朝、チェックポイントチャーリーまで歩いて、旧東ドイツ側もちょっとだけお散歩。昼前にホテルを出て、パリ経由の帰国の途についた。今回の出張では、はじめて羽田でWi-Fiルーターを借りてみた。普段アメリカで使ってるモノと同じZTEの製品なんだけど、サービスエリア的にまだ3Gの範囲が狭いようで、思ったより使えなかった。価格的には、ドコモのOne Dayパケと変わらないので、これだったら今後ははテザリングで充分かもしれない。
そもそも、僕が参加する会議の会場やホテルは、当然ながらWi-Fiがあるし、空港のラウンジにもあるし、これを書いているのもSky Wi-Fiという飛行機内のサービスだから、自前で携帯回線に接続する事も減って来ている。
時に、Wi-Fiという呼称が出来る以前から無線LANに関わって来た人間としては、このまま携帯の高速化が進んだ時に、いまのような適度な棲み分けが続くのかはちょっと気になっている。
一昨日キックオフした新しい研究プロジェクトも、いつのまにか枕詞に「5G」というのが付いて、とにもかくにも某方面では「5G」がバズワードとなっている。その「5G」でも、まだオフロードとかが重要なのだろうか?
ところで、僕は研究テーマにバスワード入れるな派だったんだけど、最近は仕事も研究もバズワードに埋もれている。だからといって、けっして、世の中に迎合する日和った自分になったわけじゃない。ただ、これって自分のオリジナリティや革新性が失われていることに他ならないという危機感はある。
はたして、三年後に次世代携帯の事を、世の中がなんと呼んでいるのか、その時にもまだWi-Fi オフロードが注目されているのか、キャリアグレードWi-Fiなるものは出来るのか、興味のネタは尽きない。