ [仕事] EMSの品質管理

  iPhone6が発売されてから、とにもかくにも発売後にいろいろな評価記事がネットを賑わしている。その中で、ちょっと製造品質に関わる気になる記事がでてきた。

  一つはケースの裏にある捺印が斜めになっているというもの。もう一つは、アメリカで購買した人にプロトタイプが誤って出荷されたというニョースだ。

  この2つの事例は、明らかに製造工場の品質管理に不備が有ることの現れだ。iPhoneは、自社工場での内製ではなく、中国のEMSを使ってることはよく知られている。

  従って、今回の問題は、あそらくこのEMS内での品質管理体制に起因しているのではと思われる。しかし、EMSは、製造を請け負う事が専門であり、当然ながら品質管理などは、かれらのサービスの重要な機能なわけだ。

  請負とはいえ、アップルくらいになれば、おそらくOQC(Outgoing Quality Control)では、同社の品質管理部門が直接に管理に参加していると思うのだが、それでもこういう根本的なものか流出しているというのは驚愕だ。

  この背景にあるはの、中国のEMSトップの質の劣化、崩壊の現れだとすると、これからいろいろな所で、より大きな問題が出てくる可能性がある。

  メーカーズブームで、今後よりEMSが重要となってくるなかで、その品質管理が揺らいでいくのは、とても影響が大きいだろう。

  日本には、品質管理、改善のノウハウやベテランがたくさんいるので、品質監査や管理のエキスパートサービスが展開されるチャンスがあるのかもしれない。


2014-10-08 シンパシー

_ [MISC][仕事] シンパシー

  今夜は、知り合いの会社の経営者の方と会食だったのだが、その席上で彼らの会社のAさんについて、少し話題になった。僕は、取締役会などでその彼の言動にシンパシーを感じることが多く、今日も「彼はどうしてますか?一度、彼とも一献してみたいですね」なんていう話しをしていた。

  会食のあと、次は関西から来た知人らと、行きつけのバーで一杯やっていたら、なんとさきほど話題になったAさんがお店に登場。会食をしていた彼の同僚を以前にこのBarに連れて来たことがあって、その彼とAさんがその後ここに来た事があるそうだ。

  ほんの数時間前に、一度飲んでみたいと言っていた人に、ばったり会うというのは、まったくビックリだった。その後、飲みながらだけど、いろいろと話しをしてたら、いろんな意味で共通の素地が有る事が判って、シンパシーを感じていたのは、その辺りが何気に臭っていたのかもしれない。

  ちょっと、最後はは寝落ちしてしまって失礼したけど、それほど面白い夜だった。


2014-10-09 起業支援

_ [仕事] 起業支援

  午前中は、某政府系VCを訪問。ここには、15年前の通信事業の時にご支援いただいた。今は、当時と名前や組織はすっかり変わってしまったけど、事務所の場所は一緒で、なんかとても懐かしい。

  午後は、昔から大変お世話になっている大先輩である経済人の方に近況の報告をしたあと、新世代M2Mコンソーシアの会合に参加。M2M系って、今はとても盛上がっているのかな、かなりの人数だった。

  夜は、知人のアレンジで、起業支援にかかる政策の立案や実施に関係している方々と会食。皆さん、とても真摯に起業を促進するにはどうしたら良いかを考えて、実践されていることがわかる。

  僕は、技術系の交流が多いけど、今日は僕以外は皆さん文系というか事務系の方で、やはり異なる視点、異なる視座の方と話しをするのは、とても勉強になる。

  技術屋にとって、こいう違う立場の人に、技術のの利点やインパクトを示せるかがとても重要なんだけど、その為にもこういう機会がとても重要なってくる。あたらめて、今日の出会いに感謝。


2014-10-10 インターフェイス

_ [インターネット][仕事] インターフェイス

  今朝は、某案件のインダストリーデザインをお願いしている米国のデザインオフィスとのテレカンでスタート。こちらからのヒアリングを元に、マーケット分析なども含めて、魅力的なプレゼンをしてくれた。

  デザイナーって、個性が強い分、感性が合わないとずっと違和感が痼りのように残るのだけど、今日のプレゼンの内容は、とてもメイクセンスだった。

  午後は、いま進めるて案件のサーバーの初めてのリリース確認で、関係者が集合して作業。その前後に、僕は二組の来客と打ち合わせ。

  某方面で、その感性と個性から注目されている知人と彼のチームとの意見交換は、なかなかに面白い。まぁ、考えることは一緒みたいなこともあるし、そっちがそれやるなら、こっちはこれやるよ的な部分もあって切りがない。問題は、次のステップに具体的な行動に転換できるかだけど、なにか動き出す予感は感じれた。

  そんな打ち合わせをしている間にも集まって作業していた開発チームは、無事に2つのチーム間での接続に成功してくれた。2つのチームは、組織も、普段の作業場所も異なるので、普段はRedmineとメーリングリストなどで情報共用をしている。

  そして、それぞが開発しているシステムを、相互に接続することが目的なんだけど、はっきりいって日頃のやり取りの量などから、僕はかなり不安を抱いていた。

  今日は、初めてのつなぎ込みなので、いきなり数時間で連動することは、チームの人には申し訳ないけど、あまり期待していなかった。ところが、僕が別な打ち合わせをしている間に、なんと目標を達成してくれた。

  まぁ、そりゃAPIさえちゃんと決めてあればとか、データとかもJASONだから簡単なんて言われても、古い技術屋の僕にはにわかに信じられなかった。ところが、多少のバグ修正や相互の確認はあったものの、無事に目的を達成したわけで、もうなんだか凄いなと感心感心。

  今日の作業は、20年位前に、僕が開発したスペクトラム拡散通信のモデムを、上位層プロトコルの研究をしているコミュニティに提供して、無線IPルーターを開発した時を思い出させてくれた。

  あの時も、基本的な インターフェイスはこうなってるから、たぶんサクッとつながるよと言っいながら、半分くらい疑っていたのに、思いの他サクッとつながった。

  やはり、回路でもソフトでも、境界域のインタフェースをきちとん互いが理解して、シンプルにしていれば、つながるものはつながるわけだ。


2014-10-11 [MISC]東京な休日

_ [MISC] 東京な休日

  久しぶりに東京での休日ということで、朝から築地に出掛ける。築地の場内入り口の拾得物の掲示版は、今日は今ひとつ。それでもマグロカマとか姫ねぎなんかがしっかりとランクインしてるとこは、さすがだ。

  朝といっても、ちょっと出遅れて9時頃だったので、お目当てのボラ子は残念ながら良いものが出てしまった後だった。というわけで、逆にハネもの的なところをゲット。色と形に難があるけど、自宅用のカラスミにするので、妥協する。小腹が空いていたので、何か食べようかと思ったけど、土曜日のせいか場外もかなり混雑しているので諦めた.

  大江戸線で、御徒町の知り合いの会社の会社に寄って、少し打ち合わせをしたあと、合羽橋まで足を伸ばす。合羽橋は、なんと道具祭りの開催中で、歩道に人が溢れている状態。お目当ては、大きめの深いタイプのパットだけなので、サクッと購入して、足早に退散。

  銀座線で、神田に出てお昼をと思ったら、ちょうど神田きくかわの前に出口があるじゃないですか。というわけで、お昼は久しぶりにきくかわの鰻。なんだか、東京の街中を土曜日の午前中にくるっと回ったのは久しぶりで、なにと言う訳じゃないけど満足感があった。

  家に戻って、早速にポラ子の血合いを針で突っついたあと、冷水に浸しておく。夕飯のあとに、水気を拭いて血合いを抜いて、塩漬けにして下処理完了。

  寝る前に、明日から出張に向けてのバッキング。今回は、慣れないヒースロー経由なので、久しぶりにキャリーインできるようにしてみた。

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2014-10-12 NRT-LHR-TXL

_ [] HND-LHR-TXL

  昼前のJAL便でヒースロー経由でベルリンに向かうため、朝吉祥寺からバスで羽田に移動。

  朝早かったので軽く何か食べたいこともあり、慣れないJALのラウンジをウロウロしていたら、中国在住の友人にばったり。これから、香港経由で深圳に戻るとのこと。いつも、電話とかスカイプとかで話してるので、久しぶり感はないけど、あれそういえば今週日本だったのかという感じ。

  JALは、Sky Wi-Fiが24時間で、16$ちょとで使えるというので、機中でもたまにメールやらSNSやらをチェックしてたけど、なかなか快適だった。ANAの従量制のお高いやつは、なんとかなんらのだろうか?

  空港混雑で上空待機となったため、定刻より少し遅れてヒースローに到着。ベルリン行きのターミナル5には、簡単に移動できたのだけど、そこでの手荷物検査が、とにかく時間がかかる。今回、ロストが嫌だったので、珍しく機内持ち込みにしたのが間違いだったかも。液体類だけでなく、コード類とかもふくめて、とにかく全部荷物の中身を取り出して、爆発物チェックの紙をこすったり。それも、ほとんど全員のバックにそれをやっているので、一人当たり5分以上はゆうにかかっている。乗り継ぎ時簡の無い人を先に検査したりとか途中からしはじめたりもあって、結局は小一時間かかった。幸いに僕は乗り継ぎ時間が余裕が有ったから助かったけど、やはりヒースローの乗り継ぎは要注意だ。

  搭乗ゲートの確定が遅れていたので、一番近場にあるBAのラウンジでゲート確定まで過ごす。ゲートが決まったと思ったら、サテライトなので、また電車で移動して、ようやく搭乗ゲート。搭乗ゲートの前で、IEEE802.11WGのバイスチェアとばったり。彼も同じミーティングにいくので、ベルリンでタクシーをシェアすることに。

  フライトも、空港からのタクシーも順調で、家をでてから23時間で、やっとホテルにチェックイン。完全に移動のための一日だった。


2014-10-13 ホワイトソーセージ

_ [] ホワイトソーセージ

  Wi-Fi Allianceの初日は、Automobile サミットという自動車でのWi-Fi利用の促進に向けたミーティングからスタート。このサミットは、日本の業界団体との共催で、具体的なデモ展示なども並行してされている。

  面白いなと感じたのは、自動車系ってやはりネットワークの考えというか、レイヤーモデルの考えが苦手のようで、フィジカルなトポロジーと論理的なトポロジーが一対一でバインディングしていないと駄目らしいことが判明したことかな。

  夜は、ベルリンが地元の知人のアレンジで、総勢十二人でDicke Wirtinというドイツ料理の店へ繰り出して、ビールとソーセージ。最近は、あまりビールは、飲めなくなってるんだけど、比較的飲みやすかったので、2種類を楽しめた。

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2014-10-14 褒め殺し戦略?

_ [仕事][電波] 褒め殺し戦略?

  参加しているWi-Fi AllianceのRegulatory Task Groupでは、アメリカのDoT(Department of Transportation)が発表した5GHz帯での自動車系の車・車間通信の義務化に対する寄与文書を採択した。

  この文書では、まずDoTの電波利用について賛成である事を明確に示している。無線LAN的には、車・車間通信とかがはじまったら、無線LANが使いにくくなるから反対じゃないの?と思う人が多いと思うし、僕も一瞬びっくりした。

  しかし、早い話しが、彼らがサポートするのは、共用という部分で、車・車間通信が共用方式を前提に提案されていることを捉えて、サポートを打ち出しているのが背景のようだ。

要するに、こりゃもう誉め殺し戦略って感じだ。

  ところで、こういう文書は所謂Nomative Textで書かれるのだけど、自ずと使われる単語も、文法もある意味独特だ。日本で言えば、正しい文語で記述されているわけだ。ネイティブじゃない人が起草したり寄与したりする文章は、彼らから見たら口語、文語が混ざっていて、きっと小学生かよお前はとツッコミたくなるわけで、標準化での文章に対するコメントは、ある意味では正しい文章の書き方教室=添削大会だったりする。

  話しはもどるけど、ちょうど昨日日本からのニュースで、ケーブルテレビ連盟がMVNOを使って、携帯サービスに参入するというのが流れて来た。こうなると、いよいよ地域Wi-MAXを維持することのメリットは、無くなってくるんじゃないだろうか?

  決めちゃった事だからとか、周波数は既得権益だとか勘違いして、いつまでも利用率が上がらない地域Wi-MAXに固執するのではなく、今こそ連盟が意見をとりまとめて、免許返上をするくらいの事をすればいい。その上で、移転費用とかMVNOでの最恵国待遇とかを得れば良いのに、そこまでの戦略性は相変わらず見えてこない。

  日本の700MHz帯域にも、自動車業界が獲得した周波数があり、そこを車・車間通信にするといって、自動車メーカーが盛んにアピールしてるけど、これも利己的な話しだ。

  いまでも、成田空港の滑走路のど真ん中に反対派の土地がある光景に違和感を覚える人は多いと思うけど、地域Wi-MAX とか700MHzの自動車用の割当は、見栄とプライドだけでずっと残っているこの飛び地みたいなものだ。


2014-10-15 市場戦略

_ [仕事][電波] 市場戦略

  今日、クォルコムがCSRを買収したというニュースが入って来てた。ちょうど、参加しているWi-Fi Allianceでは、クォルコムもCSRも、それぞれ何人がオフィサーにいて、リーダーシップをとってい。もちろん、こういう大型のM&Aでは、実際に事前に知っている人は限られので、こちらに参加している人でも寝耳に水なわけではある。

  それにしても、もう無線通信のベースバンドでは、完全にクォルコム一人勝ちになりつつある。彼らはWi-Fiではアセロスを買収しており、今回はBluetoothのリーディングカンパニーであるCSRを手に入れた。さらに、900MHzなどは、元々リードしてきているので、とりあえず最近のディジタル無線通信は、彼らの手元に勢揃いしつつあるわけだ。

  これは、もう完全にNo1戦略で、無線通信に集中しているわけで、こういう明確な戦略的展開は、日本のメーカーにもとても参考になるのではないだろうか? フォロワーとして、二次的に参入するのではなく、自らがドメインのリーダーになるというのは、今の日本の大企業に欠如していてる分野かもしれない。

  さてさて、これで今後どういうふうに、標準化戦略に影響がでてくるかは、充分に注視すべきことだろう。

_ [] Ca De We

  今夜の夕食は、日本から参加している人達とCa De We という大きなデパートの食品売り場。ここは、前にもかいたけど、とにかく楽しい。とりあえず、オイスターバーでオイスター7ピースとシャンパンを堪能。

  その後、閉店直前の肉屋でソーセーゾとアイスバインとビールなどを皆で頼んで2軒め。アイスバインが美味しくて、かなり幸せ。

  この食品売り場で、ラフランスのグラッパを売っていたんだけど、その売り場には小型の蒸留窯が置いてあった。高さ1メートルくらいで、きっとこれがあれば、自家製スコッチとか作れるんだろとけど、こんなのどこで売ってるんだろう。なんか、とてもそそられる。

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2014-10-16 Berlin to Brussels

_ [仕事][] Berlin to Brussels

  Wi-Fi Alliance のmembers meetingは、今日の午後で無事に終了。LTEアンライセンスとの共存等については、タイガーチームを作ることになったので、いよいよ本格的な議論が進むようだ。

  IEEE802.11aiを元にしたOCEは、来週の月曜、火曜と引き続きBerlinでアドホックな作業班が開催されるのだが、僕はそこまではコミットできないので参加しない。それでも、いま起草されているMarket Requirement Documentについては、引き続き注意深くレビューする必要がある。

  そのIEEE802.11aiは、昨日Draft3.0に対する書面投票が終わって承認された。これにより、またコメント解決のフェーズに突入する。

  午後のクロージングの後、明日から開催される日欧共同研究のキックオフに参加するため、夕方の便でブリュッセルに移動する。ブリュッセルは、昨年来たばかりで、空港から市内へのアクセスなども覚えているので、気が楽だ。空港から中央駅まで出て、そこでメトロに乗り換えて、無事に今日の宿にチエックイン。

  ベリルリンのホテルは、ラッキーなことに無償アップグレードで、かなり良い部屋で、超快適だったのだけど、ブリュッセルは価格的にもあまり質は期待できないと思っていた。

  ところが、外観と違って部屋は内装も新しいし、バスルームもタブとシャワーブースが両方あったりで、ちょっと嬉しい想定外だった。さらに、ネットワークが、なんだかえらく早いのもビックリ。

ただ、あの微妙に優しい体重計はないのが、ちょっと残念。




2014-10-17 New Project / RAPID

_ [仕事] New Project / RAPID

We had kick off meeting of RPID ( Radio technologies for 5G using Advanced Photonic Infrastructure for Dense user environments ) which was joint research project founded by EU and NICT today. This is my first research work after having a Ph.D. degree .

The project team consists of 11 organizations from Japan, Germany, England, Israel and Nederland. All of team members are researchers of University, Institutes and Private major company except me. Only I am the participant from the individual small private company. Therefore I am proud that I can join in such a project very much.

In a meeting of today, I am happy to express my idea for the improving the initial actions of this project.The my idea is not depending on particular technology, it is a simple logical thinking method that I learned by past standardization activity.

Of course practical technology and implementation are important for the goal, but also the management for the consensus is required in this kind of joint work.

I am really happy to join this project and I am expecting to get enough achievement at the end of this project.

_ [仕事][]

  キックオフミーティング終了後一旦ホテルに荷物を置きにもどって、夕方は日本側メンバーで会食。とりあえず、定番的なLeonで、ムール貝とビール。その後、これまた当たり前のごとく、ベルギービールの豊富なカフェへ。メンバーの1人がワッフルを食べるというので、まだ開いていたワッフル屋へいったら、見本の倍はありそうな量のトッピングにビックリ。あまりの甘さに、再びビールをというのことで、小便少女の路地のパブで仕上げの一杯を飲んで解散し、地下鉄で宿にもどった。

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2014-10-18 アンティーク

_ [] アンティーク

  今日の移動は、午後の飛行機なので、朝は中央駅のコインロッカーに荷物をいれて、そこからGrand Sablonまで歩く。ここは、毎週末にアンティーク市が開かれているのを去年知ったので、折角だから少し覗いてみた。チョコレートの木型から蓄音機や食器など、そこそこに小ぎれいなものが多い、残念ながら、僕の欲しいアンティークグラスで、惹かれるものは無かった。

  といわけで、実は今日のメインは、この近くにあるグラス類専門のアンティークショップで、去年見つけて買い物をしたお店。開店時間の11時を10分くらい過ぎてるけど、店主が来ていない。さてさてどうしようかと思っていたら、愛犬と一緒に店主がご出勤。さっそく、店内に入れてもらい、いろいろと見学。足の長いのとショートのグラスで、ちょっと好みのが有ったので購入。バッキングするのに時間が欲しいというので、再び散策にでる。

  ちょうど、Place du Jeu de Blleでも、土日は蚤の市があるというので、こちらも覗いてみた。こちらは、もう蚤の市そのもので、衣類からカメラ、食器、レコードなんでもありだ。誰かが出したハガキやどこぞの個人のアルバムまで売っている。ちょっと面白かったのは、自動演奏のオルゴール用の紙テープというか紙楽譜。これが実際にかけられるオルゴールがあったら、かなり魅力的なんだけど、残念ながら本体はない。

  一通りみたあと、お店にもどりグラスをピックアップして、中央駅から空港に移動して、夕方の便で再びベルリンに。ベルリンでは、IEEE802.11aiのバイスチェアがピックアップしてくれた。空港近くのドイツ料理店で、食事をしながら、昨日のプロジェクトと標準化の連携について協議。さらに、11aiの細かいスケジュールの確認等をしたあと、ベルリン市内で開催されているプロジェクトマッピングの建物の前などを通って、ホテルまで送ってもらった。

  ようやく、これで今週の出張の打ち合わせ的な部分は、全部終了。さすがに、今週は少し疲れた...

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2014-10-19 5G

_ [仕事][電波] 5G

  朝、チェックポイントチャーリーまで歩いて、旧東ドイツ側もちょっとだけお散歩。昼前にホテルを出て、パリ経由の帰国の途についた。今回の出張では、はじめて羽田でWi-Fiルーターを借りてみた。普段アメリカで使ってるモノと同じZTEの製品なんだけど、サービスエリア的にまだ3Gの範囲が狭いようで、思ったより使えなかった。価格的には、ドコモのOne Dayパケと変わらないので、これだったら今後ははテザリングで充分かもしれない。

  そもそも、僕が参加する会議の会場やホテルは、当然ながらWi-Fiがあるし、空港のラウンジにもあるし、これを書いているのもSky Wi-Fiという飛行機内のサービスだから、自前で携帯回線に接続する事も減って来ている。

  時に、Wi-Fiという呼称が出来る以前から無線LANに関わって来た人間としては、このまま携帯の高速化が進んだ時に、いまのような適度な棲み分けが続くのかはちょっと気になっている。

  一昨日キックオフした新しい研究プロジェクトも、いつのまにか枕詞に「5G」というのが付いて、とにもかくにも某方面では「5G」がバズワードとなっている。その「5G」でも、まだオフロードとかが重要なのだろうか?

  ところで、僕は研究テーマにバスワード入れるな派だったんだけど、最近は仕事も研究もバズワードに埋もれている。だからといって、けっして、世の中に迎合する日和った自分になったわけじゃない。ただ、これって自分のオリジナリティや革新性が失われていることに他ならないという危機感はある。

  はたして、三年後に次世代携帯の事を、世の中がなんと呼んでいるのか、その時にもまだWi-Fi オフロードが注目されているのか、キャリアグレードWi-Fiなるものは出来るのか、興味のネタは尽きない。


2014-10-20 帰国鮨

_ [] 帰国鮨

  米国西海岸と違って、今回の出張では和食は一切食べるチャンスがなかった。というわけで、当然のごとく夕方日本にもどって、会社で仕事をしたあと帰宅前に鮨屋で知人と夕飯。

  なんだかんだ、やはり日本のお鮨がその字のごとく旨い。本当は、お酒もがっつり飲みたいとこだけど、出張前に塩漬けにしたボラ子の様子見もしないといけないので、そこそこに切り上げて帰宅。

  ボラ子は、そこそこにうまく水抜けしているみたいので、明日まで常温に放置して、あしたから塩抜き工程に入る予定。今年は、色も形も良いのが入手できなかったけど、それでも1kgはあるので、まぁじっくりと楽しめるだろう。


2014-10-21 時差解消

_ [仕事][] 時差解消

  どうせ時差ボケで早朝に目が覚めるとおもっていたら、珍しく昨夜はぐっすりと睡眠をとれた。こんなに、すんなり時差ボケ解消出来たのは、実に久しぶりで気分が良い。

  というわけで、今日は午前中の取引先等での技術的な打ち合わせからスタートして、新規案件の打ち合わせなど5つの訪問。それにしても、プラットフォームに対する考え方は、人に寄って随分違うというのをつくづく感じる。

  某公募案件の採択結果などをみていても、所詮プロダクトアウトとか、最近流行りのものの後追い的なものが多くて、イノベーションを感じるものがない。

  結局、いまの日本を塞いでるのは、保身とプライドではないだろうか?社会の中にあって、なすべきことは何かというようなスタンスで、ミッシングプレイスを埋める挑戦をするのがベンチャーだと思うんだけど、そういう発想の人にあまり出会えていない....

 こういう青臭い事を言ってるからいけないのかな....

  今夜は、Draft3.0承認後最初の11aiのテレカンだったのだけど、こちらも思ったより良いスタートだった。


2014-10-22 湘南

_ [] 湘南

  今日の午前中は、SFCで打ち合わせで、乗り換えが嫌なので、辻堂経由で行く事にした。大分前から辻堂駅の北口は、再開発が進んでいたけど、今日降りてみたら、さらに再開発されていて、まったく昔の面影が無い。

  バスで、SFCに移動して、打ち合わせをしたあと、帰りは湘南台から小田急線で都内に戻ったのだが、そもそもSFCは、湘南なのか?と疑ってしまう。

  ちょうど、この前ラジオかなにかで流れてきたのだが、湘南とは何処から何処までかというアンケートの答えで、圧倒的に多かったのは、葉山〜茅ヶ崎だそうだ。でも、これは海沿いの話しで、では内陸はどこまでが湘南のイメージなんだろう?

  僕の勝手なイメージは、茅ヶ崎から藤沢あたりは、東海道線の海側で、鵠沼から鎌倉までは、モノレールと江の電の海側って感じなので、SFCは湘南じゃない。

  こんなことを書くと、僕の周りにいるSFC関係者の皆さんに怒られるかな。


2014-10-23 電波な日

_ [仕事][電波] 電波な日

  今日は、午前中は開発中の920MHzの無線装置のデモと打ち合わせ、午後からはワイヤレス技術セミナーという、ワイヤレスな一日。

  午後のセミナーは、3年ほどまえから行っているIEEE802を中心としたもの。今日はIEEE802.11ax,ai,ah及びIEEE802.15.3dについて、いつもIEEE802の標準化で顔を合わせているメンバーが講演。

  ぼくの担当のIEEE802.11aiも、Draft3.0が承認されて、機能的にはほぼステーブルになっているので、ちょうど良い。

それにしても、決してお安くはない有料セミナーなんだけど、90人も聴講者が集まっていて、この分野への興味が高いことが判る。

  後援会のあとは、元同僚やWi-Fi Allianceでご一緒している某社の知人らと、神田で懇親会。なかなかに、濃い話しで面白かった。


2014-10-24 デザイナーズ

_ [仕事] デザイナーズ

  今日のスタートは、インダストリーデザインのチームとのテレカンから。もう、中に入るものとか関係なくデザインからスタートするのて、かなり面白いのが出てくる。

  ライフスタイル、マーケットトレンド、ユースケースからでてくるアイデアは、それなりに魅力的でワクワクする。

  ところが、僕の中にはもう実装の部品だったりのイメージが有りすぎる。なので、ついついてうーんこれだと実装が出来ないんじゃないかとか、コストが上がりすぎるんじゃないかとかになってしまう。

  本来なら、実装はあとで、デザインを壊さずにどう実装するかが、エンジニアリングなわけだけど、この辺りのバランスが難しい。

  夜は、久しぶりに山梨に戻る。


2014-10-25 Antique glass

_ [MISC] Antique glass

  僕は、所謂コレクター趣味はあまりないので、基本的に珍品、お宝の類いは持っていない。ただ、短波の受信機とかもそうだけど、生活の中で使える古くても良いデザインのものには物欲が湧く。

  たまたま、数年前に香港の骨董店でアンティークのカクテルグラスを見つけてから、いくつか手に入れてみた。

  昨年ブリュッセルで、アンティーククラスを専門に扱っているお店を見つけたんだけど、先々週にまたそこに行くチャンスができた。というわけで、悩んだ結果2種類のグラスを手に入れてきた。

  怖いので、ハンドキャリーで丁寧に持って帰って来たのだけど、なかなか開封する時間がなかった。今日、やっと山梨にもどって、落ち着いたので開封して、無事を確認し、水洗いした。

   さてさて、あとはこれに何を入れて飲むかだ。

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2014-10-26 XP

_ [NPO][PC] XP

  今日は、恒例のNPO法人の会計担当な一日。というわけで、朝から会計ソフトを使って、仕訳入力などをして、決算書を作成。

  NPOの会計には、市販の公益法人用のパッケージソフトを使っているのだが、これがXPの時代に導入したもの。PCは、やはり最初に導入したThinkPadで、液晶が一部壊れたので、数年前に買い替えた。ところが、買い替えたPCは、Vistaで会計ソフトは、Vistaに対応していない。

  というわけで、この作業だけは、古いXPなPCにモニターとしてTVをつないで行っている。 ただし、流石ににウィルスとかが怖いので、ネットには接続しないスタンドアローンな環境。

  さすがに職業柄、一年に一度とはいえこういう痛い環境で作業するのは、とても苦痛。なので、落ち着いたらなんとかせねばならない。

  さらに、 NPOのほうはサーバーも死んだままなので、こちらもの移行作業もあるんたが...

  それでも、なんとか会計処理は、終わった。


2014-10-27 定期異動

_ [仕事] 定期異動

  夕方、いくつかの打ち合わせのあと、通り道にある某官庁を訪問。いくつかの案件の報告をと思い、アポ無しで何人かの席を回ったら、珍しく皆さん在席していたので、とても助かった。

  それにしても、霞ヶ関の人は、定期的に異動するので、ある意味ではいつも新鮮だったりする。まぁ、この定期異動が、制度設計や実行の継続性に良くない場合も多々有るので、賛否両論ではあるけど...

  それでも、おもしろいもので、ある時期に何かの案件で一緒にそれなりに仕事をした人とは、また別の部署にいっても、何かご一緒にという気持ちになるのが嬉しい。

  今日は、とある高級官僚の方に久しぶりにお会いしたら、まったく別のフィールドで僕が社外取締役をしている会社の話題になったりもあって、なかなか楽しい再会だった。今度は、そっちのフィールドでも、なにか寄与できたら良いなぁと漠然と思ったものだ。


2014-10-28 革命経験者

_ [仕事] 革命経験者

  午前中は、Wi-FILS推進協議会の定期会合。今日は、旧知の研究者であり、起業家である方がプレゼンをしてくれた。僕は、もともとかなり中身を知っているので、特に新しい話しではないが、まあ新鮮に聞こえる人には聞こえるだろう。この案件の大変さは、僕は経験済みなのだが、たぶんそれを議論しても出口は見えないだろう。ただ、その挑戦を続ける姿勢は、尊敬すべきことだ。

  今日の午後の三つの打ち合わせは、いずれも建設的で、久しぶりに楽しいミーテイングの連続だった。特に、旧知のインターネット業界の人との打ち合わせは、もの凄く理解が早いというか、共振していることを感じれた。

  彼らは、パソコン通信から商用インターネットのスタート、インターネットの黎明期に、そのど真ん中にいた。つまり、情報革命のまさに当時者で、言わば革命経験者だ。

  最近のシリコンバレーからのスタートアップやメーカーズブームは、僕の中ではビットバレーなどが加熱した頃のデジャブで、それはとても一過性が強いとともに、表層的に見えている。

  一方で、インターネットのもたらした情報革命の当事者達は、もっと本質的な社会変化を創出していた強者感がある。いま毎日のように入ってくる、クールで新しいように見えるイノベーション的なものの多くは、結構類型化できてしまうものが多い。それに対して、インターネットの創成の背景には、もっと本質的なEnd to End、水平分離、自律分散といった、旧来の概念を破戒する哲学というかボリシーが前面にあった。

  Wi-Fiにしても、今朝のWi-FILSの会議でも発言したけど、そのイノベーションの本質は、世界でほぼ共通なISMバンドで通信をしたということだ。つまり、誰も通信には使えないという見方をしていた、不特定多数との共用帯域で通信をすることで、免許不要な自営通信という自由を手に入れた事だ。

  残念なことに、こういう大きな根本的な変化点を知らないと、その後に沢山現れる応用の表層的な部分を技術革新と思ってしまう人も多いようだ。

  イノベーションとは、技術革新のことではなくて、フレームの転換だというのは、多くの人が述べているけど、この辺りを理解するのは、なかなか難しいのかもしれない。結局、多くの人は本質よりも、目に見える事象に、答えを見いだそうとするのだろう。

  こんなことを、つらつらと書いていたら、なんだか般若心経を思い出した。


2014-10-29 出願書類

_ [仕事] 出願書類

  昨夜というか今朝のテレカンのあと、資料作りをしたうえ、今日は朝から幕張まで移動だったので、ちょっと寝不足。

  そんな寝不足頭で、出願書類のレビューをしようと思ったけど、流石にあの独特の文章をレビューするのはかなり辛くて、途中でギブ。

  法律文章は、確か平文で読みやすくしようという改訂が進められているばすなんだけど、特許の出願文章は、なんでいつまでたってもこのスタイルなんだろう。

  図版の分離とかタグ付けにしても、なんか昔の和文タイプ時代の名残なフォーマットな気がする。いまや、グラフィックな記述は、全部電子的に統合して出来るんだから、もう少し読みやすいフォーマットにならないだろうか?

  午前中の打ち合わせは、本来の報告事項ではない範囲の事のほうが、クライアントに受けたようで、まぁそれはそれで喜ばしいのかも。

  午後事務所にもどって、テレカンをしたあと、ひたすらデスクワーク。最近、まじめにデスクワークしている時間が取れているのが嬉しい。特に、夜は、小さな事務所に1人だと、かなり集中できるので効率が良い。

  ここにきて、周りとの連携がかなり具体的になってきて、来月の企画も期待できそうな感じが、スタッフからヒシヒシと伝わって来ているのも、嬉しいことだ。


2014-10-30 新型うつ

_ [MISC] 新型うつ

  今日の夜は、久しぶりに大変お世話になっている方が主催するサロンに参加。新規事業の紹介を講演がてらさせていただいた。

  といっても、僕は前座で、メインは横浜相原病院の吉田医院長による講演。吉田先生は、産業医として「職場うつからの生還」などの著書がある。

  業界のせいなのか、僕の周りに結構うつ病により、長期に職場を離れている人が多い。残念ながら僕は、そういう人に対して、適切な対応がどういうものなのか、今ひとつ自分なりの行動指針的なものを見つけきれてない。

  そんななか、今日の講演はとても参考になった。とくに、いわゆる昔からのうつ病と、近年の新型うつというのの違いは、とても合点がいった。実際に、僕の周りにいる人は、新型うつという特長を有しているようだ。

  大事な事はうつ病は誰でもなりえるが、治る病気であること。ただし、それには時間がかかるし、再発も少なくないという、とても基本的な事を、認識することがスタートなのだう。


2014-10-31 グローバル化とオリジナリティ

_ [仕事][MISC] グローバル化とオリジナリティ

  IEEE802.11 Interimに向けて、夕方成田からLAに移動。ハローウィンということで、成田のアメリカンのラウンジの入り口には、小さなランタンの飾りと、キャンディが置いてあった。でも、それ以外は、とくに派手なデコレーションもなく、受付のスタッフも残念ながら仮装なんぞしていない。むしろ、ここのラウンジは日本テイストを前面に出しているので、室内は落ち着いた雰囲気だ。

  ロスに到着して、トーランスで知財関係の打ち合わせをしたあと、夕方前にもうひとつ打ち合わせ。途中でT-Mobileでプリペイドカードの更新をしたり、スタバによったりはしたけど、そこらじゅうどんちゃん騒ぎのハロウィーンという感じではない。

  一方で、日本からはSNSなどに渋谷の街の様子とかが投稿されているけど、かなりの賑わいのようだ。まぁ、こちらでも子供のいる家は、夕方ご近所周りをしたりするみたいだし、ダウンタウンのクラブなんかは、それなりに賑やかなんだろうろど、日本のどんちゃん騒ぎとはちょっと違うようだ。日本の最近のハロウィーン騒ぎは、どんな背景で何を模して仕掛けられたのか、ちょっと不思議な感じがする。

  日本は、昔からいろいろな国の文化や文明を、うまく取り入れて日本式にしていることは多々有るが、それは単純に異文化をコピーしているわけではなかったと思う。つまり、異文化を受け入れても揺らがない日本の文化基盤があったからこそ、そこに他国の文化や文明をとりいれて昇華させることをして来たと僕は思っている。

  ところが、このハローウイーンじゃないけど、最近流行りのグローバル化云々っていうのは、どうも主体が無く、ただ単純にグローバリズムという名の下に他国での流行をコピーすることになっているような気がする。

  僕の関係する世界でも、最近の起業家支援、ファボラボ、メーカーズ、ソーシャルファウンディングとかは、もうどうみても事象的な事の丸コピーに見えてしょうがない。

  思うに、グローバリズムっていうのは、流行りものの輸入やコピーじゃなくて、独創的なコアがあって、それを世界という市場にどう打ち出して行くかということじゃないのだろうか?

  本当のグローバル戦略というのは、オリジンは、日本でもアメリカでもどこでも良くて、世界規模で市場や社会課題を捉えて、そこにアプローチすることじゃないだろうか?

  もっと、グローバルな人材をとか、グローバル戦略をもったベンチャー起業促進をとか言ってるけど、コアコンピタンスのオリジナリティが無かったら意味がないんじゃないだろうか?

  この前、ネットの記事に、カジノ解禁をするなら、マカオやラスベガスの真似をするんじゃなくて、日本古来の手本引きとか丁半などの賭場を、純日本旅館で開帳させて、入場者には和服を着せるという記事があったけど、まさにそれこそグローバル化だ。そういう意味では、寿司や日本式ラーメンなんていうのも、グローバル化の成功事例だ。

  一方で、今日はLAの空港で、修学旅行の高校生が沢山パスポートコントロールに並んでいて、列の整理をするのに、空港職員が引率の先生に、全部で何人生徒がいるの?って聞いたら、そんな簡単なというかシンプルな英語の質問にも、先生は対応できなかったのを目の当たりにした。

  こういうのを見ると、オリジナリティ云々がなくても、まずは外国なれさせよう、英語教育をさせてようという意見が出てくるのもわからなくはない。でも、英語が出来るようになっても、オリジンがなければ、何も伝えるものが無いよねと思うのだ。

  話しは違うけど、ハローウィン騒ぎをしている若い子達は、初午のお祭りや、はな祭りなんていうのは、きっと知らないんだろうな。僕は、花柳界育ちだから特殊なのかもしれないけど、子供の頃の初午やはな祭りで、やはりお菓子をもらったりするは、楽しかったなぁとふと思い出した。


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